2月18日公開分(集計期間:2月9~15日)のビルボードジャパンソングチャートでは、前週首位初登場を果たしたSnow Man「STARS」が17位に後退。King Gnu「AIZO」が同曲初の首位に立っています。
【ビルボード】King Gnu「AIZO」が総合首位、ミラノ五輪開幕でback number「どうしてもどうしても」が浮上 https://t.co/asbQVidopj
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) 2026年2月18日
「AIZO」は当週初めてフィジカルセールス指標が加点されたことで、総合ソングチャートでも首位に。他方、この指標を制したHey! Say! JUMP「ハニカミ」は総合チャートにて前週の58位から上昇するも、総合3位となっています。
King Gnu「AIZO」はフィジカルセールス68,441枚、Hey! Say! JUMP「ハニカミ」は230,578枚をマーク。フィジカルセールス指標はTop Singles Salesチャートを基に、指標化の際に一定枚数以上の週間セールスに対し減算処理を施しますが、それでも「ハニカミ」が強いことは変わりません。ただ獲得ポイントは「AIZO」の10,322に対し「ハニカミ」は7,510となり、大きな差が。これは、他指標の動向が大きく影響しています。

(上記CHART insightは有料会員が確認可能なもので、20位未満の指標順位も明示されています(ビルボードジャパンでは有料会員が知り得る情報の掲載を許可しています)。また、以下に紹介するCHART insightも同様に、有料会員が確認可能なものとなります。)
ビルボードジャパンソングチャートはフィジカルセールス(CHART insightでは黄色で表示)、ダウンロード(紫)、ストリーミング(青)、ラジオ(黄緑)、動画再生(赤)そしてカラオケ(緑)の6指標で構成。フィジカルセールスおよびラジオの2指標でKing Gnu「AIZO」に勝ったHey! Say! JUMP「ハニカミ」ですが、一方でデジタル指標群は強くありません。
楽曲毎のCHART insight(下記参照)からも解るように、King Gnu「AIZO」はデジタル指標群が安定した中でフィジカルセールス指標が追加された一方、Hey! Say! JUMP「ハニカミ」はデジタルが先行解禁されながら安定せず、その降下と交代する形でフィジカルセールス指標が加点されたといえます。

(Hey! Say! JUMP「ハニカミ」は現時点で、YouTubeにて公式ミュージックビデオが公開されていません。)

(上記CHART insightは有料会員が確認可能なもので、20位未満の指標順位も明示されています。ビルボードジャパンでは有料会員が知り得る情報の掲載を許可しています。)
Hey! Say! JUMP「ハニカミ」は当週、ダウンロードおよびストリーミングが300位圏内となり加点されるも、100位未満に。また動画再生も大きく後退しています。Hey! Say! JUMPのメンバーが出演した映像作品のタイアップ曲についてはサブスク解禁前から動画再生指標が強い状況だった経緯もあり(下記エントリー参照)、「ハニカミ」においてもミュージックビデオがYouTubeで解禁されたならばという思いを抱いています。
Hey! Say! JUMP「ハニカミ」はダウンロードおよびストリーミングが初加算となった2週前のビルボードジャパンソングチャートで11位に初登場し、3,930ポイントを獲得しています。仮にデジタル解禁のタイミングをフィジカルセールス週に合わせたならば(ミュージックビデオも合わせてYouTubeで公開したならば尚の事)、当週のソングチャートではKing Gnu「AIZO」に迫ったか、もしくは上回った可能性も考えられます。
無論大事なのは中長期での人気であり、少なくとも上位進出の翌週における動向を押さえる必要がありますが、フィジカルシングルの前作「encore」が記録した初週セールス(2025年6月4日公開分 213,556枚)を上回った「ハニカミ」が、デジタルを伴えずに総合首位を逸したことをどう受け止めるかについては、次のシングルリリース時における施策等に表れるものと捉えています。
他方、King Gnu「AIZO」においても気になる点が。初週フィジカルセールスは前作「SPECIALZ」(2023年9月13日公開分 32,330枚)の倍以上となりながら、当週はダウンロード数が5,584→4,832DL、またストリーミング指標の基となるストリーミング再生回数が8,111,983→7,488,083回と、共に減少しています。
フィジカルの登場で購入における選択肢が増え、また曲の注目度を高めることでデジタル指標群も刺激するという事象が、「AIZO」で起きているとは言い難いのかもしれません。この曲はデジタルリリース後初の1週間フル加算となった1月21日公開分ビルボードジャパンソングチャート(10,686ポイント)以来の1万ポイント超えを達成していますが、フィジカルセールス加算2週目の次週は比較的大きく後退する可能性が考えられます。
King Gnu「AIZO」、およびHey! Say! JUMP「ハニカミ」における次週の動向については、2月28日公開分のエントリーにて分析します。