(※追記(2月18日19時35分):Global 200における日本の楽曲動向を追記しています。)
現地時間の2月16日月曜が祝日につき翌17日に発表された、最新2月21日付米ビルボードソングチャート(集計期間:2月6~12日)。前週初の首位に立ったエラ・ラングレー「Choosin' Texas」は4位へ後退。スーパーボウルハーフタイムショー効果に伴い、ショーのラストに披露したバッド・バニー「DtMF」が同曲初の首位を獲得しています。
Bad Bunny’s ‘DtMF’ Touches Down at No. 1 on Billboard Hot 100 After Super Bowl Halftime Showhttps://t.co/BbMGcR0IPJ
— billboard (@billboard) 2026年2月17日
バッド・バニー「DtMF」は、カーディ・BおよびJ・バルヴィンと共演した「I Like It」が2018年7月に1週首位を獲得して以来となる、キャリア2曲目の首位に。なお「I Like It」も2020年のスーパーボウルハーフタイムショー(シャキーラおよびジェニファー・ロペスがヘッドライナーを務めた年)にて、バッド・バニーがシャキーラとの共演の形で披露しています。
スペイン語の歌詞によるバッド・バニー「DtMF」は、元々2025年1月に最高2位を記録。同曲は当週、ストリーミングが前週比85%アップの4300万(同指標通算3週目の首位)、ダウンロードが同262%アップの12,000(同指標2位)、ラジオが同56%アップの530万(同指標50位未満)となっています。なおストリーミングにおいては昨年1~2月に2週首位を獲得しています。
「DtMF」におけるストリーミング4300万回という数値は、2026年において週間最多となります。さらにこの曲は初登場時に記録した3490万を上回り、同曲における最高再生回数を更新しています。加えてこの10年にて、英語が主言語ではない楽曲において週間最多ストリーミング数を更新。これまではエスラボン・アーマード & ペソ・プルマ「Ella Baila Sola」が2023年5月に記録した3460万が最多再生回数となっています。
「DtMF」は、全部もしくは大半の歌詞がスペイン語による曲として4曲目の米ビルボードソングチャート制覇曲となり、さらにソロ歌手による曲で他の共演者や客演参加者を含まない作品としては初の首位獲得となります。
<米ビルボードソングチャート 全部もしくは大半の歌詞がスペイン語による曲の首位獲得一覧>
・バッド・バニー「DtMF」 2026年2月21日付 1週
・ルイス・フォンシ & ダディー・ヤンキー feat. ジャスティン・ビーバー「Despacito」 2017年5月17日付以降 通算16週
・ロス・デル・リオ「Macarena (Bayside Boys Mix)」 1996年8月3日付以降 通算14週
・ロス・ロボス「La Bamba」 1987年8月29日付以降 通算3週
「DtMF」は歌詞の一部が英語ではない曲として、HUNTR/X(イジェ、オードリー・ヌナ & レイ・アミ)「Golden」(主に英語詞ながら韓国語を含む)が昨年8~10月に通算8週首位を獲得して以来となる首位獲得を果たしています。
スーパーボウルハーフタイムショーでのパフォーマンス曲が、その後米ビルボードソングチャートを制したのは2年連続、2回目となります。2025年2月22日付ではケンドリック・ラマー「Not Like Us」が15→1位と推移し、通算3週目の首位を獲得。またケンドリックは同週のチャートにて、トップ10の半数を占めています。
当週トップ10入りしたバッド・バニーによる4曲はこちら。
<最新米ビルボードソングチャート バッド・バニーによるトップ10ランクイン曲>
・「DtMF」 10→1位 (最高位更新)
ストリーミング4300万(前週比85%アップ)、ダウンロード12,000(同262%アップ)、ラジオ530万(同56%アップ)
・「Baile Inolvidable」 19→2位 (最高位更新)
ストリーミング2880万(前週比141%アップ)、ダウンロード4,000(同231%アップ)、ラジオ430万 (同2%アップ)
・「Nuevayol」 28→5位 (最高位更新)
ストリーミング2440万(前週比165%アップ)、ダウンロード5,000(同238%アップ)、ラジオ310万(同19%アップ)
・「Tití Me Preguntó」 7位再登場 (2022年に最高5位を記録)
ストリーミング2260万(前週比334%アップ)、ダウンロード10,000(同734%アップ)、ラジオ180万(同71%アップ)
