
ルールで社員を縛ろうという会社は続かないよね。
朝はいつもラジオを聴いている。最近は沖縄でも25度以上とかの気温であるが、朝夕の乱高下が激しいので、体調を崩さないように気をつけたいところだ。
で、書きたいことの結論から言うと、人をルールで縛って動かそうとする会社は、長い目で見るとだいたい失敗する。最近それを、かなり生々しい形で目撃している。
今、会社のほうで「会社の方針を文書化する」みたいな動きがある。まあ方針をまとめること自体は別にいい。組織なんだから、ある程度のルールや共通認識があった方が仕事はやりやすい。ただ、その中身がどうにも昭和っぽい。飲み会には絶対参加とか、上司の言うことは絶対とか、そういう雰囲気の文言が並んでいるらしい。しかもそれ、規則として罰則があるわけでもなく、「会社としてこういう姿勢が望ましいよね」みたいな、ふんわりした方針らしい。
正直、これはかなりの確率で空文化すると思う。だって、強制力はないけど精神的には強制、みたいなものは一番扱いが難しい。従う人は従うし、従わない人は表面だけ合わせて中身は離れていく。
実際、僕自身ももうそんな感じで働いている。いわゆる「静かな退職」ってやつだ。仕事はちゃんとやる。最低限のノルマもこなす。でも昇進を目指して頑張るとか、会社の評価を取りに行くとか、そういうゲームにはもう参加していない。怒られない程度に働いて、エネルギーは家のほうに回す。本を読んだり、絵を描いたり、小説を書いたり。人生の軸はそっちに置いている。
会社って、業績が厳しくなると内側の人間を締め付け始めることがある。ルールを増やして、管理を強くして、人を動かそうとする。でもそのやり方って、たぶん逆効果なんだよね。優秀な人ほど、ガチガチのルールを嫌う。逃げ道がある人から先に出ていく。結果として、残るのは「ここにいるしかない人」ばかりになっていく。
僕自身は氷河期世代だから、パワハラ的な働き方にはある程度慣れている。昔はそういうものだと思っていたし、耐えて働くのが普通だった。でも令和の時代になって、SNSもあるしAIもあるし、会社の評判なんてすぐ広まる時代だ。それでもなお昭和型のマネジメントを続けようとする会社があるんだな、と、ちょっと珍しい生き物を見るような気分で眺めている。
とはいえ、じゃあすぐ転職できるかというと、そう簡単でもない。40代だし、障害者雇用の枠で考えると選択肢はかなり限られる。副業もなかなか難しい。だから劇的な一手があるわけでもない。結局のところ、今できる現実的な対処は「心理的距離を取ること」なんだろう。
表面上は従う。でも内側までは渡さない。会社は会社、人生は人生。そうやって線を引く。
考えてみれば、人を動かすのに一番大事なのは納得だ。納得があれば、人はわりと自発的に動く。逆に、納得のないままルールだけ増やして「動け」と言われても、たいていの人は形だけ従って心の中では離れていく。
外と戦う前に、内側の人間と戦ってどうするんだろうな、と思う。そう言うルールでの束縛は短期的にはエネルギーを生むけど、長くは続かない。
会社って結局、人の集まりだ。人の納得を無視したルールが増えていくと、組織は静かに弱くなっていく。最近の会社の動きを見ていると、その当たり前のことを、改めて実感している。