和名 アセビ、アシビ
漢字表記 馬酔木
学名 Pieris japonica

界: 植物界 Plantae
門: 被子植物門 Angiosperms
綱: 真正双子葉類 Eudicots
目: ツツジ目 Ericales
科: ツツジ科 Ericaceae
属: アセビ属 Pieris
種: アセビ P. japonica
漢字で「馬酔木」と書くのは、アセビに強い毒性があり、馬がその葉を食べると毒に中り、酔ったようにふらふらになることから名付けられた。ドウダンツツジに似た、小さな壺形(または釣鐘形)の花を、早春(2月〜5月)に咲かせる。多数の花が、枝先から円錐状の房(円錐花序)になって、重そうに垂れ下がる。

日本(本州、四国、九州)、中国東部、台湾が原産地。主に山地の日当たりの良い林縁や尾根筋、やや乾燥した場所に自生する。花が美しく、丈夫で育てやすいため、古くから庭木や公園樹、生垣として広く植栽されている。万葉集にも登場し、日本人にとって親しみ深い植物。葉、茎、花、実、根など、植物全体に毒性成分が含まれている。主な毒分は「グラヤノトキシン類(grayanotoxins)」。鹿はアセビを不嗜好性植物(食べない植物)として避ける。このため、鹿による食害が深刻な地域(奈良公園、丹沢、箱根など)では、他の植物が食べ尽くされる一方でアセビだけが食べ残され、結果としてアセビが優占する「アセビ林」が形成されることがある。