胆管炎で入院していた90歳になる重彦さんが、昨日退院
されました。
この重彦さんはお元気な時は地域の世話役をやったり、相談役を
やったりした方で、近隣住民からしたら頼りになる存在の方でした。
そんな重彦さんが今回の入院で認知症を発症してしまいました。
こちらから何か話をしても的確な返答はできなくなっていました。
入院中は筋力も落ちてしまい、一時は全介助の状態になってしまった
との事でした。
そんな重彦さんにいくらでも元の生活に戻っていただきたく、
ケアマネさんが通所リハビリの利用を勧めました。

奥様も歩行もままならない状態では、家で介護するのも大変
なので、少しでも良くなるように通所リハビリの利用を希望
されました。
ところが当の本人は全然リハビリの必要性も感じていません。
奥様が
「こんな歩き方でこれからどうするんですか。」
と言ったら、その返事が
「ただいま無事に病院を退院してまいりました。」
って、まるで的外れの返事をされました。
皆が唖然としてしまいました。
こういう人ではなかった。
そして通所リハビリに関しては
「まだ自分の行くところではない。まだ早い。」
との事です。
もう御年90歳なんです。
でもご本人の気持ちはまだ60代なんです。
ケアマネさんもどのように勧めていったらいいのかわからなく
なったと言っていました。
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重彦さんは入院前までは要支援1にも満たない事業対象者でした。
だからケアマネさんは今あったばかりの知らない人で、他人が
何を言ってるんだと思っているとケアマネは言います。
今までの重彦さんならそんな事は言いません。
他人の話をちゃんと聞き、普通に常識ある人でしたから、
奥様も「こんな人じゃなかったのに。」と言っています。
とにかく自分が90歳になることは忘れています。
この間まで現役だったと思っています。
こんな重彦さんをこれからどのように在宅で支えていくのか、
課題は山積みです。
決定的な言葉に
「俺の事を年寄り扱いするな。」
ご本人は大真面目です。
でも奥様がボソッと
「90歳が年寄りじゃなかったら何歳からが年寄りなのよ。」
ケアマネさんもかける言葉を失っていました。
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