
初巳(はつみ)・
初弁天(はつべんてん)
新年の最初の「巳」の日に
七福神の一つである「弁財天」に参詣し、
金運開運や商売繁盛を祈願する
風習があります。
江戸時代には、江の島や不忍池弁天堂などでは
「初巳」(はつみ) の日に、
小判形の開運のお守り「巳成金」(みなるかね) を
受けて、開運を願いました。
日干支が「巳」・十二直が「成」(なる) ・
五行が「金」という、
年に一度の「巳成金」(みなるかね) 日は、
「実なる金」と解して、
御利益を頂きやすい日として、
金銀・銭米などを紙に包んで封じておくと
金持ちになるという俗信があります。
弁財天

インド神話では、河川の女神
「サラスヴァティー」と言われ、
水と豊穣の神として崇拝されています。
ヒンドゥー教ではブラフマー(梵天)の妃と
されています。
川のせせらぎが奏でる音色から
「音楽の女神」と言われ、
そこから広く技芸・文芸などの才能をもたらす
神となりました。
仏教の守護神として日本に伝わってきた当初は
「弁才天」と書かれ、
「芸術の神様」として崇められていました。
(「ヴィーナー」という琵琶を持った姿で
描かれています。)
また仏教の守護神として日本に伝わった
「弁財天」(べんざいてん) は、
元々がインドの水神であったことから、
『古事記』や『日本書紀』に登場する
日本を代表する水の女神である
宗像三女神 (むなかたさんじょしん) のうちの一柱・
市杵島姫命 (いちきしまひめのみこと) と神仏習合し、
泉、島、港湾の入り口などに、
弁天社や弁天堂として数多く祀られました。
更に中世以降に「弁才天」は、
頭は老人の顔をし、身体は蛇いう奇妙な姿の「財福の神」 「食物神」 「農業神」でもあった
「宇賀神」(うがじん、うかのかみ) と習合し、
「宇賀弁才天 (宇賀神将・宇賀神王) 」として、
広く信仰されるようになりました。
こうして財福の神ともなった「弁才天」は
「弁財天」と表記されるようになり、
江戸時代頃には
この書き方が広く定着したようです。
<ご利益>
福徳・諸芸能上達、弁才、記憶力向上、
財宝を与える
財宝を与える
<弁財天の真言>
オン・ソラソバテイエイ・ソワカ
巳年の「初巳」に参拝したい神社!
巳の金運パワーにあやかりたいなら、
「初巳」に巳 (蛇)・弁財天と縁のある神社に
参詣しましょう。
大神神社
(おおみわじんじゃ)
現存最古の神社と言われ、
『古事記』『日本書紀』に神が住むと書かれた
三輪山を御神体とする「大神神社」の御祭神、
大物主大神 (おおものぬしのおおかみ) は、
産業・医薬・酒造の神として知られますが、
美しく小さな蛇の姿をしているとの
伝承もあります。
拝殿前の巨木「巳の神杉」(みのかみすぎ) には、
御祭神の化身である蛇
「巳みさん」が棲むと信じられ、
参拝者は巳さんのご加護にあずかろうと
好物である卵をお供えするそうです。
日本三大弁財天
宝厳寺・竹生島神社
滋賀県長浜市にある「宝厳寺」(ほうごんじ) は、
聖武天皇が行基上人を遣わして開いた
由緒あるお寺です。
「竹生島神社」(つくぶすまじんじゃ) は、
市杵島比売命 (いちきしまひめのみこと) 、
宇賀福神 (うがふくじん) 、
浅井比売命 (あざいひめのみこと) 、
龍神の四柱をお祀りした神社で、
商売繁盛、開運厄除けなど
多くの御利益があると言われ、
可愛い真っ赤な「幸せ願いダルマ」に
願い事を書いて入れ、奉納すると
願いが叶うと言われています。
日本三大弁財天
大願寺・厳島神社
正式名称「亀居山放光院大願寺 」は、
建仁年間(1201-1203年)の僧・了海が再興したと
伝えられる真言宗の古刹です。
「神仏分離令」により厳島神社から遷され、
「開運・財運・商売繁盛・芸術など」に
御利益があると言われています。
日本三大弁財天
江島神社
江ノ島にある江島神社は、金運だけでなく、
恋愛成就の「縁結び神社」として知られ、
恋愛や結婚に願いをかける人々が
後を絶ちません。
日本五大弁天
奈良県天川村・天河大弁財天社
水才能・芸能の神とされる弁財天を祀り、
能に関する貴重な資料も多数所蔵し、
年3回の能楽が奉納されています。
日本五大弁天
金華山・黄金山神社
金華山では中世時代より弁天様をお祀りし、
三年連続で参拝すると
一生お金に困らないと言われています。
弁天堂の麓にある「銭洗場」で
「穢れ」の塊である金銭を
龍の口から流れる清らかな水で浄化し
「福銭」とします。
北海道
虻田神社(あぶたじんじゃ)
