以下の内容はhttps://www.imaoto.com/entry/2026/03/09/070000より取得しました。


(追記あり) チャート発表の遅れ、複数曲の急落…Spotifyの問題についてまとめ、改善を求める

(※追記(3月11日4時50分):Spotifyのエラーが別途発生したことを受け、その内容を記しています。)

 

 

 

Spotifyによる不可解な状況が続いています。

上記で不自然と断言したのは、筆者が日々Spotifyのデイリーチャートを追いかけているゆえ(Xにて発信しています)。この日のデイリーチャート発表時間自体も強い違和感を抱かせるものしたが、翌日も遅延が発生していました。3月6日付以降はチャート発表の遅延が解消されるも、ブログエントリー掲載時点でも解決していない問題が存在します。

 

 

日本に限らず、Spotifyデイリーチャートは日本時間の22時以降に前日付が発表されることになっています。その発表時間は日々前後するものの、しかし24時以降の発表はほぼありません。まして、3月4日付デイリーチャートの発表時間は3月6日午前7時半以降、そして翌5日付においては3月7日午前8時15分頃に公開されています。明らかに遅いと言わざるを得ません(発表時間は下記ポストでも記載)。

 

 

デイリーチャート公開時間の遅延のみならず、冒頭で紹介したように急落曲が複数登場していることも問題です。かつてはスパムと認定され除外に至った曲が存在しましたが、今回急落した作品は他のサブスクサービスでもヒットしています。

まして、3月3日付で202,581回再生を記録したBE:FIRST「夢中」や161,661回再生のVaundy「怪獣の花唄」が、翌4日付で200位(51,949回再生)を下回ることはあり得ない、と数年間このチャートをチェックしてきた者として断言します。そして3月5日付ではそれら急落曲が再度ランクインするも、今度はHANA「Bloom」(前日付で166,507回再生を記録)が200位(52,291回再生)を下回るという事態が発生しています。

 

日本のSpotifyではデイリーチャート50位までをまとめた”トップ50 - 日本”プレイリスト(→こちら)の影響力が大きく、プレイリストにリストインすれば今後数日間で急上昇、プレイリストから外れた場合は数日のうちに急落する傾向にあります。この特性を”50位の壁”と称し、下記エントリーにて紹介しています。

実際、デイリー50位以内から200位未満へ急落した後50位以内に復帰した曲は、以降乱高下が発生。しばらくは続くものとみられます。

<日本のSpotifyデイリーチャート

 エラーに伴い一時200位未満に後退した曲の動向>

 

・BE:FIRST「夢中」

 順位 (3月3日付以降) 14位→200位未満→15位→32位→15位

 再生回数前日比 (3月6日付以降) 75.4%→133.2%

・Vaundy「怪獣の花唄」

 順位 (3月3日付以降) 35位→200位未満→33位→51位→38位

 再生回数前日比 (3月6日付以降) 74.4%→134.9%

・HANA「ALL IN」

 順位 (3月4日付以降) 31位→200位未満→40位→52位

 再生回数前日比 (3月7日付) 83.8%

 

日本のSpotifyにおける一日の区切りは午前9時頃とみられます。デイリーチャート発表のタイミングでプレイリストが更新されると仮定した場合、3月4日付デイリーチャート(3月6日7時半以降に公開)でチャートから外れたBE:FIRST「夢中」やVaundy「怪獣の花唄」については翌5日付(3月7日8時15分以降に公開)で復活したことで、3月6日付(同日午前9時頃からの24時間が集計期間)では50位の壁特性に伴い急落したと推測可能です。

ビルボードジャパンソングチャートのストリーミング指標、その基となるStreamimg Songsチャートを制した曲のうちSpotifyの占める割合はおよそ25%近くとなっており、Spotifyのエラーはたとえ1日であれども無視できないことが解ります。Spotifyにおいてはトップ50プレイリストへのリストイン効果が大きく影響するゆえ、尚の事です。

 

 

Spotifyにおいてはさらに、以下の問題が継続中です。

上記で記した通り、週間ソングチャートの発表が(このブログエントリー公開時点で)丸2日遅れています。これは3月4日付デイリーチャート以降に発生した一連のエラーと地続きかと思われ、完全に解消されていない状況を残念に思います。

