以下の内容はhttps://www.linderabell.com/entry/planet/plutoより取得しました。


2月18日は、20世紀を象徴する天体「冥王星」(めいおうせい)の日

 
2月18日は「冥王星の日」です。
1930年(昭和5年)のこの日、
米国の天文学者であるクライド・トンボーが
太陽系第9惑星「冥王星」を発見したことに
由来します。
 
 

冥王星の発見

1930(昭和5)年2月18日、
当時24歳の若き天文学者クライド・トンボーが
米ローウェル天文台で撮影された写真から、
「冥王星」(めいおうせい)を発見しました。

「冥王星」(めいおうせい)は、
姿こそは発見されていませんでしたが、
何か天体がある事は予想されていました。
「海王星」(かいおうせい) の影響以外にも、
「天王星」(てんのうせい) の運動に
乱れがあることから、
19世紀末には、たくさんの天文学者が、
「海王星」の外側に更に惑星があるのではと
考えていました。
 
トンボーは、師匠パーシバル・ローウェルの
予測に従って、
長年、第9惑星を探索し続けていました。
そして1930年、師匠のローウェルの予測通り、
双子座の中に15等星の星を見つけたのでした。
 
パーシバル・ローウェル
今日では殆ど忘れられていますが、
存命中は「火星人説」と「冥王星の予言」で
なかなかの有名人でした。
彼の主張は、その後の望遠鏡や探査機の
観測によって、間違っていることは
明らかになりましたが、SF小説や映画が
生まれるきっかけにはなりました。
ローウェルは、また1883年から10年に渡り
数回日本を訪れており、日本についての著作も数冊の書いたことでも知られています。
特に1888年に出版された
『極東の魂(The Soul of the Far East)』は
ラフカディオ・ハーンが日本を訪れるきっかけ
になったと言われています。
明治22(1889)年には能登半島の穴水町を訪れ
『NOTO』を執筆(日本語の作品名は
『NOTO-能登・人に知られぬ日本の辺境』)。
穴水町にはローウェルの碑が建てられ、
毎年「ローエル祭り」が行われています。

www.town.anamizu.lg.jp

 

「プルート」という名前

 
「冥王星」は15等星という暗さだったため、
暗黒の星として、
ギリシア神話の冥府の神・ハデスの呼称から
「プルート(PLUTO)」と名付けられました。
ハデスはギリシャ神話においては、
ゼウスの兄弟であり、光の届かない闇の世界である地下世界を支配する偉大な神です。
そんなことから、地下世界の神・ハデスと
太陽の光が最も届きづらい天体「冥王星」が
結びついたともされています。
「冥王星」が「死」や「再生」など、
恐ろしくも大きなテーマを司っているのは、
このハデスの影響でもあるのです。
 
また「PLUTO」の最初の「PL」は
パーシバル・ローウェル(Percival Lowell)の
頭文字が使われています。
 
また、「冥王星」の5つの衛星にも、
それぞれ冥界 (めいかい) に因んだ名前が
つけられています。
 
1.カロン
  死者の魂を載せて
  スティックス川を渡り、
  あの世に運ぶ船頭の名前
2.ヒドラ
  巨大な胴体と9つの首を持ち、
  1本の首を切り落としても、
  すぐにそこから
  新しい2本の首が生えてくる怪物
3.ニクス
  ギリシャ神話の夜の女神ニュクスより
4.ケルベロス
  冥界の番犬
5.スティクス
  ギリシア神話で地下を流れ、
  現世と冥界とを分けるとされる大河、
  または、それを神格化した女神
 

ミッキーの愛犬の「プルート」

 
他の惑星に比べ、最近(1930年)で、
しかも、米国人が発見した
唯一の惑星であったことから、
「冥王星」は米国で大人気となりました。
 
 
ディズニー映画のキャラクター、
ミッキーの愛犬の「プルート」は、
スクリーンデビュー作
『ミッキーの陽気な囚人』が公開されたのが、
「冥王星」が発見された
1930年の9月5日であったことから、
「プルート」と名付けられました。
 

