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『学校のせんせい(1)』(巣山真也、スクウェア・エニックス)感想

オリジナリティに欠け、百合部分も今ひとつ

新米教師「サクラ」「あかね」「ゆり子」のドタバタな毎日を描くゆるめのコメディ。キャラクタに新味がない上に、百合部分もヘテロ同士の乳繰り合いっぽくて今ひとつかと。

キャラに既視感ありまくり

この漫画でしか読めないような個性らしい個性を持ったキャラがほとんど見あたらない気がします。サクラもあかねもゆり子も既視感ありまくりの類型的キャラですし、3人の上司にあたる「みそら」に至っては、「大人なのに小さな子供にしか見えない」という既にお腹いっぱいの設定。こんなん、うちでレビューした百合/レズビアン作品だけでも、パッと思い出せるだけで、

  • の所長
  • の霜月真冬
  • のかなめ
  • の学園長

と4人ぐらいずらずら出てくるんですが。つまり、今さら同じことをやっても目新しくもなんともないわけで、なぜひねりもなくこんな設定を使用したんだか皆目わかりません。
余談ですが、こうして見ると、この手の「幼女に見えて実は大人」パターンの過剰供給の中で、あえて「コドモに見えて本当に現役小学生」な総代というキャラを出してみせたってコロンブスの卵だったんですねえ。『学校のせんせい(1)』にも何かそういう意外性が仕込んであれば、もっとよかったのに。

百合部分にはバリヘテ臭が

女同士で乳を揉んだりキスしたり押さえつけて「身体検査」をしたりと、身体の接触だけはそこそこあるんですが、どう見てもキャラが皆バリヘテなので、個人的には今ひとつでした。なんかねー、全員、ちょっと見場のいい男がちんこ勃てて近寄ってきたら大喜びでそっちに行きそうなニオイがすんのね。現実世界でもだいたいヘテロ女子の方が気軽に女同士でキスしたり触ったりするもんですが、この漫画もほぼそのノリかなあと。「男がいないヘテロ女子同士がキャッキャと触り合うの図」がツボな方にはよい作品かもしれませんが、多少なりともレズビアニズムの香りが漂う百合作品をお求めの方には向かないんじゃないかと思います。

まとめ

キャラ立ても弱いし、百合についても「欲求不満のノンケの乳繰り合い」路線で、個人的には今ひとつ。何かもう少し、よそでは読めないような強烈な個性が盛り込まれていたらもっとよかったのになと思います。




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