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ボジョレーワインの味わいと過去のキャッチコピーをおさらい

日本だけでなくヨーロッパも物不足と物価高が日常となった2024年。温暖化の域を超えて沸騰する海水温がもたらす異常気象も地球規模で、もはや異常とは呼べなくなってしまいました。ワイン生産者さんたちにとっても毎年対応が難しくなってきています。

 

2024年 酸のキレとフルーティーさを合わせ持つ

湿りがちな7月までで、少し遅めの生育だったのを、8月の高温と乾燥が補い、水分も糖分もしっかり含んだ果実の収穫が予想できます。

また、2023年程は気温が高くなかったことで、酸のキレも併せ持ったフルーティーさが期待できそうです。

 

ボジョレーワインの味わい予想 

低温で湿った春から初夏のベト病を潜り抜け、真夏の雹害にも生き残ったぶどうは、力強過ぎる性格になりがちですが、8月末に熱い太陽の下収穫した昨年とは違い、今年は9月半ばまで秋の太陽で半月追熟されたので、だいぶバランスが戻ってきていることでしょう。
昨年よりも収穫量が多いので、全量手摘みで収穫をする際にしっかりと見極めて、ダメージのある房は捨てることができます。

ということは!

力強さは持ちながらもライトでエレガントなスタイルに仕上がることが十分期待できますが、造り手によって大きな差が出てくる。

 

キャッチコピーは誰が決めているの?

実は、日本で出回っているボジョレー・ヌーヴォーのキャッチコピーは2種類あります。

一つ目は

現地のボジョレーワイン委員会によるブドウの評価をもとに、フランス食品振興会(SOPEXA)が発表した公式見解を和訳したもの。

二つ目は

その情報をもとに日本で作られたキャッチコピーです。

後者については、公式見解よりも日本人により分かりやすく伝えるためにつけられており、少し誇大広告気味だと指摘されることもあります。

過去には「110年ぶりの当たり年」(2003年:公式コピー「並外れて素晴らしい年」)や、「100年に1度の出来とされた03年を超す21世紀最高の出来栄え」(2011年:公式コピー「3年連続で、偉大な品質となった」)などのキャッチコピーが発表されており、元のキャッチコピーと比べても大げさな文言が目立っています。

それ故に、毎年ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日が近くなると話題にされますが、実は、この大げさなキャッチコピーを誰が作っているのかは定かではありません。

また、実際に使用しているワイン業界の企業は少ないのではないでしょうか。

 

過去のキャッチコピー

公式見解としてどんなキャッチコピーがあったのか、2000年から振り返ってみましょう。
2000年 出来は上々で申し分の無い仕上がり
2001年 ここ10年で最高
2002年 色付きが良く、しっかりとしたボディ
2003年 並外れて素晴らしい年
2004年 生産者の実力が表れる年
2005年 59年や64年、76年のように偉大な年の一つ
2006年 とてもうまくいった年
2007年 果実味が豊かでエレガント
2008年 フルーツ、フルーツ、フルーツ
2009年 数量は少なく、完璧な品質。桁外れに素晴らしい年
2010年 果実味豊かで、滑らかでバランスの取れた
2011年 3年連続で、偉大な品質となった
2012年 心地よく、偉大な繊細さと複雑味のある香りを持ち合わせた
2013年 繊細でしっかりとした骨格。美しく複雑なアロマ
2014年 エレガントで味わい深く、とてもバランスがよい
2015年 記憶に残る素晴らしい出来栄え
2016年 エレガントで、魅惑的なワイン
2017年 豊満で朗らか、絹のようにしなやか。しかもフレッシュで輝かしい
2018年
2017年、2015年、2009年と並び、珠玉のヴィンテージとして歴史に刻まれるでしょう
2019年 有望だが、生産者のテクニックが重要な年
2020年 非常にバランスが取れた爽やかさのある仕上がり
2021年 挑戦の末たどり着いた、納得のヌーヴォー
2022年
太陽に恵まれたヴィンテージ 果実味とストラクチュアの完璧なバランス
こうやって振り返ってみると年々良い評価になっているように感じませんか?

 

2024年のキャッチコピーは?

気になる今年(2024年)のキャッチコピーは発表され次第見てみよう!

 

2022年のキャッチコピーは、「太陽に恵まれたヴィンテージ 果実味とストラクチュアの完璧なバランス」。

春先から夏にかけての天候の変化が厳しく、生産者にとっても難しいヴィンテージとなりました。収穫は2003年に次いで最も早くなりましたが、素晴らしい出来となりました。

ボジョレーワイン委員会のダニエル・ブリア会長は、「収穫は、区画によりばらつきがある。収穫量は、過去5年平均に対し20%減と予想されるが、品質は喜ばしいものである。

2022 年ヴィンテージは、偉大な年である2009年、2015年、2018年そして2020年と似ているところがあり、特別なワインとなるであろう。このヴィンテージは、とても多彩な特徴を示す。

豊満でしっかりとしたストラクチュアがあり、際立つ色で、熟成向きのワインもあれば、フレッシュで心地よく肉付きがあり、飲みやすいワインもある」と述べています。

 

良い評価が多い理由

過去を振り返ってみると、年々良い評価となってきているように見えますよね。

これは生産者や販売側のビジネス戦略というわけではなく、温暖化によりブドウの完熟度が上がり、結果的に凝縮感のある状態で収穫されるようになってきているからです。

温暖化というとネガティブなイメージを抱いてしまうかもしれません。確かに深刻な環境問題ではありますが、その年の気候によってはブドウを完熟させることが難しかったワイン産地でも、ワイン産地においては温暖化の影響で良いワインが造れるようになってきており、ボジョレー地区もこれに当てはまるというわけです。

毎年少々大げさなキャッチコピーだけが一人歩きして何かと話題になりますが、環境の変化が味わいに関わっていることを知ると、ボジョレー・ヌーヴォーも違った観点から味わえるかもしれませんね。




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