なお、週間ソングチャート発表のタイミングでBE:FIRST「夢中」等の再生回数エラーが解消され、欠番となった日に復活する可能性も考えられます。ただし復活したとしても、エラーによる被害(再生回数の乱高下)はしばらく受け続けるものと考えます。

 

 

今回の件で、XのSpotify関連アカウントはエラーに関する声明を発信していません。日本のSpotifyによるアカウント(→こちら)、そしてグローバル(→こちら)においても、この週末はバッド・バニーによる初の日本公演(Spotifyによる招待制ライブ)の熱狂を投稿やリポストしている一方、エラーに関するお詫びがないのは不誠実と言わざるを得ません。

無論、すべてのサブスクサービスが100%エラーを起こさないということはあり得ないでしょう。しかし、そのエラーが発生した際には何かしらのアナウンスを行うのが誠意ある、そして音楽管理に責任を持つ者としての態度ではないでしょうか。問題発生自体、さらにはそれに対する姿勢への疑問は、サービス自体への信頼失墜につながりかねません。

 

Spotifyは昨年初開催のMUSIC AWARDS JAPANにて一般投票部門の投票フォームとなっていました(Spotifyを活用した『MUSIC AWARDS JAPAN』一般投票がスタート!お気に入りの楽曲に投票しよう - Spotify Japan — For the Record(2025年3月17日付)参照)。また同賞はビルボードジャパン等のチャートデータが一般投票以外の部門における(ノミネート前段階となる)エントリー基準となっていますが、そのチャートデータにSpotifyは大きく関わります。Spotifyは今年も投票フォームの役割を担うかもしれませんが、今回の問題を踏まえて”投票に異常が生じかねない”との懸念を抱かれてもおかしくありません。

(バッド・バニーの公演には音楽関係者が複数招かれたことを確認しています。そしてその方々はMUSIC AWARDS JAPANの投票会員かもしれません。ならばSpotifyに近い存在である彼らが、今回のエラーについてSpotify側に質すのがより効果的と考えます。)

 

その懸念や疑念を払拭する意味でも、Spotify側には【エラー調査の実施および結果の公表】【ソングチャート公開遅延の理由およびエラーとの関連についての発表】を願います。そして何より、【遅延に関するお詫び】は最低限必要ではないでしょうか。その遅延がエラー発生に対する調査に費やしたゆえならば尚の事、まずは問題発生とお詫びをアナウンスすることが必要だったのではというのが私見です。

最後に。MUSIC AWARDS JAPANに対しては、サブスクサービス等に頼らず自身で投票フォーマットを用意することを希望します。

 

 

 

※追記(3月11日4時50分)

 

追記執筆の時点で、Spotifyによる3月8日付デイリーソングチャート、および2月27日~3月5日を集計期間とする週間ソングチャートが未だ公開されていません。前者は日本時間の3月9日22時以降、後者は同じく日本時間の3月6日22時以降に公開されるのが通常であり、エラーが続いているという状況です。

しかしながら、SpotifyはX公式アカウントにて、未だ公開されていない3月8日付デイリーソングチャートをデータに含む上記チャートを掲載しています。この掲載時間が日本時間の3月10日7時41分となっている点からも、3月8日付デイリーソングチャートが公開されないままなのは矛盾ではと疑わざるを得ません。

さらには3月5日までを集計期間とするSpotify週間ソングチャートをストリーミング指標に用いる、米ビルボードによる3月14日付各種チャートも既に発表されています。その点もまた矛盾と呼べるもので、Spotify側は最新の週間ソングチャートをアナウンスして問題ないはずです。

 

3月9日にSpotifyへ問い合わせた際、エラーの存在を認めていました。その当時発生していなかった3月8日付デイリーソングチャートの公開遅延と前週発生分のエラーが地続きのものかそれとも別個のものかはわかりかねるものの、しかしSpotify側はエラーの存在を公に認め、お詫びすることは必要ではないでしょうか。

現時点で日本のSpotifyによるアカウント(→こちら)、そしてグローバル(→こちら)においてもエラーに関するアナウンスはありません。その姿勢は音楽を管理する者としてどうかと考えると共に、この状況が続けばビルボードジャパンのチャート発表も遅れる可能性があるのではと懸念しています。




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