文化元(1804)年に京都伏見稲荷神社から
分霊を受けた「虻田神社」は、
利尻富士から羊蹄山、洞爺湖、駒ケ岳を結ぶ
「龍脈」と言われる山並みを結んだ時の線上に
あり、パワースポットとして評判です。
昔、神社の裏手に白蛇が生息していたことや、
御祭神の稲荷大神に白蛇が仕えていたこと、
鳥居に雪の白蛇が現れたことに因んで、
白蛇の絵柄のお守りを頒布しています。
栃木県真岡市
白蛇辨財天
栃木県真岡市にある白蛇辨財天は、
大永2(1522)年、宮島の厳島神社より
分霊された神社です。
この社には2匹の白蛇が棲んでいて、
吉凶異変があると姿を現したと言われ、
白蛇の吉凶予知と辨財天の霊護により
災いを免れ、病を癒し富を築くとし、
各地より参拝者があります。
神社の地下から湧き出る霊水でお金を洗って
宝くじを買うと当たると言われています。
銭洗弁財天宇賀福神社
(ぜにあらいべんざいてんうがふくじんじゃ)
神奈川県鎌倉市佐助にある
「銭洗弁財天宇賀福神社」は、
源頼朝が「巳の年・巳の月・巳の日」に見た
「夢のお告げ」によって、
宇賀福神を祀ったことをその始まりとしている
神社です。
正嘉元(1257)年の巳の年に、北条時頼が
金銭を洗い一族の繁栄を祈ったことが、
いつの頃からか「霊水で銭を洗うと数倍にも
なって戻ってくる」という信仰が生まれ、
「巳の日」には
商売繁盛を願う参拝者で賑わいます。
金蛇水神社
(かなへびすいじんじゃ)
10世紀の平安京で希代の刀匠として知られた
三条宗近 (さんじょうむねちか) が、
一条天皇の刀剣作りを拝命したことから、
作刀に欠かせない良質な水を求めて、
水神を祀る清流の畔に工房を構えたが、
蛙が煩くて良い刀が出来ない。
そこで蛇の像を作って田に置いたところ、
蛙はピタっと鳴くのを止めたことで、
宝刀を鍛えることが出来たことに感謝した
宗近は、雌雄一対の金蛇を斎鍛して
水神宮に奉納。
以来この金蛇を御神体と崇め、
社名も「金蛇水神社」(かなへびすいじんじゃ) とし、
以来1000年の間、財力・生命力・生業守護の神
として信奉されてきました。
白蛇日本三大聖地
「蛇窪神社」(へびくぼじんじゃ)
「東京の白蛇さま」としてとして知られる
品川に鎮座する「蛇窪神社」 (へびくぼじんじゃ) は、
白蛇大神と蛇窪龍神が一緒に祀られ、
金運上昇や心身清浄、立身出世の
御利益があると言われる神社です。
境内にある宝珠を抱えた夫婦の
「撫で白蛇」像は、
願い事を唱えながら撫でるといいそうです。
また「白蛇清水」で銭洗いをすると
財運がアップすると言われています。
京都府京都市
大豊神社
医薬医療を司る少彦名命が祀られており、
全国でも非常に珍しい「狛ねずみ」「狛巳」
「狛猿」「狛鳶」「狛狐」が鎮座しています。
本殿に向かって左手には黒の「狛巳」、
右手には白の「狛巳」が鎮座しています。
御利益は治病健康長寿、若返り、金運とされ、
授与品には蛇にまつわるお守りやおみくじも
あります。
大阪府大阪市
住吉大社
全国の住吉神社の総本宮・「住吉大社」の
境内の外れにある「楠高社」(くすたかしゃ) という
大楠の祠に棲み着いた
白蛇「巳神」(みさん) を見掛けると
幸運を授かると言われています。
木の根元にはたくさんの卵が奉納されています。
白蛇日本三大聖地
「岩国白蛇神社」
世界でも岩国にしか生息しない
白く光沢のある胴体にルビーのような赤い目を持つ「岩国のシロヘビ」は、
アオダイショウが突然変異で白化したもので、
300年以上に渡る生息の歴史があり、
昭和47(1972)年に「国の天然記念物」に
指定されています。
隣接の白蛇資料館で、
本物のシロヘビを見ることも出来ます。
このシロヘビが
米蔵を鼠の害から守ってきたと信じられ、
いつの頃からか弁財天と習合し、
岩国各地で崇拝されるようになり、
その後宮島の厳島神社の御祭神を勧請して、
「岩國白蛇神社」が創建されました。
金運・商売繁盛・健康長寿のご利益を求め、
全国から多くの参拝者が訪れます。
阿蘇白水龍神權現
(あそはくすいりゅうじんごんげん)
「阿蘇白水龍神權現 」は、この地で発見された
生きた白蛇様のいる神社です。
境内にある拝観所では、
財布の上に生きた白蛇を乗せて
金運や開運を祈願出来ます。
白蛇と縁が深い弁財天、宇賀神 (うがじん)、
八大龍王 (はちだいりゅうおう) を
主祭神として祀っていることでも有名です。
脱皮した白蛇の抜け殻が入ったお守りや
季節限定の御朱印など授与品も豊富です。