
界 植物界 (Plantae)
門 被子植物門 (Angiosperms)
綱 真正双子葉類 (Eudicots)
目 キク目 (Asterales)
科 キク科 (Asteraceae)
属 アザミ属 (Cirsium)
多くの小さな筒状の花が集まって一つの球状の花(頭花)を形成するのが特徴。
葉や総苞(花の付け根の部分)に鋭い棘を持ち、草食動物からの食害を防いでいる。多くの種が多年草であり、花後にはタンポポのような綿毛(冠毛)を持った種子を飛ばして分布を広げている。多くの蜜を出し、ハナアブやチョウなどの昆虫にとって重要な吸蜜源となる。
1.地域と生息環境
アザミ属は北半球の温帯から亜寒帯にかけて広く分布しており、世界中に約300種、日本だけでも100種以上の固有種や変種がある。
1‐1.主な生息地
野原、道端、海岸、高山帯まで多岐にわたる。
1‐2.日本の特徴
日本はアザミの多様性が非常に高い地域として知られている。例えば、春に咲く「ノアザミ」は日本中で一般的に見られるが、秋に咲く種は地域ごとに細かく分化しており、その土地固有の種が多く存在する。
2.アザミの花が見られる時期
日本に自生するアザミの多くは秋に咲くが、春に咲く代表的な種も存在する。
2‐1.春から初夏(5月〜7月)
この時期に咲くのは、主にノアザミ(野薊)。
2‐1‐1.特徴
日本の野山で春に紫色の花を咲かせているアザミのほとんどは、このノアザミ。
2‐1‐2.分布
本州、四国、九州の原野や河川敷などに広く分布。
2‐2.秋(8月〜11月)
アザミ属の圧倒的多数の種(ノハラアザミ、ヨシノアザミ、タイアザミなど)はこの時期に開花。
2‐2‐1.特徴
地域ごとに独自の進化を遂げた「地域固有種」が多く、場所によって見られる種類が細かく分かれているのが秋のアザミの面白さである。
2‐2‐2.分布
高山帯から海岸線まで、それぞれの環境に適応した種が全国で見られる。
生命力を象徴するような紫の「曲線」が柔らかに広がる一方で、その周囲を厳格にガードする「とげとげしさ」が、視覚的なインパクトを与えています。生存のために獲得した防御と、命を繋ぐための誘引システムが、一つの球体の中に同居しています。このきれいな構造を、「フラクタル構造」として抽出してみます。
