
現在のような「成人式」(せいじんしき)が
行われるようになったのは、
戦後間もない、昭和21(1946)年11月22日に、
埼玉県の現在の蕨市で開催された
「青年祭」と言われています。
これが全国に広まり、昭和24(1949)年に
「おとなになったことを自覚し、
みずから生き抜こうとする青年を
祝い励ます」という趣旨で、
1月15日を「成人の日」と制定しました。
その後、「成人の日」は
平成12(2000)年の「祝日法」改正
(通称:ハッピーマンデー法)により
1月15日から1月の第2月曜日に変更されました。
更に、改正民法の施行によって、
令和4(2022)年度から成人年齢は
20歳から18歳に引き下げられ、
「成人式」の対象年齢は
自治体によって異なるようになりました。
というのは、「成人式」の日付や対象年齢は
自治体の判断に任されているためです。
令和8(2026)年の「成人式」の
出席対象になる方は、
以下の条件に当てはまる皆さんになります。
とはいえ、多くの自治体では、
今でも民法改正前の「20歳の成人式」を
続けているのが実情です。
更に法改正直後の令和5(2023)年は、
「18歳、19歳、20歳の成人式」を
開催する自治体もありましたが、
従来の20歳に戻す動きも見られているそうです。
18歳成人式が浸透しない主な理由としては、
以下のような理由が挙げられます。
・18歳は高校3年生で受験シーズンと重なる
・飲酒・喫煙は20歳からという法律は変わらない
・振袖や袴などの準備に時間的余裕がない
上記に加え、長年の伝統を重視する声や、
同窓会としての役割を果たしてきた歴史も、
20歳開催を支持する要因となっています。
また「成人式」は衣装や記念写真撮影など、
いろいろと費用が掛かりますが、
新生活をスタートするための出費も嵩むため、
負担が膨らむことも理由として挙げられます。
なお成年年齢が18歳に引き下げられても、
お酒やタバコ、更に公営競技(競馬・競輪・
オートレース・モーターボート競走)の
年齢制限については、健康被害への懸念や
ギャンブル依存症対策などの観点から、
従来通り、20歳のままが維持されますので、
気を付けて下さい。
日本には、古くから成人を祝う通過儀礼が
ありました。
男子は「元服」や「褌祝」(へこいわい)、
女子は「裳着」(もぎ)や「結髪」です。
「元服」は、奈良時代から行われてきた
男子の成人儀礼です。
数え年12から16歳の男子が
氏神の前で大人の服装に改め、
子供の髪型を大人の髪型に結い直して
冠をつけることから、
「初冠」(ういこうぶり)とも呼ばれます。

これと同様に、貴族の女子が行ったのが
「裳着」(もぎ)です。
「裳着」は、平安時代から行われた
女子の成人の儀式で、12歳から16歳の女子が
初めて「裳」を着るというものです。

