2026年4月に新潟県上越市に開校する不登校の中学生を対象とした「学びの多様化学校(不登校特例校)」の「市立諏訪中学校」は、初年度は20人の生徒が転入学してスタートする。閉校した旧諏訪小学校の校舎を使用し、市内全域から生徒が通学する。

2月5日に開かれた上越市議会文教経済常任委員会所管事務調査で、上越市教育委員会が報告した。
学びの多様化学校は、学習指導要領にとらわれず、不登校児童生徒の実態に配慮した授業時間や指導内容を柔軟に決定できる学校。不登校の児童生徒が近年増加していることから、全国で開校が相次いでおり、本年度は全国で計58校(小中高)が設置されている。県内では2026年度に開校する諏訪中と小千谷市の小千谷中上ノ山分校が初となる。
市教委によると、開校初年度は1年生7人、2年生6人、3年生7人の計20人で、年度途中も希望に応じて受け入れる。説明会や学校体験を経て、22人が保護者と共に市教委と面談し、20人の転入学が決まった。
20人のうち14人は直江津、春日山、高田駅と学校を結ぶスクールバスを利用する。始業時間は午前9時40分、下校時間は午後3時10分で、授業時間は他の市立中より10分短い40分。おおむね2か月に1回程度の定期的な保護者面談を実施するほか、日常的に生徒の状況についてこまめな情報共有を行う。
教員は雄志中と兼任の校長を除き7人で、市教委は養護教諭と学校事務職員の配置を県教委に要望している。開校後の登校開始は4月14日で、同月17日に転入学セレモニーを行う。
諏訪中の校舎内には市内の学校に在籍する不登校の児童生徒が通い、指導員のサポートを受けながら自主学習をする不登校児童生徒支援室「CoCoMoすわ」も設置される。