「さくらはじめてひらく」
と読みます。
日本の春の花代表と言える
「桜」(さくら)が咲き始める頃です。
昨年の令和5(2023)年は、
観測史上最も早い3月14日に
東京の靖国神社の桜が開花したと
発表されました。
今年、令和8(2025)年の染井吉野の開花は、
平年より早い所が多いと予想されています。
なお全国の開花一番乗りは
3月16日[月]の甲府で、
1週間後の3月24日[月]には
満開となりました。
ところで春になって
初めて咲いた桜の花のことを
「初桜」(はつざくら)と言います。
農耕儀礼とも結びつく「桜」の開花を
古来、日本人の待ち望んでいたことから、「桜」の開花時期が近づくと、
なんだかそわそわし始めます。
元々、「お花見」は農耕に結びついた
宗教的な儀式だったそうです。
「桜」は田の神が山から下りて宿る木とされ、
「さくら」の「さ」は「田の神」を、
「くら」は「神座」、
つまり神のいる場所を意味しました。
そして満開の「桜」は
その年の豊作を告げるものだったようです。
「お花見」は、桜の木に宿った田の神様に
料理やお酒を供えてもてなし、
人々も一緒に食事をして豊作祈願しました。
盃を片手に宴を楽しむようになったのは
平安時代からで、鎌倉時代に武士に広まり、
江戸時代以降に庶民の間でも行われるように
なりました。
現在も「桜」は、卒業や就職など、
人生の大きな節目を見守ってくれる花です。

