
「彼岸潮」(ひがんじお)とは、
春と秋の彼岸の頃に発生する「大潮」のことで
この頃は潮の干満が一年で最も大きくなると
言われています。
なお単に「彼岸潮」(ひがんじお)と言うと
「春の彼岸潮」を指します。
海面が上がったり下がったりすることを
「潮の満ち引き」または「潮汐」(ちょうせき) と
言います。
「潮の満ち引き(潮汐)」する現象は、
主に「月の引力」が海水を引っ張るために
起こります。
月は地球の周りを回る時に、
月がある方の海は、
月の引力に引き寄せられて盛り上がるので、
「満潮」となります。
一方ちょうど反対側にある海は、
月に引き寄せられる力は弱くなりますが、
海水が取り残されて
こちら側も「満潮」になります。
そしてその中間にある海は海水が減るので、
「干潮」となります。
月だけではなく、
「太陽の引力」も海水を引っ張ります。
太陽は月よりずっと遠いところにあるため、
その引力は月の半分程しかありませんが、
新月や満月の時のように
太陽と月と地球が一直線に並んだ時は、
引力が重なるために、
潮の満ち引きが最も大きくなります(大潮)。

月と太陽が互いに直角方向にズレている
互いに力を打ち消す形となるため、
潮の満ち引きは最も小さくなります(小潮)。
大潮と小潮は、新月から次の新月までの間に
ほぼ2回ずつ現れます。
更に春や秋分の頃の「大潮」時には、
太陽だけでなく月も赤道付近にあるので、
一年中で最も大きな
「潮の満ち引き(潮汐)」となります。
他にも、台風や低気圧などによって
不規則に変化することもあります。
春秋の「彼岸潮」は潮流が一年中で最も速く、
渦潮 (うずしお) 見物「観潮」には最適です。