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2025年度版"日本版グラミー賞"企画、主要5部門の結果発表 (コラボスペース終了の報告)

このブログで毎年恒例となった"日本版グラミー賞"企画。今回も音楽インフルエンサーのRYOさんと共に、同賞の存在を仮定した上で互いにノミネーションを用意し、昨日19時からのコラボスペースにて受賞作品ならびに受賞歌手を決定しました。

昨日のコラボスペース、アーカイブはこちら。

双方のノミネート内容はこちら。ノミネーション選考の背景についても記しています。

それでは今回の結果について、紹介順に振り返ります。

<2025年度版 日本版グラミー賞について>

 

 

日本版グラミー賞 受賞結果

最優秀新人賞

圧倒的な勢いを示し続けたHANAを、ふたりとも選出。RYOさんが次点に選んだCANDY TUNEの音楽チャート面での成績、自分が次点に選んだkurayamisakaにおけるアルバムの高い評判も考慮しつつ、HANAは音楽チャート面、作品の質、曲毎に異なるカラーをまとっていたこと、そして人気オーディション出身ということもあり多くの方に認知されていたことも、他の候補者を圧倒していた要因と捉えています。

 

最優秀楽曲賞

サカナクション「怪獣」は、その待望度がSpotifyでの高い初動につながり、また一年を通して音楽チャートで上位に登場。カラオケでも愛され、そして『EIGHT JAM』(テレビ朝日)内"プロが選ぶ年間マイベスト10"企画では2名がトップに挙げる等、音楽ファンそして音楽関係者が高く注目した2025年を代表する作品に。年内のリリースはわずか一曲のみながら、サカナクションはその「怪獣」にて見事な復活を遂げたといえます。

 

最優秀アルバム賞

今回の主要5部門で選者の受賞作品/歌手が唯一異なったのがこの部門ながら、双方は"グローバル"という点が共通。藤井風『Prema』は全編英語詞、星野源『Gen』は海外の歌手を多く招きながら、これまでの作品の延長線上といえる進化した姿を届けてくれました。また歌詞や歌手のスタンスにもこの"グローバル"が反映されているといえます。おそらくはMUSIC AWARDS JAPANでもこの2作品が主軸になるのではないでしょうか。

 

最優秀レコード賞

2023年度におけるYOASOBI「アイドル」や翌年度のCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」を彷彿とさせる特大ヒットに至ったのが米津玄師「IRIS OUT」。音楽チャートにおいてはリリースからわずか3ヶ月弱にてビルボードジャパン年間ソングチャートでトップ5入りを果たし、また米ビルボードのGlobal 200(グローバルソングチャートのひとつ)では日本人歌手作品での週間最高位を更新する等、文句無しの結果といえます。

 

最優秀アーティスト賞

ソングチャートとアルバムチャートを合算したビルボードジャパンの年間トップアーティストチャートを制したMrs. GREEN APPLEは、2025年もヒット曲を連発し、ベストアルバム『10』もセールス/ストリーミングの双方で大ヒット。楽曲単位では米津玄師「IRIS OUT」や自身の「ライラック」クラスの特大ヒットこそ昨年はなかったかもしれませんが、総合力で考えれば抜きん出た存在であることに異論はないはずです。

 

以上、5部門の結果についてお伝えしました。

 

 

総評

生配信冒頭で、RYOさんが"2025年はMrs. GREEN APPLEとHANAと米津玄師さんの年"と仰っていたことに納得。新人部門はHANAの独壇場、Mrs. GREEN APPLEは多方面で活躍しお茶の間の歌手になったと実感。そして米津玄師さんは映像作品タイアップ曲がすべて高評価を獲得。この三組は昨年オリジナルアルバムを出していないゆえ、来たるべき作品が気になるところです(なおHANAはファーストアルバムを今週リリースします)。

 

そしてこの数年でアイドルやダンスボーカルグループの勢力図が変化。特にFRUITS ZIPPERやCANDY TUNEが所属するKAWAII LAB.、さらにM!LK等が社会的ヒットを輩出するようになりました。K-POP人気は続きながらも昨年は落ち着いた感が否めず、そこにSNS施策の徹底等を経て話題を集めた(きちんとストリーミングヒットにもつなげた)グループが新たな地位を確立しています。

生配信冒頭ではM!LKの最新曲「爆裂愛してる」の話題を挙げたのですが、彼らの「イイじゃん」以降の流れが"トンチキソング"(この表現は見直しは必要ではと思いつつ用いた次第)の需要を高め、Snow Man「カリスマックス」等もヒットしています。ならばこの種の作品を多く所有するSTARTO ENTERTAINMENTが、アーカイブをデジタルに放つことを希望します。アイドルジャンル、また音楽市場全体の活性化につながるはずです。

 

さて、今の時代はヒットの細分化に伴い老若男女に広く愛される曲が減っていると言われていますが、たとえばMrs. GREEN APPLEのジャンルレスな活躍(RYOさんが"嵐を彷彿させる"と仰ったことに納得)、そしてKAWAII LAB.所属歌手やM!LK等の人気が、たとえばサブスクに馴染みが薄かった層を開拓する可能性があるものと考えるに、このような歌手や作品の存在は光明に成り得るというのが自分の見方です。

ヒットの細分化そして広く愛される曲の不在は音楽チャート分析者からも話題に上がっていますが、ならば音楽関係者がメディアを介しヒットを伝えること、またどうすれば好くなるかを前向きに議論することがもっと重要ではと実感。自分は音楽チャート分析の立場からブログを介し社会的ヒット(に成り得る)作品を伝えていますが、各自ができる範囲で発信等を徹底していく必要があるという思いを、今回強く抱いた次第です。

 

 

おわりに

今回のコラボスペースをお聴きくださった皆さんに、心から感謝申し上げます。エントリー冒頭にてアーカイブのリンクを掲載していますので、是非お聴きください。そしてあらためて、ご一緒してくださった音楽インフルエンサーのRYOさんに心から感謝申し上げます。

 

この企画を立ち上げたのは、日本を代表する音楽賞が生まれることを願うゆえでした。そして昨年、MUSIC AWARDS JAPANの第1回が開催されています。改善が必要な点は少なくないと感じていましたが、6月開催の第2回ではその改善に着手しており、賞への期待感は強まっています。

この音楽賞が成功し、浸透することを願います。そして日本版グラミー賞企画がMUSIC AWARDS JAPANへの刺激になれるならばと思っています。




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