Appleがリリースした「iOS 26.4」の最初のベータ版に追加された新機能や変更点をMacRumorsがまとめています。
iOS 26.4にはiPhoneに数多くの新機能が追加されており、ビデオポッドキャスト機能、盗難デバイス保護機能のアップデート、RCSメッセージのエンドツーエンド暗号化、Apple Musicで利用可能なプレイリスト生成ツールなどが含まれています。
- Playlist Playground
- Apple Music
- Apple Podcasts
- 盗難デバイスの保護
- メッセージのエンドツーエンドRCS暗号化
- メッセージアプリ
- Apple Accountの統一デザイン
- アンビエントミュージックウィジェット
- 壁紙と文字盤ギャラリー
- フリーボードCreator Studio
- リマインダー
- iCloud Web設定
- 新しい絵文字
- サードパーティ製デバイス向け通知転送- EU限定
- 近接ペアリング - EU限定

Playlist Playground
Apple Musicに新機能「Playlist Playground」が追加され、テキストベースのプロンプトでプレイリストを作成できるようになりました。

Apple Musicアプリでは、アイデアを入力するとプレイリスト用の楽曲が自動提案されます。Appleが用意した「朝のコーヒーに合う音楽」「ヒップホップパーティーソング」「1970年代を象徴するディスコソング」などのプリセット提案に加え、任意のアイデアや気分、感情を入力可能です。
そこから「Playlist Playground」機能が自動的に25曲のリストとカスタムタイトルを生成します。作成したプレイリストは追加のテキストプロンプトでさらにカスタマイズ可能で、カバー画像や説明文も選択できます。
Apple Music
Apple Musicには「Concerts Near You/近くのコンサート」機能があり、住んでいる地域の公演や、お気に入りのアーティストのツアー日程を検索できます。

Appleはアルバムとプレイリストのデザインを一新し、フルページのアートワークを追加しました。
Apple Podcasts
iOS 26.4では、Apple ポッドキャストアプリにビデオ(動画)ポッドキャスト機能が追加されます。この機能はHTTPライブストリーミング(HLS)を利用し、ポッドキャスト制作者に「前例のない制御と収益化の機会」を提供すると同時に、高品質な視聴体験を実現します。

iOS 26.4のポッドキャストアプリでは、番組の視聴と聴取を切り替え可能となり、動画をオフライン視聴用にダウンロードできます。HLSはネットワーク接続状態に関わらずスムーズな再生を保証するため、Wi-Fiでもモバイル通信でも動画が再生されます。Appleによれば、新たな動画エピソードは既存のApple Podcasts機能(新番組やカテゴリセクションでのおすすめなど)と統合される予定です。
盗難デバイスの保護
盗難デバイスの保護機能が、オプトイン方式から全てのPhoneユーザーにおいてデフォルトで有効化に変更されました。

Appleは2023年、新たなiPhone盗難手法が報告されたことを受け盗難デバイス保護を導入しました。犯人は被害者を監視してパスコードを盗み出し、目的のiPhoneを窃取していました。パスコードを入手した犯罪者は、銀行口座の資金を不正に引き出したり、パスワードにアクセスしたり、「探す」機能を無効にしたりすることが可能でした。
盗難デバイスの保護機能では、パスワードアプリ、「探す」の紛失モード、Safariでの購入など、特定のiPhone機能を利用する際、Face IDまたはTouch IDによる追加認証が必要となります。認証なしでは完全に無効化される機能もあれば、1時間のセキュリティ遅延が設定される機能もあります。
メッセージのエンドツーエンドRCS暗号化
iOS 26.4、iPadOS 26.4、macOS Tahoe 26.4において、AppleはRCSメッセージのエンドツーエンド暗号化(end-to-end encryption/E2EE)をテストしています。これは現在クロスプラットフォームメッセージングでは利用できないセキュリティ機能です。

AppleはGSM Associationと連携し、RCSメッセージのE2EE実装を進めています。iPhone間テキスト送信プロトコルであるiMessageは、以前からエンドツーエンド暗号化をサポートしています。Android端末間のRCSメッセージもE2EEを備えていましたが、AndroidとiPhone間の通信には完全な暗号化が存在しませんでした。RCSへのE2EE追加により、iPhoneユーザーとAndroidユーザー間のメッセージは、最終的にiMessageと同等のセキュリティレベルを実現します。
エンドツーエンド暗号化が適用されたRCSメッセージには、会話インターフェースに鍵アイコンが表示されます。現時点ではAppleがiPhone間RCS暗号化をテスト中であり、この機能は将来のiOS 26アップデートでiPhoneとAndroid間の会話に展開される予定です。
E2EEが適用されたメッセージには、iMessageとRCSメッセージの両方で会話UIにロックアイコンが表示されます。
メッセージアプリ
メッセージアプリでは、新規会話の開始などの操作に新しいアニメーションが追加されました。
Apple Accountの統一デザイン
App Store、Apple Music、その他のユーザー設定を持つアプリでは、既存のプロファイル機能を置き換える新しい統一されたApple Accountハブが導入されました。

