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M!LKが「爆裂愛してる」でビルボードジャパンソングチャート初制覇…その背景や今後に注目する

2月25日公開分(集計期間:2月16~22日)のビルボードジャパンソングチャートでは、前週首位に立ったKing Gnu「AIZO」が7位へ後退。M!LK「爆裂愛してる」がフィジカルセールス指標初加算に伴い、キャリア初の首位を獲得しています。

本作は2月18日にリリースされた新シングル『爆裂愛してる / 好きすぎて滅!』の収録曲。前作の初週売上の3倍以上となる615,808枚を売り上げセールス2位、ダウンロード5位、ストリーミング3位、動画1位、ラジオ23位を獲得した。M!LKは、これまでの最高位が総合3位(「好きすぎて滅!」/「アオノオト」/「Over The Storm」/「テルネロファイター」)だったが、本作で初の首位に輝いた。

今回はこの曲が首位獲得に至った背景を分析します。

 

<M!LK「爆裂愛してる」 ビルボードジャパンソングチャート制覇の背景>

 

当週の動向

前週デジタル先行リリースに伴い6位に初登場したM!LK「爆裂愛してる」は、当週フィジカルセールス初加算に伴い躍進。獲得ポイントは5,167→15,388と推移し、2026年度においてはNumber_i「3XL」(2月4日公開分 16,131ポイント)に次ぐ週間ポイント数を記録しています。

上記CHART insightからは、M!LK「爆裂愛してる」の累計ポイントにてフィジカルセールス指標(黄色で表示)がおよそ4割を占めていることが解ります。2週で20,555ポイントを記録した同曲のうち、当週の獲得ポイントに占めるフィジカルセールス指標分は8,200ポイント前後となります。逆に言えば、当週の獲得ポイントのうち7千ポイント強がフィジカルセールス指標以外となります。

 

週間チャート制覇の背景

高フィジカルセールス記録曲に勝った理由

M!LK「爆裂愛してる」はキャリア最高となる初週フィジカルセールスを記録していますが、そのフィジカルセールス(指標の基となるTop Singles Salesチャート)では「爆裂愛してる」のみならず、なにわ男子「HARD WORK」(737,824枚)、RIIZE「All of You」(389,850枚)そして≒JOY「電話番号教えて!」(276,793枚)の4曲が20万枚を大きく上回り、いずれもキャリアハイの週間セールスを記録しています。

M!LK「爆裂愛してる」以外の3曲は当週までの累計ポイントに占めるフィジカルセールス指標の割合がいずれも70%を超えています。また社会的ヒットに最も欠かせないストリーミング指標(青で表示)は当週どの曲も獲得していません(≒JOY「電話番号教えて!」は1月28日~2月4日公開分で300位以内に入るもその後は達せず)。なにわ男子「HARD WORK」はデジタルリリース自体行われておらず、これが大差につながった形です。

デジタル、特にストリーミングや動画再生(CHART insightでは赤で表示)といった接触指標群はロングヒットに欠かせず、フィジカルセールス指標加算2週目の急落を防ぐことにも寄与します。当週フィジカルセールス20万枚を超えた4曲のうち、M!LK「爆裂愛してる」が他の3曲より次週高位置にとどまる可能性は高いでしょう。

 

デジタル/フィジカルにおける徹底した施策

「爆裂愛してる」はフィジカルリリースの前週にデジタルを先行解禁。ビルボードジャパンソングチャート初登場時にはストリーミング指標5位、動画再生指標はミュージックビデオ未公開ながら4位と高位置につけていました。そして当週の集計期間内において、M!LKは様々な施策を徹底しています。

<M!LK「爆裂愛してる」における施策一覧>

 

・Stationheadリスニングパーティー

 

・『CDTVライブ!ライブ!』(TBS)にてテレビ初パフォーマンス

 

・フィジカルリリース

・(フィジカルパッケージとして)ダウンロードリリース

 

・フィジカルリリース記念スペシャルイベント (YouTube生配信)

・イベント終了後生配信

 

・ミュージックビデオ公開

  

・ライブパフォーマンス映像公開

 

・X(スペース機能)生配信

これら施策の徹底が、フィジカルリリース週の盛り上がりにつながったことは間違いないでしょう。また下記イベントの開催に伴い、デイリーセールスが可視化されるオリコンでは(おそらくイベント購入分反映に伴い)フラゲ日以外で19万枚ものセールスが追加されています。

特にフィジカルセールス施策は同週フィジカルリリースした他の歌手やそのコアファンを刺激するのみならず、ライバルの存在がM!LKやそのコアファンにも刺激を与えたことが、4組におけるキャリア最高初週セールスから読み取ることができます。一方でデジタルの徹底はM!LKが最も力を入れていたかもしれません。

 

追い風となったハロー!プロジェクト所属歌手作品のサブスク解禁

M!LK「爆裂愛してる」は「イイじゃん」~「好きすぎて滅!」といういわゆる"トンチキソング"の流れを組んだ曲として、認知が速く進んだものと考えられます。ストリーミング指標が早々に高位置に到達するのは、その証明と呼べるかもしれません。