トップ10入りした4曲はいずれもスーパーボウルハーフタイムショーにて披露。「Tití Me Preguntó」を除く3曲は『DeBÍ TiRAR MáS FOToS』(2025)に、「Tití Me Preguntó」は『Un Verano Sin Ti』(2022)に収録されています。
バッド・バニーが4曲をトップ10内に同時に送り込んだのはこれが二度目。『Un Verano Sin Ti』がアルバムチャートで首位初登場を果たした2022年5月21日付以来となり、同週のソングチャートでは「Tití Me Preguntó」が初登場を飾っています。
「DtMF」は、総合ソングチャートと集計方法を同一とするホットラテンソングチャートで首位をキープ。バッド・バニーにとってこのチャート17曲目の首位獲得作品となる「DtMF」は、当週通算47週目の首位に。1986年10月に開始したホットラテンソングチャートにおいて、「DtMF」より唯一首位獲得週数が長いのは「Despacito」(通算56週)となります。
オリヴィア・ディーン「Man I Need」は2→3位に後退。ラジオ指標は前週比4%ダウンの6330万を記録し、同指標通算3週目の首位を獲得しています。
前週首位のエラ・ラングレー「Choosin' Texas」は4位に後退。総合ソングチャートと集計方法を同一とするホットカントリーソングチャートでは通算12週目の首位に立っています。
テイラー・スウィフト「Opalite」が11→8位となり、トップ10内返り咲き。アルバム『The Life Of A Showgirl』の初登場時に2位を記録した同曲は、当週ストリーミングが前週比76%アップとなる1420万を記録しています。これは集計期間初日にミュージックビデオが(Spotify有料会員およびApple Music先行で)公開されたことに伴うもので、他指標ではダウンロードが前週比300%アップの7,000、ラジオが同8%アップの5050万を記録しています。
1月24日付で首位初登場を飾り、且つ2連覇を達成したブルーノ・マーズ「I Just Might」は4→10位と推移。ホットR&B/ヒップホップソングチャートおよびホットR&Bソングチャートでは共に、通算5週目の首位を獲得しています。
最新のトップ10はこちら。
This week's top 10 on the #Hot100 (chart dated Feb. 21, 2026).
— billboard charts (@billboardcharts) 2026年2月17日
Details: https://t.co/33CkQrkqnF pic.twitter.com/bNO61hV9BL
1位 (前週10位) バッド・バニー「DtMF」
2位 (19位) バッド・バニー「Baile Inolvidable」
3位 (2位) オリヴィア・ディーン「Man I Need」
4位 (1位) エラ・ラングレー「Choosin' Texas」
5位 (28位) バッド・バニー「Nuevayol」
6位 (3位) アレックス・ウォーレン「Ordinary」
7位 (再登場) バッド・バニー「Tití Me Preguntó」
8位 (11位) テイラー・スウィフト「Opalite」
9位 (5位) HUNTR/X(ハントリックス)(イジェ、オードリー・ヌナ & レイ・アミ)「Golden」
10位 (4位) ブルーノ・マーズ「I Just Might」
なお今回の記事にはありませんが、スーパーボウルハーフタイムショーでのパフォーマンスやグラミー賞受賞後におけるチャート動向については、昨日付エントリーでも紹介しています。
続いてグローバルチャートを紹介。200を超える地域の主要デジタルプラットフォームによるストリーミングとデジタルダウンロードで構成され、歌手のホームページでの販売分を含まないグローバルチャート。2月21日付ではGlobal 200、およびGlobal 200から米の分を除くGlobal Excl. U.S.の双方にてバッド・バニー「DtMF」が首位を獲得しています。
Bad Bunny Takes Top Five Spots on Billboard Global 200, Led by ‘DtMF’https://t.co/QsHsW737mz
— billboard (@billboard) 2026年2月17日
This week's top 10 on the Global 200 (chart dated Feb. 21, 2026).