各アプリ向けの従来のプロファイル設定とほぼ同様の機能を提供しますが、新しい統一デザインが採用されています。
App Storeではアプリと購入履歴が統合され、アプリアップデート専用のセクションが設けられました。プロファイルページ下部から直接アクセスできた更新項目は、2タップ操作が必要になりました。
App Storeのナビゲーションバーでは「検索」が独立したボタンではなくなり、タップ時の検索バー表示位置も下部から上部に変更されました。
アンビエントミュージックウィジェット
ホーム画面とロック画面用に新しいアンビエントミュージックウィジェットが追加されました。スリープ、プロダクティビティ、ウェルビーイングなど、内蔵のアンビエントミュージックオプションを再生できます。

壁紙と文字盤ギャラリー
壁紙ギャラリーのデザインが刷新され、天気、天体、絵文字、カラーなど各カテゴリーの壁紙をiPhoneにダウンロードできるようになりました。

Apple Watchアプリの文字盤ギャラリーも同様のデザイン変更が施されています。
フリーボードCreator Studio
フリーボードCreator Studioが提供開始され、Creator Studioのサブスクリプション登録者はフリーボードの新機能を利用できるようになりました。Creator Studioには専用コンテンツハブが追加されています。

Creator Studioの有料会員は、無料では利用できないグラフィック、写真、イラストなどの無料高品質コンテンツにアクセスできるほか、画像の作成・編集にAI機能も利用可能です。
Creator Studioのリリース時、Appleはフリーボードのプレミアムコンテンツと機能が今年後半にApple Creator Studioサブスクリプションに追加されると発表していました。また、フリーボードのアイコンも新しくなりました。
リマインダー
リマインダーアプリに新しい「緊急」セクションが追加されました。作成時に「緊急」をオンにしたリマインダーはここに表示されます。緊急設定によりリマインダーにはアラームが設定され、期限が近づくと明確な警告が表示されます。

iCloud Web設定
設定のiCloudセクションで、画面最下部までスクロールすると「iCloud.com」オプションが表示されるようになりました。これは以前あったシンプルな「WebでiCloudデータにアクセス」トグルに代わるものです。

この設定には新しい「検索を許可」トグルが含まれており、信頼されたAppleデバイスがiCloud.comに検索結果を提供できるようにします。
新しい絵文字
iOS 26.4には新しい絵文字は含まれていませんが、コードからは将来のベータ版で新しい文字が導入されることが示唆されています。新しい絵文字への参照があり、複数の新絵文字オプションが追加される見込みです。

追加予定の絵文字には、トロンボーン、宝箱、歪んだ顔、毛深い生物(ビッグフットまたはサスカッチ)、取っ組み合いの喧嘩している様子を示す雲、リンゴの芯、シャチ、地滑り、バレエダンサーなどが含まれます。
サードパーティ製デバイス向け通知転送- EU限定
iOS 26.3のベータ版では、iPhoneで受信した通知をAndroidスマートウォッチなどのサードパーティ製ウェアラブルデバイスに転送する新機能「通知転送」がテストされましたが、正式版には含まれませんでした。この機能がiOS 26.4のベータ版で復活しています。

通知は一度に1台のデバイスにしか転送できないため、サードパーティ製ウェアラブルで通知転送を有効にすると、Apple Watchは通知を受信・表示できなくなります。
Appleは、サードパーティ製ウェアラブルがApple Watchと同等の通知機能やその他の機能にアクセスできるべきだという独占禁止法上の苦情に対応するため、通知転送機能を追加しています。この機能は欧州連合(EU)に限定されます。
近接ペアリング - EU限定
iOS 26.3のベータ版では、Appleはサードパーティ製ウェアラブル向けにも欧州限定の変更点をテストしており、欧州委員会によって共有された「Proximity Pairing/近接ペアリング」などが含まれます。
近接ペアリングは、サードパーティ製デバイスがAirPodsのようなワンタップ方式でiOSデバイスとペアリングできるようにする機能です。アクセサリーをiPhoneやiPadに近づけるだけで接続できます。iOS 26.3では近接ペアリングは有効化されておらず、iOS 26.4で実装される可能性があります。
Source: MacRumors