
今回は、1980年代と思われる中国人民解放軍試作コンバットユニフォームを分析します。
旧ソ連やアメリカの影響を受けていない、ある意味人民解放軍オリジナルのデザインが特徴です。
面白い特徴もありました!
まさかのデッドストックですよ!
目次
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1 中国人民解放軍試作コンバットユニフォーム(オリーブグリーン)とは?


太平洋戦争後の1949年に中華人民共和国として建国した中国。
(そもそも戦争中の中国共産党はずっと山奥に籠っていて日本軍とは公式的に戦争していませんし、健国は終戦後なので、戦勝国とは言えないはずのですが…。)
以来、共産党の軍隊といえる人民解放軍の軍服として長らく人民服を装備していました。
中国軍人民服(例)
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建国当時から1970年代まで使用されていましたね。
(諸説あり。)
それでも朝鮮戦争、ベトナム戦争を経て、アメリカ軍の先進的な装備を目の当たりにした人民解放軍は、1970年代後半から装備の改変に乗り出します。
そしていくつか試作品が製造されました。
今回のモデルは、その一種で、それまでの人民服とは大きくデザインが違っているのが特徴です。
意外に斬新なデザインに驚きました!
さてさて、それはどんなコンバットユニフォームなのでしょうか?
今回は、コアな人民解放軍装備マニアのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
ジャケット
前面
左右非対称なデザインですね。

背面

前面裏側
内ポケットはありません。

襟周りレイアウト

開襟状態

前合わせはジッパーとダットファスナーです。

エポレット
テーパーなしのクサビ型
ボタンで開閉。

右胸ポケット
ジッパーで開閉。

ジッパーは人民解放軍の刻印あり。

左胸ポケット
マジックテープで開閉。
ポケットフラップの向かって左端は縫い付けられていますね。


腰ポケット
こちらもマジックテープで開閉。


背面のヨークに通気孔等はありません。
これは飾りですね。

裾のドローコード
一本のループで、引っ張って結び長さを調整します。
旧ソ連軍/ロシア軍に多かった処理ですね。

袖ポケット
マジックテープで開閉。


袖
僅かにテーパー付。
二本のループは、部隊章を取り付けるためのもの。


袖口のドローコード
こちらも裾と同じですね。

トラウザーズ
前面
こちらは左右対称っデザインです。

背面

前面裏側

背面裏側

前合わせはボタンのみ。

前合わせ頂部のボタン(大)
マホガニーブラウンのプラスティック製。

前合わせ他のボタン(小)
イギリス軍に似た皿型
こちらもマホガニーブラウンのプラスティック製。

左側面レイアウト

腰スラントポケット
ポケット口にはRが付いています。

ヒップポケット
マジックテープで開閉。


裾
ドローコードを内蔵。

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3 その特徴とは?
生地はオリーブグリーンに染められたコットン/ポリエステルのツイルで、薄く肌触りが良いです。
どちらかというと通気性を重視しているようで、防風性能は抑えられていますね。
デザインは、エポレット付き、胸ポケット×2、腰ポケット×2、右袖ポケットなのですが、右胸ポケットは垂直のジッパーで開閉します。
一方トラウザーズは、腰ポケット×2、ヒップポケット×2で、とてもシンプルです。
全体的な縫製は、一見丁寧に見えますが、外から見えないところは雑で手を抜いている中国人民解放軍スタンダードな仕立てです。
4 製造とサイズのデータです!
製造・契約年度 1980年代
製造場所 中国
契約会社 中国
製造会社 〃
材 質 コットン
ポリエステル
表記サイズ なし
(日本人のL〜XL)
各部のサイズ(平置)
ジャケット
着丈 約73cm
肩幅 約49cm
身幅 約62cm
袖丈 約62cm
トラウザーズ
ウエスト 約50cm
着丈 約110cm
股上 約34cm
股下 約78cm
裾幅 約24cm
状 態 デッドストック
官民区分 官給品
(試作品?)
入手場所 名古屋の専門店
入手難易度 3(困難)
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5 まとめ
1980年代…といえば、すでに旧ソ連軍によるアフガン侵攻が始まっていて、新型戦闘服であるアフガンカが支給されていました。
その影響で旧東側諸国も挙ってアフガンカに類似したユニフォームを採用していましたね。
でも中国人民解放軍では、全く違ったコンセプトのユニフォームを開発していたようです。
今回のモデルもその一つで、人民解放軍の近代化に向けた取り組み(旧ソ連に追随しない)のひとつだったのかもしれませんね。


それはともかく、今回モデルはやはり入手困難品です。
私も懇意にしてたミリタリーショップにたまたま一着在庫していて、偶然(半強制的に?)購入したに過ぎません。
(以来全く遭遇したことがありません!)
そもそもあまり知られていないユニフォームなので、よもや探している方はいないとは思います。
それでも入手したいあなたは、やはり国内外のオークションサイトにキーワードを登録して待ってみましょう。
私は、存在は不明ですが寒候期用のフィールドジャケットを探してみたいと思います。
今回は、中国人民解放軍の試作コンバットユニフォームを分析しました。
いやー軍装品って、本当の面白いですね。
それではまた、次回をお楽しみに!
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参考:他の中国人民解放軍装備に関する記事はこちらです。
各国軍の単色衣類に関する記事はこちらです。⬇︎
✳︎ ✳︎ ✳︎
読んでいただき、ありがとうございました。
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