
正しい練習のやり方を研究したいよな。
沖縄がもう暑い。2月なのに26度とかあって、朝からクーラーをつけようか本気で迷った。これで夏が来たらどうなるんだって、少し笑えない想像をしてしまう。異常気象って言葉が、だんだん比喩じゃなくなってきている感じがする。
で、そんな気温とは別に、最近の僕の中での話。イラストの練習はひとまず一区切りついたかなと思っている。正直に言うと、ちょっと飽きた。だからそろそろ小説の習慣に戻さないとなとも考えている。ただその前に、せっかくここまで描いてきたんだから、本気で一本仕上げてみてもいいんじゃないか、とも思う。成果らしい成果を出してから、次に行きたい気持ちもある。
とはいえ、iPadを買ってしまったからね。サンクコストってやつ。買った以上は使わないと損した気分になる。だから完全にやめるというよりは、ちゃんと形にする方向で考えたい。
最近『成功する練習の方法』みたいな本を読んでいる。そこであらためて思ったのは、練習は準備が9割だということだ。闇雲にやるだけでは、ほとんど意味がない。むしろ、やらなくていい練習を増やすだけになる。
僕のやり方はだいたい失敗パターンだ。焦って実行する。足りないと感じてさらに焦る。強度を上げる。パニックになる。燃え尽きる。そして嫌になる。このループ。苦しいわりに、たいして成長しない。努力している気分だけはあるけど、成果は薄い。
だから本当は、練習の前にプランを立てないといけない。どうなりたいのか。いつまでにどこまで到達したいのか。何を指標に進捗を測るのか。そこを決めてから走らないと、ゴールのないマラソンになる。ただの苦行だ。
人生レベルでも同じだと思う。どういう自分になりたいのか。その目標に対して、どの手段が適切なのかを選ばないといけない。僕は別にプロのイラストレーターになりたいわけでもないのに、ガチの筋トレみたいな練習をして勝手に燃え上がっていた。それはちょっと違う。
それに、手本とフィードバック。この二つが決定的に足りなかった。ひたすら線を引く。ポーズを模写する。それ自体は悪くない。でも、どこに向かっているのかが曖昧だと、ただ消耗するだけだ。
今はYouTubeにいくらでも手順動画がある。どういう順番で描くのか、何を意識しているのか、プロセスが見える。まずはちゃんとした見本を選ぶこと。それだけでも練習の質は変わるはずだ。
そしてフィードバック。これがあると練習はそこまで苦しくない。どこが良くて、どこが弱いのか。客観的に返ってくるだけで、次にやるべきことが明確になる。人がいなければ、AIを使ってもいい。SNSに上げて反応を見るのも一つの手だと思う。目的を持って使うなら、ああいう場所も悪くない。
結局、一番必要なのは目標だ。上手くなりたい、では弱い。どんな絵を描けるようになりたいのか。目標にする絵師は誰なのか。いつまでに、どのレベルまでいくのか。そこまで具体化しないと、人間は長距離を走れない。
進捗も見える化したほうがいい。今どれぐらい進んでいるのか。先月より何ができるようになったのか。そういう確認がないと、不安だけが積み上がる。
僕は相変わらず、勢いで走って、燃えて、灰になって、またゼロから始める癖がある。そりゃ上手くならない。継続できる人が一番強い。それはもう認めるしかない。
だからこれからは、練習の前に目標を立てる。手本を決める。フィードバックの仕組みを用意する。それから走る。そうしないと、また同じことを繰り返すだけだ。
暑い沖縄の朝に、そんなことを考えていた。外の気温は異常でも、自分のやり方まで異常でいる必要はない。少なくとも、次の一歩ぐらいは、もう少し論理的に踏み出したい。