 
ただ、この時点ではまだ「無名」で、
ミッキーのペットでもありませんでした。
次に出演した『ミッキーのピクニック』でも
ミニーのペットの「ローヴァ―」として
出演しています。
そして3作目となる『ミッキーの猟銃』で、
初めてミッキーのペット「プルート」として
出演することになりました。
 
プルートのプロフィール
 

和名「冥王星」

 
ローマ神話の冥界の王の名
「プルート(Pluto)」に
「冥王星」という和名をつけたのは、
英米文学者で星の民俗学者でもあった
野尻抱影(のじりほうえい)です。
 

 
抱影は、出版社勤務の傍ら、
星座や天文に関する啓蒙書や随筆を執筆し、
『星座巡礼』『日本の星』『日本星名辞典』
など多くの著作を残しました。
因みに、昭和を代表する時代小説家の
大佛次郎は抱影の実弟です。
 

 
抱影は、星の和名の収集研究で知られ、
各地で様々に呼ばれていた
星の和名(方言)900を収めた
『日本星名辞典』は、
現在、日本各地の科学館やプラネタリウムで
行われている星座やその伝説の解説に、
この抱影の著作が引用されることが
多いそうです。
 

 

準惑星に

平成18(2006)年8月にチェコのプラハで開かれた
「国際天文学連合
IAU (International Astronomical Union))」の
総会において「惑星」の定義が定められ、
冥王星は「準惑星」に分類されることに
なりました。
 
「準惑星」とは、太陽を公転し、
球体になるのに十分な質量を持ちながら、
周辺の他の天体を排除するほど
質量が大きくなく、
かつ「衛星」でないものです。
 

 
惑星の定義
1.太陽系の惑星とは、
  「太陽の周りを回り」
  「十分大きな質量を持つために
   自己重力が固体としての力よりも勝る結果  
   重力平衡形状(ほぼ球状)を持ち」
  「その軌道近くから他の天体を排除した」
  天体である。
 
2.太陽系の準惑星(dwarf planet)とは、
  「太陽の周りを回り」
  「十分大きな質量を持つために
   自己重力が固体としての力よりも勝る結果
   重力平衡形状(ほぼ球状)を持ち」
  「その軌道近くから
   他の天体が排除されていない」
  「衛星でない」天体である。
 
3.太陽の周りを公転する、
  衛星を除いた、
  上記以外の他のすべての天体は、
  太陽系小天体(Small Solar System Bodies)と
  総称する。
 
 
 
「冥王星」は、発見されてしばらくは、
「地球」(直径:12742km)と同じか
それより少し小さいくらいの大きさと
思われていました。
 
ところが現在では、観測技術の進歩により、
「冥王星」の直径が2370kmと、
「月」(直径:3500km)よりも
小さな天体であることが分かっています。
 
1990年代からは「海王星」以遠で
様々な天体が発見され始めると、
「冥王星」も「海王星」以遠にある
多くの似たような天体の1つなのではないかと
考えられるようになりました。
 
更に2000年代に入ると、
「海王星」以遠の領域に
次々と大型の天体が見つかり始め、
中には「冥王星」より大きいと考えられる
天体も発見されました。
 
これらの発見によって
「惑星とは何か」という議論が起こり、
遂にIAU(International Astronomical Union;
国際天文学連合)の総会で、
「冥王星」は「準惑星」に分類されることに
なりました。
 

 

一つの時代の終わり

 
「冥王星」(めいおうせい) は、
20世紀を象徴する天体だったと思います。
そして20世紀終盤から21世紀、
遂に、惑星の座を追われる運命となりました。
これは一つの時代に別れを告げる出来事だったのではないでしょうか。
 

 

