
3月18日にポプラ社より「最果てキッチン」が刊行されます。「夏のピルグリム」以来、一年半ぶりの新刊です。
いやあ、ついにここまできました。長かったような、短かったような……。一年半かけてじっくりと書き、一字一句吟味して、ようやく完成しました。
自分で言うのもなんですが(言っちゃうんですが)、全身全霊を込めた自信作です。
主人公は34歳の元料理人です。包丁を持てなくなったシェフが、妻の残した小箱の鍵を探しに、彼女が撮影した写真を手掛かりに旅をしながら、さまざまな人と触れ合い、再生していく物語です。
料理、旅、謎解き、そして最後に待ち受ける感動。さまざまな要素を楽しめる、どなたにもおすすめできる一冊になりました。
表紙は、天野寿さん(@amanokotobuki)です。素敵な色合いとデザインですよね。青い空と海に料理、そして車。小説内に登場するものが綺麗に収まっています。特に黒猫が気に入っています。本編でも猫が登場します。

本作の舞台は宮崎です。「宮崎の豊かな自然が育む食材と味」がひとつのテーマになっています。
神奈川から宮崎へ移住して20年、自分が体験した宮崎の魅力と土地の空気をいつかきちんと書きたいとずっと思っていて、ようやく実現しました。
宮崎に住んで最も感動したのは、「食」と「人」でした。普通のスーパーに新鮮な食材が安く並んでいる光景には驚きましたし、人の優しさに救われました。もちろん、いろんな人がいますが、対人関係でストレスを感じたことはほとんどありません。
一方で、希望の仕事に就けないなど、厳しい暮らしをしている人に接する機会も増えました。
そういった方々にも光を当てた物語になったと思います。
ちょっとでも気になったのなら、予約していただけると、とっても嬉しいでございます。
発売日まで、新作に関する記事を順次公開していきますので、どうぞよろしくお願いします。