— billboard charts (@billboardcharts) 2026年2月17日
Details: https://t.co/U1gpIyFDK4 pic.twitter.com/dB9xsLtI0F
This week's top 10 on the Global Excl. U.S. chart (dated Feb. 21, 2026).
— billboard charts (@billboardcharts) 2026年2月17日
Details: https://t.co/U1gpIyFDK4 pic.twitter.com/wn5b4l9Qz0
バッド・バニー「DtMF」はGlobal 200において、昨年1~2月に通算2週制して以来となる首位に。また同曲は、Global Excl. U.S.での首位獲得が初となります。さらにバッド・バニーは、スーパーボウルハーフタイムショー効果に伴いGlobal 200ではトップ5、Global Excl. U.S.ではトップ3を独占しています。
<最新Global 200 バッド・バニーによるトップ5ランクイン曲>
・「DtMF」 6→1位
ストリーミング1億540万(前週比165%アップ)、ダウンロード17,000(同254%アップ)
・「Baile Inolvidable」 11→2位 (最高位更新)
ストリーミング7190万(前週比122%アップ)、ダウンロード5,000(同241%アップ)
・「Nuevayol」 18→3位 (最高位更新)
ストリーミング6550万(前週比158%アップ)、ダウンロード8,000(同246%アップ)
・「EoO」 30→4位 (最高位更新)
ストリーミング5020万(前週比143%アップ)、ダウンロード5,000(同421%アップ)
・「Tití Me Preguntó」 137→5位 (2022年7月に最高4位を記録)
ストリーミング4660万(前週比307%アップ)、ダウンロード13,000(同790%アップ)
トップ5入りした5曲はいずれもスーパーボウルハーフタイムショーにて披露。「Tití Me Preguntó」を除く4曲は『DeBÍ TiRAR MáS FOToS』(2025)に、「Tití Me Preguntó」は『Un Verano Sin Ti』(2022)に収録されています。
またGlobal Excl. U.S.では「DtMF」がストリーミング6340万(前週比152%アップ)およびダウンロード4,000(同245%アップ)を記録し、8→1位へ上昇。同曲はバッド・バニーのキャリアにおいて、Global 200で5曲目、Global Excl. U.S.では4曲目の首位獲得作品となります。また双方のチャートにて、バッド・バニーによる首位獲得曲数は男性ソロ歌手で最多となります。
さらにGlobal Excl. U.S.では、バッド・バニーによる「Baile Inolvidable」が14→2位、同じく「Nuevayol」が19→3位に上昇し、共にこのチャートで最高位を更新しています。
※追記(2月18日19時35分)
日本時間の2月18日夜、Global 200の全容が発表されました。日本の楽曲動向については、Xにて発信しています。
2月21日付 #Global200 における日本の楽曲の動向。
— Kei (ブログ【イマオト】/ポッドキャスト/ラジオ『imaoto on the Radio』) (@Kei_radio) 2026年2月18日
(集計期間:2月6~12日)https://t.co/SdjUqOwM7u
73→111位 #米津玄師「IRIS OUT」
前週146位の #KingGnu「AIZO」、および同172位の #MrsGREENAPPLE「lulu.」は200位未満へ後退。
なお1月31日付以降、YouTubeがデータ提供を取り止めています。
米ビルボードのグローバルチャート(#Global200、および Global 200から米の分を除いたGlobal Excl. U.S.)については、ブログ #イマオト にて解説しています。https://t.co/WBkj49n5ga
— Kei (ブログ【イマオト】/ポッドキャスト/ラジオ『imaoto on the Radio』) (@Kei_radio) 2026年2月18日
なおGlobal Excl. U.S.は米ビルボード有料会員のみ閲覧可能のため、10位未満は紹介できません。ご了承ください。