上越市大手町の榊神社で2026年4月19日まで、約130年にわたり高田藩藩主を務めた榊原家ゆかりの「刀剣展」と「ひな人形展」が開かれている。「徳川四天王」の一人と称される初代康政が徳川家康から拝領した刀など貴重な史料が並ぶ。

展示は榊原家伝来の史料を管理する公益財団法人旧高田藩和親会が主催し、毎年テーマを変え、高田城址公園観桜会に合わせて行っている。

境内にある宝物館「雙輪館」では、康政が家康から戦の功績をたたえて与えられたとされる刀「無銘元重」や笹穂やり、最後の藩主の14代政敬が孝明天皇から下賜されたと伝わる刀など12振りが飾られている。このほか神社のご神体となっている康政の甲冑(かっちゅう)や康政を描いた大絵馬などもある。

社殿隣の「舞楽殿」では、徳川慶喜の孫で、1940年に榊原家16代当主の政春に嫁いだ喜佐子さんの嫁入り道具のひな人形と市松人形を展示。ひな道具の膳揃は、黒漆地に金銀の蒔絵(まきえ)で徳川家と榊原家の家紋が施されている精巧な作りだ。


同会の長谷川利夫事務局長(65)は「どれもめったに見られない史料なので、刀の刃文や輝きなどを見て、榊原家や高田の歴史を感じてほしい。期間中はキッチンカーの出店や観桜会限定の御朱印頒布もあるので、ぜひ訪れてほしい」と話している。
入場無料。時間は午前10時〜午後4時。11日は婚礼のため、舞楽殿でのひな人形展は正午まで。