そしてもうひとつ、ハロー!プロジェクト所属歌手作品のサブスク解禁が今月行われたことも背中を押したのではないでしょうか。"トンチキソング"が少なくないこともさることながら、特にモーニング娘。が唱えてきたポジティブなメッセージとのリンクが、当時を知るハロプロファンからの支持も得るに至ったものと考えます。実際、「爆裂愛してる」のインタビュー記事ではモーニング娘。の名が登場します。

「爆裂愛してる」を聴いた方からは上記作品を想起したとの声も耳にします(個人的には大サビ最後のインドを想起させるメロディラインが「恋のダンスサイト」サビ終わりのそれを想起)。2月9日月曜に「爆裂愛してる」がデジタルリリース、そしてハロー!プロジェクト所属歌手で現在も活動する方々の作品が2月13日金曜にサブスク解禁されたことで、このような曲調へのニーズがより高まっただろうことは想像に難くありません。

 

おわりに:今後の注目点

本日発表のトップアーティストチャートで最高位更新なるか

注目は、本日正午発表予定のトップアーティストチャートの動向です。ビルボードジャパンはソングチャートとアルバムチャートを合算した歌手別チャートを用意していますが、M!LKは前週のタイミングでキャリア最高位タイとなる6位に就けています。

M!LKは新曲「爆裂愛してる」がソングチャートで6位に初登場したこともあり、歌手別チャート構成6指標はカラオケ以外すべて上昇、またカラオケも前週の順位をキープしています。さらにメジャーデビュー以降のアルバム2作品がアルバムチャートで上昇しています(『M!Ⅹ』(2025)は42→38位、『Jewel』(2023)は46→39位)。ストリーミングの強さもさることながら、フィジカルセールスが緩やかに伸びている点にも注目です。

トップアーティストチャートについてはビルボードジャパンが記事を用意していないため、勝手ながら弊ブログにて毎週木曜19時に公開しています。前週の動向については上記に記載したとおりですが、カラオケ指標(CHART insightでは緑で表示)の上位進出からはライト層(歌手のファンではないが曲が気になる方々)の人気が、そして旧譜のフィジカル購入という所有行動からは新規コアファンの増加が見て取れます。

M!LKはシングル「アオノオト」がソングチャートで3位に初登場した昨年7月16日公開分にてトップアーティストチャート6位を記録するも、翌週は24位に後退。フィジカルセールス加算2週目に伴う同指標低下が大きく影響していますが、LINE MUSIC再生キャンペーンの開催がストリーミング指標そして総合順位の急落を抑えたともいえます。それでも歌手別チャートにおいて、6位到達の5週後には100位未満へ後退しています。

一方でM!LKは「好きすぎて滅!」のヒット以降、16週連続でトップアーティストチャート100位以内にランクイン。そして「爆裂愛してる」ではLINE MUSIC再生キャンペーンを採用していません。その状況下で直近のLINE MUSIC週間チャートでは単曲版で5位、シングルパッケージ版で80位に登場しており、再生キャンペーンに頼らずも上位進出に至った形です。そして再生キャンペーン後の急落も考慮に入れる必要はありません。

(なお「爆裂愛してる」ではLINE BGM 設定キャンペーンが展開されていました(→こちら)。)

また、オリコンによるYouTubeチャートでは2月19日木曜までの1週間において、「爆裂愛してる」が前週の9位から3位に、そして「好きすぎて滅!」が2位からトップに上昇。さらには「イイじゃん」も34→25位と推移しています。これら3曲は当週のビルボードジャパンソングチャートですべて週間最高ポイントを更新しており、歌手としての人気上昇を感じさせるに十分でしょう。ビルボードジャパンの歌手別チャートに注目です。

 

より重要なのはロングヒットに至るか

以前から述べているように、一週分の結果も大事ながら、より重要なのはロングヒットし年間ソングチャートにランクインすることです。ゆえに、まずはフィジカルセールス指標加算2週目となる次週の動向を見極める必要がありますが、M!LK「爆裂愛してる」は当週20万枚超えを果たした4曲の中でデジタルに最も強く、またLINE MUSIC再生キャンペーンを採用していないこともあり、急落を防げるのではと捉えています。

そして、ロングヒットし年間ソングチャートにランクインすることはトップアーティストチャートでの強さにもつながり、最終的にこれらチャートを参考とする『NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか)への出場に至る可能性が高まります。

施策は瞬発力を高めるためのものが少なくありませんが、M!LKは「爆裂愛してる」とのダブルAサイドに設定され、昨秋デジタルリリースされた「好きすぎて滅!」の訴求も直近まで行っていました。「爆裂愛してる」でも同種の公開が行われると予想され、持続力を高める施策も増えていくとみられます。

 

M!LK「爆裂愛してる」が2026年を代表する社会的ヒット曲と成るか、注目です。




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