国の特別天然記念物コウノトリの営巣が確認された新潟県上越市高士区で、感電防止のため電力会社によって巣が2度、撤去されていることから、2026年3月23日、市議らが市教育委員会に巣を撤去しないよう求める要望書を提出した。

つがいは10日ほど前から巣作りを始め、交尾を繰り返している。営巣した電柱は電線が多く、雷よけなども設置されていて、感電防止のため19日までの間に電力会社によって2度、巣が撤去された。現在、つがいは3回目の巣作りに励んでいる。

市内でコウノトリの観察を続けている橋爪法一市議ら日本共産党議員団と高士区在住の馬場秀幸県議が、特別天然記念物などの文化財保護を担当する市教委の早川義裕教育長に対し、巣の撤去をせずに感電防止策を講じるよう求める要望書を提出した。
要望書の提出は冒頭以外は非公開で行われ、市教委は「法律なども確認し、電力会社と対応を検討していく」としている。
橋爪市議は「(高士区の営巣は)市内で3か所目で、上越市はいよいよ本格的なコウノトリの里になってきた」と喜びつつ、「地元住民は巣を2度も撤去されたことにショックを受けている。(ひな誕生に向け)期待を寄せているので、市教委は早急に対応してほしい」と話した。
