第51回衆議院総選挙は2026年2月8日投開票され、新潟5区では自民党元職の高鳥修一氏(65)が中道改革連合前職の梅谷守氏(52)、参政党新人の高野直行氏(48)を破り、6回目の当選を果たした。
| 当 | 高鳥修一 | 104,206 |
| 梅谷 守 | 79,294 | |
| 高野直行 | 16,494 |
| 得票数計 | 199,994票 |
高鳥修一氏 「高市政権信任の表れ」無党派からも支持
高鳥氏は通算5期の実績を訴えた前回選挙では、派閥パーティー券還付金の政治資金収支報告書不記載問題などが響き梅谷氏に敗れた。今回は「高市首相の最側近」とアピールし、首相とのパイプを前面に積極財政などを訴えて、雪辱を果たした。

午後10時半前、当選確実が報じられると新光町1の上越文化会館に集まった約60人の支持者から歓声が上がった。

高鳥氏は「真冬の短期決戦で、わが陣営は熱意と熱気と団結にあふれ、また無党派層からも支援をいただいた。高市政権に対する強い期待、そして信任の表れと受け止めている」と感謝を述べた。「高市さんは苦楽を共にしてきた同志。高市政権が続く盤石の基盤を中心になって支えていく」とした上で、物価高騰や豪雪対策、医療再編問題についても「全力で皆様のご期待に応えます」と決意を述べた。
梅谷守氏 未明まで待つも比例復活ならず
梅谷陣営は上越市木田1の事務所に応援市議や支持者ら約20人が集まり、テレビ中継を見守った。県内の他の4選挙区で自民候補が次々と当選確実となり重い空気が漂う中、午後10時半前に高鳥氏の当選確実が報じられると、支持者らの落胆はピークに達した。比例復活に望みを託し、翌午前1時頃まで選対幹部が見守った。

小選挙区での落選を受け梅谷氏は「小選挙区の議席を守れなかったことは、重く真摯(しんし)に受け止める。大きく環境が変わり、大雪の中での選挙で厳しい中、行動を共にしてくださったことを私は決して忘れない。感謝しかない」と支持者に頭を下げた。

新党「中道改革連合」への参加で公明党の支援も受けながら、真冬の総選挙や物価高対策など高市政権を批判し、雪国の負担軽減などを訴えたが、高市首相に近く追い風の高鳥氏を上回ることはできなかった。
報道陣から敗因について問われた梅谷氏は「やはり高市ブーム(の影響)は間違いなかった」と悔しさをにじませた。新党の影響については「新たな応援をいただくことができ、それによって悩んだ方もいたが、党よりもこれまで積み重ねてきた草の根のネットワークに支えられた選挙だった」と語った。
高野直行氏 「知名度不足」で力及ばず
高野陣営は上越市大町4のテナントビル一室に集まり、支持者らと8人で開票を見守った。高鳥氏の当選確実が伝えられると高野氏は支持者を前に「敵は大きかった。私の力不足を実感している」と語った。

高野氏は「日本を良くするため選挙に向かってきたが、大きな力に勝てなかった」とした一方で、「やはり諦めたら終わり。私たちは諦めず、今ここからスタートしていく」と述べた。
敗因については「知名度不足」として、「他の候補者と違い、人を呼べる力がない。屋外での思いを聞いてもらうことがなかなできなかった」と振り返った。