以下の内容はhttps://www.imaoto.com/entry/2026/02/28/060000より取得しました。


前週トップ10初登場曲の最新動向、そしてラジオ指標の特徴等をまとめる

一昨年夏以降再開したこのエントリーですが、タイトルを”前週トップ10初登場曲の最新動向”とした上で、副題を新たに設けています。前週の内容はこちら。

 

ビルボードジャパンソングチャートの動向を分析する者として、真の社会的ヒット曲とはロングヒットする、年間チャートで上位に進出する作品と考えます。週間単位で上位に入るのは好いことですが、他方で所有指標が極度に強い曲は加算2週目に、また接触指標が所有指標的な動きをなぞる曲(主にLINE MUSIC再生キャンペーン採用曲)はキャンペーン終了後に指標が大きく後退し、総合でも急落することが少なくありません。

この急落は毎週のようにみられます。ソングチャートのトップ10は多いときで5曲程度が毎週入れ替わり、ロングヒットするか否かが極端に分かれます。主にライト層の支持が反映されるストリーミングがロングヒット曲では強い一方、急落する曲はコアファンとライト層との乖離が大きいのですが、これらを1週分のチャートの順位およびポイントのみで判断することは、現状では難しい状況です。

そのため、このブログエントリーではビルボードジャパンに対しチャートポリシー(集計方法)の改善も提案していますが、あくまで自分なりのと前置きしつつもチャートの見方を提示したいと考えたのが、エントリー掲載の理由です。

 

<2月25日公開分 ビルボードジャパンソングチャート

 前週初めてトップ10入りした作品の、前週および当週におけるCHART insight>

 

※CHART insightの説明

 

[色について]

黄:フィジカルセールス

紫:ダウンロード

青:ストリーミング

黄緑:ラジオ

赤:動画再生

緑:カラオケ

濃いオレンジ:UGC (ユーザー生成コンテンツ)

 (Top User Generated Songsチャートにおける獲得ポイントであり、ソングチャートには含まれません。)

ピンク:ハイブリッド指標

 (BUZZ、CONTACTおよびSALESから選択可能です。)

 

[表示範囲について]

総合順位、および構成指標等において20位まで表示

 

[チャート構成比について]

累計における指標毎のポイント構成

 

・Hey! Say! JUMP「ハニカミ」

 2月18日公開分 3位→2月25日公開分 38位

・M!LK「爆裂愛してる」

 2月18日公開分 6位→2月25日公開分 1位

 

・back number「どうしてもどうしても」

 2月18日公開分 7位→2月25日公開分 13位

・サカナクション「いらない」

 2月18日公開分 10位→2月25日公開分 16位

 

当週のストリーミング表はこちら。

 

登場2週目で総合首位に到達したM!LK「爆裂愛してる」については、木曜付エントリーにて紹介しています。

 

その「爆裂愛してる」を除く3曲はいずれもトップ10圏外となりながら、back number「どうしてもどうしても」およびサカナクション「いらない」は総合20位以内となり、下落幅を抑えています。そして2曲の指標構成にて目立つのが、ラジオの好調です。

 

(最新2月25日公開分ビルボードジャパンソングチャート、ラジオ指標の上位10曲を示したCHART insightを上記に。こちらは有料会員が確認可能なもので、他指標において20位未満の順位も明示されています。ビルボードジャパンでは有料会員が知り得る情報の掲載を許可しています。)

 

ラジオ指標はプランテックによる主要ラジオ局のオンエアチャートを基に、各放送局の聴取可能人口等を加味して算出されます。聴き手が基本的に選曲権を持たず、受動的な接触行動と呼べるこの指標においては、ラジオ局や番組が主体的に流す曲、ラジオ局によるパワープレイ(ヘビーローテーション)採用曲、また帯番組の放送やコーナー等の限定的な時間帯で一週間大量にオンエアされる曲が上位に来る傾向にあり、さらには季節やイベントを代表する曲や、亡くなった歌手の代表曲も一時的に上昇します。

2月25日公開分のビルボードジャパンソングチャート、ラジオ指標の基となるプランテックのラジオオンエアチャートではRIIZE「All of You」が首位を獲得していますが、『帯放送の番組/コーナーなど、限定的な時間帯で大量数のオンエアを積み上げ』たことが上位進出の背景にあります(『』内は上記記事より)。2位のSTARGLOW「Star Wish」および3位のOSHIKIKEIGO「インスタントナイト」は月間パワープレイ選出に伴うものです。

上記3曲においては音楽チャート施策(特に男性アイドルやダンスボーカルグループの新曲はリリース週に大量オンエアされる傾向が高まっています)、また多くの局でのパワープレイ採用が活きた形ですが、リクエストに基づくオンエアもみられています(またはそのはずです)。ただ、施策やパワープレイの終了に伴い急落することも少なくありません。ラジオ指標は他指標に比べてロングヒットしにくいのも特徴です。

 

その点において、back number「どうしてもどうしても」やサカナクション「いらない」におけるラジオ指標の安定からは、ラジオ局や番組が主体的に流す曲であることが読み取れます。尤も前者はNHKウインタースポーツテーマソングとしてミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック期間中に大量オンエアされたこともあり、五輪紹介時等にNHK以外でも流れたものと考えます。ゆえに五輪終了後の動向を見極める必要はあります。

他方、サカナクション「いらない」はロングヒットの可能性も考えられます。前作「怪獣」がプランテックのラジオオンエアチャートで昨年度年間2位に入ったことで(プランテックによる2025年度ラジオエアプレイチャートが発表、そこから考えることについて(2025年12月21日付)参照)、局側の期待値の高さが推測されます。またラジオは、主にベテラン歌手の曲が強い(全国レギュラー番組を抱えるならば特に)という点も特徴です。

 

<ビルボードジャパンソングチャート ラジオ指標について>

 

◯ 基となるデータ

 ・プランテックによる全国主要エリア31局(FMおよびAM局)のオンエアチャート

   (各放送局の聴取可能人口等を加味して指標化)

 

◯ 上位進出しやすい曲

 ・ラジオ局によるパワープレイ(ヘビーローテーション)採用曲

   (新人歌手による作品主体)

 ・帯番組の放送やコーナー等の限定的な時間帯で一週間大量にオンエアされる曲

   (男性アイドル/ダンスボーカルグループの作品中心 (音楽チャート施策として))

 ・季節やイベントを代表する曲

 ・亡くなった歌手の代表曲

 ・ベテラン歌手による新曲

   (全国レギュラー番組を抱える歌手が特に強い)

 ・ラジオ局や番組が主体的に流す曲

 

◯ 問題点

 ・他指標に比べてロングヒットしにくい

   (音楽チャート施策に基づく場合は1週間、パワープレイ採用曲は1ヶ月程度)

 ・他指標と順位が乖離しやすい

 ・他指標より洋楽(K-POPを除く)が強いながら、上位占有率は縮小傾向にある

 ・ラジオ局や番組が主体的に流す曲は(オンエアチャート上からは)見えづらい

 

ラジオ指標の特徴等をまとめた上記では、問題点も記しています。特に他指標との乖離や、ラジオ局等が主体的に流す曲の見えづらさが気掛かりというのが私見です。放送局側が誇りを持って推す曲がラジオ業界を越えてヒットに至ることで、芸人やアイドルがDJを務める番組のみならず音楽番組も注目され、音楽好きの方からもラジオが(再度)注目されるのではないでしょうか。




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