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♪ 日本古謡『さくらさくら』


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「桜」と名のつく曲はたくさんありますが、
唱歌『さくらさくら』は、
花見の季節には定番の日本の伝統曲で、
桜ソングの元祖です。
 
元々は、江戸時代に箏の練習用に作られた
曲のようです。
 
ほのぼのとした哀調の中にも、
明るさの漂う優雅で美しい純日本的筝歌です。
 
 

古謡(こよう)とは

「古謡」(こよう) とは、
古くからその土地に伝わる歌謡や、
神事・労働・遊戯などで歌われる
古い民謡を指します。
 
例えば、
「うさぎ」  (♪ 兎兎何見て跳ねる)、
「ほたるこい」(♪ ほほ蛍来い)
「かごめかごめ」
「あんたがたどこさ」
・・・などです。
 

さくらさくら

 
 さくらさくら
作詞作曲不詳
 
 さくら、さくら、野山も、里も、
 見渡すかぎり。
 霞か、雲か。朝日に、匂う。
 さくら、さくら、花ざかり。
 
 さくら、さくら、弥生の空は。
 見渡すかぎり、
 霞か、雲か。匂いぞ、いづる。
 いざや、いざや、見に行かん。
 
 
箏曲集


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「さくらさくら」は、
明治21(1888)年、東京音楽学校編纂の
五線譜による箏曲楽譜『箏曲集』に
掲載されたのが初出です。
 
 
この『箏曲集』全体は手ほどき曲を主体に
構成された箏の入門書的な曲集でした。
 
 
15曲掲載されていて
そのうちの4曲が新作、
後は江戸時代以来の既存曲で、
「さくらさくら」は
その第2曲目として「櫻」と題され、
この時、今もなお愛唱されている歌詩
「桜さくら弥生の空は・・・」がつけられました。
 
江戸時代の箏の手ほどき曲
曲そのものはもっと古く、
元々は、江戸時代の『咲いた櫻』という題の
(こと) の手ほどき曲でした。
 
咲いた櫻
 さいたさくら、花見て戻る
 吉野はさくら。
 竜田はもみじ。
 唐崎の松。
 ときわときわ。深緑
 
『咲いた櫻』は、桜のお花見だけではなく、
もみじ狩りから松まで入ってますね。
 
替え歌として全国に広まる
明るく歌いやすい曲だったことから、
「桜」を元歌に様々な歌詞をつけて楽しむ
子供達の遊び歌(替え歌)に転用されたり、
わらべ唄のような形で全国的に歌われるように
なっていきました。
 
世界にも広まる
ほのぼのとした中に物悲しさを感じさせる
優雅で哀調やるせないメロディーは、
日本にとどまらず海外でも親しまれました。
 
日本を象徴し、日本を代表する曲として
国際的な場面でも演奏されたり
歌われることも多く、
海外では日本の国歌のように思われています。
 
 
イタリアの歌劇作者ジャコモ・プッチーニが
1904年初演の歌劇
『マダム・バタフライ(蝶々夫人)』の
第1幕・結婚式のシーンで
この曲を使ったことは余りも有名ですね。
このことにより、『荒城の月』と並んで
欧米人によく知られている歌になり、
日本の代表曲の一つになりました。
 
 


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その『蝶々夫人』の初演より
10年も前の1894年に
ドイツの有名な楽譜出版社
「ブライトコプフ・ウント・ヘルテル」社から
ピアノ曲《SAKURA》を出版した人物が
いました。
東京音楽学校のお雇い教師として
明治21(1888)年にオーストリアから来日した
ルドルフ・ディットリヒです。
 
彼は『箏曲集』の《桜》を基に
『6つの日本民謡』と題したピアノ曲集の
第3曲目とした。
 
 
 
明治23(1890)年にオーストリアから来日した
フルート奏者のアドルフ・テルシャックも
『箏曲集』の「桜」を基に
フルートとピアノで御前演奏をしています。
 
 
ドミトリー・カバレフスキーの1969年の
ピアノ独奏曲《日本民謡による変奏曲》なども
外国人の心も魅了しています。
 


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文部省唱歌に
 
『さくらさくら』が
文部省唱歌として登場するのは、
昭和16(1941)年発刊の国民学校音楽教科書
『ウタノホン(下)』(第二学年用)に
『さくらさくら』という題で収載された時が
始めてでした。
 
その際、子供が歌いやすい歌詞に変えられて
登場しています。
歌詞を変更した理由については、
『国民学校芸能科音楽2年うたの本教師用書』に
「古謡は、可成り語句がむづかしく、
 この程度の児童には難解である為、
 その精神を採り入れて、
 替歌としたものである。」という説明が
付されています。
 
具体的には「匂いぞいづる」とか
「いざやいざや」などは
日常で使わない難しい言葉だというのです。
 
そして「弥生の空は」は「野山も里も」に、
「匂いぞいづる」は「朝日に匂う」に、
「いざやいざや、見にゆかん」は
「さくらさくら、花ざかり」としました。
 
こうして『さくらさくら』には、
2種類の歌詩が出来上がってしまいました。
文部省は「野山も~」の方を選びましたが、
桜はやはり「弥生の空」の方が似合うと
「さくらさくら 弥生の空は・・・
 いざやいざや見にゆかん」という歌詞も
忘れ去られることなく歌い続けられました。
 
戦後の教育方針のそぐわない?
昭和22(1947)年、戦後初の教科書には
『さくらさくら』の歌は掲載されません
でした。
 
昭和16(1941)年に教科書に載った際の歌詞、
「さくら、さくら、
 野山も、里も、見渡すかぎり。
 霞か、雲か。朝日に、匂う。
 さくら、さくら、花ざかり。」の背景には
江戸時代の国学者の本居宣長の和歌
「敷島の 大和心をひと問はば
 朝日に匂う 山桜花」があり、
「朝日」は日本国を表し、
「匂う」は「美しい」「映える」の意味を指し、
最後の「さくらさくら」は
軍人が美しく散っていく様子を表していて、
これらは軍国・日本を強調し、
美化する意図が込められているから、
終戦直後の教育方針(民主化)にそぐわないと
判断されたためだそうです。
(こういう押しつけこそが
 民主主義にそぐわない!と思うのですが…)
 
1番・2番
しかしこの人気曲を放っておく訳もなく、
民間の出版社が自由に選曲する教材が
発行されるようになってからは、
いつも掲載されるようになりました。
 
ですがそうなると、
「野山も~」と「弥生の空は~」の
いずれの歌詞を選択するかという
問題が起こってしまいます。
 
その折衷案として1番を「野山も~」、
2番を「弥生の空は~」とするものが
多くなったそうです。
 
平成18(2006)年、文化庁と日本PTA全国協議会が
「日本の歌百選」に選定しました。
 



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