はじめに。
長男ナツオ@中1の激闘から1年。我が家に再び、あの独特の緊張感が漂い始めた。二男レンタ、小学3年生の2月。中学受験界における「新4年生」の幕開けである。長男の受験が終わった瞬間の解放感、家族全員で味わったあの穏やかな日々も束の間。早くも二月の勝者を目指すべく、新たな3年間の長い旅路が始まった。
レンタに合わせた塾選び。
長男の時は、家からの距離と一緒に通う友だちを考慮して歩いて通える距離の大手塾を選択した。しかし、レンタは兄とは性格もタイプも正反対。早生まれで小柄、新しい環境では少し気後れしてしまう繊細な一面を持っている。そんなレンタの個性を踏まえ、長男とは異なる「少人数主体」の塾に舵を切った。幸か不幸かレンタには一緒に通う友だちがいないこともあり、レンタのことだけを考えればよかったのも大きかった。
新4年生の1年間は、通塾は週2回。回数だけで見れば、柔術の週3回ペースよりも少ない。しかし、問題はその「距離」である。自宅から少し離れた場所に位置するため、電車通学が避けられないのが最大のネック。
まだ小3のレンタを、一人で電車に乗せるのはやはり不安が残る。そこで、家族総出のサポート体制を敷くことに。
行き:義母、長男に協力を仰ぎ、電車での送りを担当。
帰り:仕事帰りの私と妻が、塾の終了時間に合わせてピックアップ。
仕事の調整や体力的な負担は小さくないが、これも伴走者としての務め。車内や帰り道、その日の授業の内容をレンタから聞き出す時間は、柔術の練習後に布団の上で技の復習をしていたあの密な時間に近いものがあるかもしれない。
早くも立ちはだかる「受験の洗礼」。
塾生活が始まって早々、中学受験の洗礼を受けることとなった。手元に届いた春期講習のスケジュール表。そこには、世間が浮き立つ3連休も、のんびり過ごすはずの土曜日も、びっしりと授業の予定が書き込まれていた。
「春休みの旅行?お出かけ?そんなものはないよ」と言わんばかりの非情なカレンダー。 長男の時もそうだった。5年生、6年生と進むにつれ、正月も盆も関係なく勉強に捧げる日々が当たり前になっていく。 レンタもついに、その沼の入り口に立ってしまったのだ。もうやるっきゃない。
おわりに。
本格的な受験地獄の再来に、正直なところ「早く終わらないかな」という本音が漏れそうになる。長男の時に経験した、あのヒリヒリするような毎日。20時過ぎに帰宅するとあの頃のように二男と妻が居間で塾の宿題をしている。デジャブ。
これから3年間。また長い長い闘いが始まっていく。二月の連勝者となるべく突き進むのみ。