
「二十日正月 」とは、
正月にお迎えした「歳神様(年神様)」が
お帰りになる日と考えられています。
二十日正月(はつかしょうがつ)
「二十日正月」(はつかしょうがつ)は
お正月にお迎えした
「年神様」がお帰りになられるため、
正月行事を終える目安の日で、
「終い正月」「正月納め」とも言われます。
この日はお正月の飾り物などの片付けを
全て終え、締め括る日とされています。
刃柄祝い(はつかいわい)
武家には、具足に供えた餅を下ろして、
手や槌で割って雑煮に入れて食べる
「刃柄祝」(はつかいわい) という行事が
ありました。
ですが江戸幕府の第三代将軍・徳川家光が
慶安4年4月20日に亡くなり、
「20日」が月命日となったことから、
「松の内」は1月7日に変更、
「鏡開き」は1月11日に行われるように
なりました。
ただ関西では、その情報が行き渡らず、
昔の習わしのまま、「二十日正月」を
正月の祝い納めとする地域が今も多いです。
初顔祝(はつがおいわい)
女性達は「初顔祝」「鏡台祝」と言い、
鏡に顔を映して拝礼し、
鏡台に供えてあった「鏡餅」を食べました。
正月の御馳走を食べ尽くす日
「二十日正月」には、
正月の御馳走や餅などを食べ尽くす
風習があります。
骨正月(ほねしょうがつ)
近畿地方では、正月料理用として用意した
「鰤」などの魚の頭や骨(アラ)まで
食べ尽くすことから、「骨正月」
「骨おろし」 「頭正月」「アラ正月」と言います。
他にも、「乞食正月」(石川県)、
「フセ正月」(岐阜県)、「棚探し」(群馬県)、
「二十日ワッパカ」(岩手県)などと呼ばれ、
正月の御馳走や餅を食べ尽くす日とされて
います。
繭玉(まゆだま)を外す
東日本では、1月15日の「小正月」に
「豊作」や「無病息災」「一家繁栄」などの
願いを込めて飾った「繭玉」(まゆだま) などを
外す日とされていました。
そして繭玉の醤油焼きや雑煮などにして
いただく地域もあります。
二十日団子(はつかだんご)

「二十日正月」に食べる小豆の団子のこと。
麦正月

1月20日を「麦正月」と言って、
麦飯ととろろ汁を食べて麦畑に出掛け、
「麦ホメ」という予祝行事が行われる
ところもあります。
二十日えびす

関東地方では20日に
「えびす講」が行われるので行事が重り、
その行事と「二十日正月」が一体となっている
面もあります。
1年間稼いで、秋に戻ってきた恵比須さまが、
この日に働きに出ると言われます。
そして正月が終わり、この日以降、
本格的な仕事に入ります。
灸正月(やいとしょうがつ)

正月20日に、新年最初の灸をすえること。
この日は「二十日灸」といって、
お灸をするとよく効く日だとされています。



