どうもこたにんです。
読書感想記事。
『シンギュラリティはより近く 人類がAIと融合するとき』とは
作者のレイ・カーツワイルは、米国の発明家、実業家、未来学者として広く知られています。
彼は、人工知能やシンギュラリティの概念を先取りし、技術革新がもたらす未来像について鋭い洞察を示してきました。
数多くの革新的な発明を手掛け、音声認識や光学文字認識など、現代のデジタル社会を支える技術に大きな影響を与えました。
過去の著書『シンギュラリティは近い』では、急速な技術進歩が人類にもたらす変革とその可能性を具体的に描き、多くの読者に刺激を与えています。
その先見の明と実績は、現代の技術革新を理解する上で欠かせない視点を提供し、今後の未来像を考える上でも重要な示唆を与えています。
『シンギュラリティはより近く』は、急速に進化するテクノロジーの最前線を鋭く捉え、未来社会に迫る変革の兆しを明らかにする新書です。
著者は、人工知能、バイオテクノロジー、ロボティクスなどの最新技術が、どのように人間社会や経済、倫理観に影響を及ぼすのかを、豊富な実例と最新の研究成果に基づいて解説します。
技術進歩がもたらす恩恵とともに、その進化が引き起こすリスクや課題についてもバランスよく論じ、読者に未来への備えを促します。
人間と機械が共生する時代の幕開けを前に、私たちがどのように向き合い、共存していくべきかを考える上で、示唆に富んだ一冊となっています。
AIに携わること60年の研究の集大成である本書は、この科学と今後到来するAIによる社会革命に関するレイ・カーツワイルの最高傑作である。
【内容】
イントロダクション
第1章 人類は六つのステージのどこにいるのか?
第2章 知能をつくり直す
第3章 私は誰?
第4章 生活は指数関数的に向上する
第5章 仕事の未来:良いか悪いか?
第6章 これからの三〇年間の健康と幸福
第7章 危険
第8章 カサンドラとの対話
『シンギュラリティはより近く 人類がAIと融合するとき』の感想
本書を読む前の私が「シンギュラリティ」という言葉に抱いていた感覚
- 2045年にAIが人間を超えるときがくる
- 人間はAIに支配されてしまう
- そこから先の未来は何が起こるかわからないから考えても無駄
本書を読んだ後の私
- いずれAIが人間の知能を超えることが楽しみ
- AIに支配されることはなく人間はAIをひとつの感覚器官として使いこなす
- 来たるべき人類の進化に備えて今のうちからできることがたくさんありそうだ
これくらいの大きなマインドチェンジを成し遂げることができた。
本書で書かれていることは、AIの進化を楽観的に受け入れるべし、人類がより生きるの意味と向き合う時がくる、寿命脱出速度を迎える、自分という意識(尊厳)を倫理的に問われる、的な話である。
超大作SF映画を観ているような感覚で読み進められたし、それがフィクションではなく現実になろうとしていることを肌身に感じることができた。
「大脳新皮質がクラウドに接続する」という突拍子もない未来的な話すら現実に感じるほどに、読み応え抜群である。
特に「寿命脱出速度」というキーワードが面白かった。
「寿命脱出速度」とは、医療技術やバイオテクノロジーの進歩による寿命の増加が、老化による寿命の消化を上回り、実質的に寿命を無限に延ばす可能性が生まれる速度のことを指します。
具体的には、1年過ごすうちに2年の寿命を延ばすことができれば、生物的な寿命を迎えることがなくなる状況を想定しています。
この技術が2040年代には出来上がってくるはずだと。
すなわち今生きている人類はすでに1000年生きる人類なり得ているという話。
そうなると、寿命という肉体の限界から解き放たれて、真に生きるという考え方に向き合えるようになる。
そのときに人類はどういうステージに達するのかを考えなければいけないという。
この考え方を得られたのが本書での大きな収穫だった。
なのでシンギュラリティに対して、とても楽しみになった。
寿命脱出速度を迎えると時間の価値は極端に下がるので、いち早く新しい技術にアーリーアダプトし続けるためにお金を貯めようと思った。