西洋占星術における
「冥王星」

「冥王星」は、2006年、
惑星の定義をより明確にしたことによって、
惑星から準惑星へと変更されましたが、
西洋占星術においては変わらず、
天体として重要な役割を持っています。
 
西洋占星術における「冥王星」は、
「破壊と再生」を意味する天体です。
約248年かけて12星座を1周し、
1つの星座には12~32年くらい留まります。
徹底的な破壊と希望の再生が同居する
「冥王星」は、
長い時間をかけて社会の変容を促し、
それ以前とは全く違う世の中を作り出します。
そのため「個人」よりも「集団」や
時代全体の変容・進化に深く関わる
「ジェネレーション・プラネット (世代天体)」
とされます。
 
そしてこれまで「冥王星」が
一つの星座から別の星座へと移動した時には、
決まって社会を根本から揺るがす大事件が
起きてきました。
そして、それは星座が象徴するものと関連した
出来事であることが多いのです。
 
蠍 座 (1984〜1995)
蠍座が象徴するのは「性」と「死」。
1984~85年頃には、
世界中でエイズが蔓延したことから、
性への見方を改めざるを得なく
なりました
射手座 (1995〜2008)
「宗教」「哲学」「精神」を司る
射手座へに入った1995年には、
オウム真理教による地下鉄サリン事件、
阪神淡路大震災が起こりました。
カルト宗教の問題は勿論のこと、
被災者の心のケアの重要性が
叫ばれました。
山羊座 (2008〜2023)
山羊座が司っているのは「骨格」。
歴史を通して作り上げられてきた
「組織」や「社会構造」そのものを
表しています。
山羊座に入った2008年には、
リーマン・ショックが起きたことで、
世界各国の経済の再編が余儀なく
されました。
水瓶座 (2023〜2044)
「テクノロジー」「ネットワーク」
「平等」を表しています。
 
 
「冥王星」は、2023年8月から
山羊座と水瓶座を行ったり来たりした後、
2024年11月20日、
15年間続いた「山羊座時代」は終焉を迎えて、
「水瓶座」に移動しました。
 
この間、組織や決まった枠の中で
強い力を持つことが正しかった時代が
土台から崩され、
エンタメの雄であった巨大な企業が消滅したり
政治の巨額な裏金が明るみに出たりと、
この数年で膠着した
組織のマイナス面が明らかになり
「これまで通り」は通用しないと感じさせる
出来事が続きました。
 
冥王星が腰を据える「水瓶座」は、
「平等、博愛、中立、個性、改革、技術」
などを象徴する星座です。
近年話題になっているAIの発展などにより、
平等で便利な世の中が到来するかも
しれません。
 
ただ、それらが良い形で人々の生活に着地し、
馴染んでいくには、
冥王星が次の「魚座」へと移動する
2043~2044年頃までの期間、
つまり約20年掛かります。
 
急激なテクノロジーの発展のため、
人々が自分の肉体と意識との間の
バランスが取れなくなるかもしれません。
 
AIが「おススメ」するものと、
自分が本当の意味で幸せになることは
一致しているのか、
「常識の捉われてはいけない!」とか
「個性的でなくてはいけない!」とか
「自立しなくてはいけない!」などと
思いつめてしまうかもしれません。
 
そんな時、過去を全否定する必要はありません。
なぜなら、冥王星は「死と再生」の星。
つまり、一度は否定された過去も、
その良い点がきちんと見直され、
再生されていく働きがあります。
 
まずは新しい物事を楽しんで取り入れて
みましょう。
そして、自分に合わないものは見送って、
無理に取り入れなくても大丈夫。
また過去にあった良い事や物も、形を変えて、
今にブラッシュアップさせて活かしていけば
いいのです。
 
知識や情報に翻弄されていると感じた時は、
自然の多い場所で五感を活発にし、
新しい物に疲れたら、
心と体に馴染む古き良きものを見直しても
大丈夫です
 



以上の内容はhttps://www.linderabell.com/entry/planet/plutoより取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14