横浜市にはいろいろな「中華料理」のお店がありますよね。
中華街の豪華絢爛な高級店からお手軽な食べ歩き店、味のある内装が歴史を感じさせる町中華、そしてニューカマー中国人の方が経営する日本人におもねらない「ガチ中華」と呼ばれる世界。
今回紹介するのは、京急鶴見駅の東口を出てすぐ、居酒屋風の店内で福建料理をいただける隠れた名店「麦作」さんです!

「寿司処 祭」さんの後に開店された「鶏白湯らぁ麺 関羽」さんが業態を変更されて開店した、このお店。
店内はお寿司屋さん時代を彷彿とさせるカウンター席とテーブル席で、ご夫婦らしい2人で切り盛りされています。
メニューは本格的な福建小吃が色々ある中で、今回は一気に2種類の味を楽しめる満腹ランチセット(1000円)にしてみました。

ちなみに、カウンターの上には「のり豚肉焼きパン」(350円)なるパンのようなものが。
これは見ているだけで食欲をそそるテリテリ加減で、実に気になりますねぇ。

◆満腹ランチセット(1000円)
★拌面(単品380円)
拌面(バンメン)は、混ぜて食べる麺料理のこと。中国人の友人に言わせると「油そば」も立派な「拌面」だとのこと。
横浜には、古くから営業されている町中華でも「バンメン」を出されていますが、お店によって使う材料もレシピもさまざまなお料理です。

こちらの「拌面」は福建省の名物軽食で、ピーナッツだれと醤油だれをよく混ぜて頂きます。
醤油は日本の醤油ではなく、老抽と呼ばれる甘いたまり醤油で、しっかりしたコクがあります。

よくよく混ぜて食べると、麺がものすごくもっちりしていて、これは美味しい!
こってりした甘みと濃厚な香りのピーナツソース、テロッと甘くてお口の中に旨味が広がるたまり醤油の味わいで、これはいくらでも食べられてしまいそうな美味しさです。

★ワンタン(単品680円)
日本でもお馴染みのお料理、ワンタン。
「雲を呑む」とはまた言い得て妙なり。詩の世界に生きてきた当時の中国人の芸術性があらわれたネーミングだと思います。

見るからに優しいスープは、出汁も塩味も優しくて身体にスススッと染み込んでいきます。
かと思えば、茶色いツブツブがしっかり入っていますが、これは実はニンニク。
優しい味わいの中に強烈な香りと味わいで変化球をつけてくる、油断の出来ない美味しさです。

ワンタンはたくさん入っており、つるっつるで薄めの皮が美しいですねぇ。
中には豚肉のアンがしっかり入っていますが、これがまたムチムチとしており、食感もよく、素材の味わいもしっかりです。

前述したように「雲を呑む」という表現がなされるワンタンは、その皮を味わう事こそが真骨頂。
透き通るような美しい皮に、流れるような口当たりはまさにワンタンの真髄と呼ぶにふさわしいものと思います。

◆◇◆後記◆◇◆
このワンタンは、途中からお酢を入れて食べることをオススメされます。
お酢を入れると、全く別物になるので気になる方は先にレンゲにスープをすくって、そこにお酢をたらして試してみるのがよいでしょう。
このお店は、実に優しく、身体が喜びそうな味わい。
コテコテ・マシマシ・ギトギトがお好きな方には物足りないかとは思いますが、ボトルキープの瓶がたくさん並んでいる事からも人気店である事は間違いないようです。
京急鶴見駅前の「麦作」さん、激辛や揚げ物に飽きた「優しいガチ中華」を求める方にはオススメなお店です。
お試しを!
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい
【みうけんさんおススメの本もどうぞ】
※食べログでは表示されません
★☆食べログもごひいきに願います☆★
麦作 (中華菓子 / 京急鶴見駅、鶴見駅、国道駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5