お肉が好きな方であれば、誰もが憧れる「生肉」の世界。焼いたお肉や煮込んだお肉ももちろん美味しいですが、あの野生味のあふれる生肉の美味しさは、特にコアなファンが愛してやまないところ。
今回、元気な若手くんが「とにかく生肉を!」とせがむので、やって来ましたのは横浜駅のきた西口。
鶴屋橋を渡ってすぐ右に入ったところの「CRANE YOKOHAMA」ビルとなります。

このお店は中華・イタリアン・ライブバーなどグルメなお店がいろいろと入るテナントビルですが、今回目指すのは3階にある「葵屋」さん。
横浜駅からも近い上に海鮮や肉料理、もつ鍋や揚げ物系など、いろいろなお料理を幅広く揃えておきながら、ビルの3階にあるので知る人ぞ知る穴場なお店となっているのです。

では、さっそくワクワクしながらエレベータで3階へ。
3階に上がってすぐ左手に見えてくるのが「葵屋」さんへの入り口です。

今回は予約していたので、4人がけの個室に案内して頂きました。
このお店は個室も完備されており、他にも掘りゴタツ席やカウンター席も揃っているのが利用しやすいですし、注文は近ごろ流行りのQRコード方式なので、大きな声で「すいませえーーーん!」しなくて良いのは助かります。

さて、前置きがずいぶんと長くなってしまいましたが、今回のお目当ては生肉。
メニューには「至高の肉料理」というカテゴリがあり、まぁ〜真っ赤なお肉がズラリ。
どれを食べようか、大いに悩むところですねぇ。

とりあえずのお通しはコンニャクとチクワの煮付けですが、オジさんとしてはホッとする内容です。
輪切りの鷹の爪が入っており、ピリ辛な味わいなのでドリンクが進むこと進むこと!

◆馬赤身刺し(980円)
熊本名物だそうです。厳選された赤身は、旨味もしっかり、量もしっかり。
脂身の甘みもよいですが、赤身ならではの味わいの深さは見逃せなかったところ。

醤油にもこだわっており、トロッと甘い醤油なので馬刺しの旨味をよく引き立ててくれています。
実に新鮮で臭みもまったくなく、絹を噛んでいるかのような繊細な歯応えと、噛むごとにお口に広がる深い旨味はさすがで、若手くんもご満悦のもよう。

◆桜肉のユッケ仕立て(950円)
シンプルに刺身を楽しんだ後は、旨辛タレと卵黄を効かせたユッケ仕立てにて。
ユッケは韓国語で「肉の刺身」(正確には肉の膾=ナマス)という意味で、日本ではなかなかお目にかかれなくなってしまいましたが、かろうじて馬肉で楽しむことができますよね。

濃厚でプリンとした卵黄をビシッと割って、ザザッとほぐして混ぜ合わせる瞬間がたまりません。
コチュジャンを効かせたピリ辛なタレに甘くて濃密な卵黄がからんで、もう見るからにトロットロアマッアマです。

こちらはよりガッツがあふれる味わいで、馬刺しに続いて若手くん大絶賛です。
お肉も軟らかくて、噛み締めるたびにお口の中がパラダイス。
お酒ももちろん進む味わいですが、さすがは食欲旺盛な若手くんが緊急注文したのは、何かというと。

◆ご飯セット(280円)
いきなりシメに走って、一同は大爆笑。若いっていいなぁ!
しかし、このご飯が予想以上にツヤツヤで美味しそうで、結局は全員が注文していました。
真っ白いご飯の尊さは、お釈迦様の遺骨にちなんで「舎利」と呼ばれるほど。
キラキラ輝く純白の宝石に、真っ赤で旨味あふれる宝石を合わせて、もはや「味の紅白歌合戦」です。

◆秘伝の手羽先(5本880円)
10本だと1480円で、ビールによく合う逸品です。名古屋の名物ですね!
名古屋の有名店で食べた時は真っ黒になるまでコショウがかかっていたけれど、こちらの手羽先はちょうど良いアンバイ。

カリッと揚がった手羽先にはしっかりと下味がついており、それだけでもご馳走です。
それ以上に、トロテリな甘辛ダレと程よく効かせたコショウのバランスが実によく、カリッとムッチリな食感も嬉しくて、いっくらでも食べられてしまう逸品でした。

◆炙り牛肉の手巻き飯(780円)
しっかりとサシの入ったお高い和牛を、肉寿司ならぬ「手巻き飯」でいただく逸品。
3つで780円は・・・ちょっとコスパが良すぎて、赤字になっていないか心配になってしまうほど。
海苔パリッパリ、お肉とろっとろ! これは大変です。お口の中がシアワセすぎます!
甘いお肉にワサビがキリッと効いて、思ったほどしつこくないのもよく考えられているなぁと思うし、ほのかに温かなご飯でお肉の脂が溶け出して、さらにご飯に染み込んで、これは絶品すぎる美味しさ。
お肉が好きならば是非とも試して頂きたい逸品です。

◆ローストビーフタワー 〜ウニソースがけ〜(Mサイズ2980円)
Sサイズであれば1980円。濃厚な卵黄が上に乗り、さらにウニソースをかける逸品。
なんだかモノスゴイやつがやってきて、若手くん大興奮です。肉好きには夢の世界ですよね。

中はどっしりポテトサラダですが、ここまで高く積み上げるのはまさに芸術の域に達していますね。
この卵黄をブシッと割ると、まるで火山の溶岩のように黄身が流れ出して、みんなでついつい動画を撮ってしまうほどの楽しさ。

ウニソースは実に濃厚です。しっかりとウニの風味を感じて、これまたご飯に合いそう。
ローストビーフはホースラディッシュを合わせたりしますが、ウニソースは珍しいですね。
今回はウニが苦手なメンバーもいたので、上からかけずに好きな人はご自由につけてください! な方式にしました。

卵黄をからめて、ウニソースにチョンチョンしてパクリ。ううーーむ、この組み合わせを考えた方は天才すぎます!
ローストビーフそのものもしっとりとしており、ギュッギュッと噛むたびに赤身の旨味がお口にジャンジャン広がっていきます。
まさに旨味の衝撃波! そこに卵黄の甘みとウニソースのコクもしっかり合わさって、筆舌に尽くしがたい美味しさでした。

◆◇◆後記◆◇◆
ここ横浜駅きた西口「葵屋」さんは、お肉料理の他にも海鮮やもつ鍋など、いろいろなメニューが楽しめるお店。
お酒の種類も豊富でスタッフさんもニコニコされており、実に利用しやすいお店です。

店内も明るく、カウンターやテーブル席、個室などがそろっており、少人数から大人数まで広く利用できるお店。
お値段もリーズナブルで、個人的にお気に入りのお店にランクインしているお店でもあります。

横浜で美味しいものが集まる鶴屋町。
お肉も、お魚も、お鍋も、揚げ物も、ワンランク上を求めるならば「葵屋」さんはオススメのお店です。
お試しを!
再訪希望値:★★★ 是非とも行きたい
【みうけんさんおススメの本もどうぞ】
※食べログでは表示されません
★☆食べログもごひいきに願います☆★
葵屋 横浜鶴屋町店 (居酒屋 / 横浜駅、神奈川駅、新高島駅)
夜総合点★★★★☆ 4.2