
「にじはじめてあらわる」
と読みます。
冬には見かけなかった虹が
現われ始める頃となりました。
春の深まりとともに空気が潤い、
雨上がりに綺麗な虹が見られるように
なります。
天空を駆ける大蛇?
「虹」は、虫偏 (むしへん) =「蛇」に
貫くという意味の「工」を組み合わせた
漢字です。
古代Chinaでは、「虹」は、竜になる大蛇が
大空を突き抜けることで出来上がると
信じられていたようです。
「虹」と「霓」
もう一つ「虹」を表す漢字に
「霓」( げい [音読み]、にじ [訓読み] ) があります。
「ニジ」は「大蛇(竜)」であると
したところから、当然、雌雄があって
然るべきだと考えたのでしょうか?
大きくて色が鮮明なものは雄の「虹」、
小さくて淡い色調のものは雌の「霓」と
名付けたようです。
ただ日本人は、
ニジに雌雄の別を感じなかったせいか、
専ら「虹」という字ばかり用いて、
今では「霓」を「ニジ」と読める人は
ほとんどいなくなってしまいました。
「虹」の春の季語
「虹」は夏の季語です。
しかし「虹」は、
条件さえ整えば四季を問わず、
また朝方や夕方にも出ます。
俳句では、夏以外の「虹」は
「春の虹」「冬の虹」などとすることに
なっています。
初虹(はつにじ)
立春以後に現れる虹のことを
「初虹」(はつにじ) と言います。
春の虹(はるのにじ)
普通、虹は夏に多く見ることが出来ますが、
春でも、驟雨の後の晴れ間に
虹を見ることが出来ます。
「春の虹」(はるのにじ) は
夏に比べて陽の光が弱いため、
淡く、儚く、すぐに消えてしまいます。
「夏の虹」よりも静かな印象で、
美しいと言われています。
