2020年1月にスタートした【私的トップ10ソングス+α】企画、今回は2026年1月分です。前の月にリリースされた曲を中心に選出しています。ミュージックビデオ等動画がない曲も含め、エントリーの最後に掲載したSpotifyプレイリストでチェックしてください。
これまでの私的トップ10ソングス等についてはこちら。Spotifyを利用し、最新曲のみで構成されるプレイリスト(New Music Wednesday、New Music Friday Japan、New Music FridayおよびMonday Spin)を毎週チェックしています。
なお、"私的トップ10ソングス"とあるように、月イチで紹介するこのエントリーは完全な私見に基づくベストソング選出企画となります。音楽チャート等紹介の際、個人的な作品への思い入れを乗せないよう心掛けています。
10位 坂本慎太郎「麻痺」
今の日本を覆う空気感を、"麻痺"という言葉と不穏なループで紡いだ坂本慎太郎さんの新曲を10位に。終盤の熱を帯びた歌唱、そしてサックスにおける叫びともいえる調べが、もう戻れないという絶望を示しているかのようです。
9位 Dizkar (地磁卡)「朱門」
中国の雲南省出身、Dizkarによる流麗なソウルミュージック。坂本慎太郎「麻痺」を緩やかにしたようなビートも含め、日本でも気に入る方は多いのではないでしょうか。
8位 ジョイス・ライス「Break Me In」
一聴して、エイメリー「Why Don't We Fall In Love」の2026年版だと実感。韓国人の母を持つエイメリーは2005年に「1 Thing」が米でトップ10入りを果たすのですが、そのエイメリーによるデビュー曲を想起させる作品をリリースしたジョイスは日本人の母を持つ方。日本でも人気を集めるか、注目です。
7位 ブルーノ・マーズ「I Just Might」
久々のニューアルバム『The Romantic』からの先行曲は、60~70年代のソウルミュージックが持つ多幸感を前面に配した作品に。来たるべきニューアルバムは前作『24K Magic』よりも、アンダーソン・パークとのシルク・ソニック名義でリリースした『An Evening With Silk Sonic』にテイストが近いのかもしれません。
6位 エレヴェーション・リズム & リジー・モーガン「Thank God I'm Free」
ゴスペルクワイアに所属していた者として、観客と一体となって希望を謳い上げる作品の登場は胸が熱くなるのみならず、心も軽くなります。今月は次点にもゴスペル曲が入っており、ともすれば今の時代の閉塞感がゴスペル曲を望む理由になっているのかもしれません。
5位 エルミーン「Reclusive」
これまでも何度か選んできたエルミーンによる新曲は、来たるべきデビューアルバム『Sounds For Someone』(3月27日リリース)からの先行曲。Aメロ、Bメロそしてサビという日本人に馴染みやすい展開、それでいてサビはじまりの高音等は実に心地よく、またエルミーンの歌声におけるレンジの広さと生音主体のサウンドとが見事に合っています。
4位 Bialystocks「言伝」
音の美しさ、その音にたゆたうように乗る歌声の心地よさに、以前彼らが手掛けた柔軟剤のCMを想起。今回選んだ作品の中ではインパクトが小さくない(ように聴こえ)ながら、気付くと口ずさんでいる自分がいます。
3位 ティアナ・メイジャー9 feat. キーヨン・ハロルド「Energy!」
適度なレイドバック感があまりに心地よい、ティアナ・メイジャー9による新曲。ティアナのクールな声(徐々に熱を帯びるのも見事)とキーヨン・ハロルドのトランペットのアンサンブルがたまりません。
2位 クレオ・ソル「Nothing Is Impossible With You」
地味ではあるものの、また展開的に起伏は乏しいながら、4分超えの作品があっという間に感じられるのはクレオ・ソルの歌声の説得力ゆえか。メンバーの一員を務めるソ―(Sault)として『Chapter 1』をリリースしたばかりのクレオですが、ソロとしては1年以上ぶりの新曲となります。
1位 ジェシー・ウェア「I Could Get Used To This」
4月リリースのニューアルバム『Superbloom』からの先行曲は、前作『That! Feels Good!』の流れを組んだ流麗でダンサブルなソウルミュージック。前作からも複数の曲をこの企画で選出していたのですが、ジェシー・ウェア印のサウンドには抗えません。
以下、次点として10曲。
・KeNN「RUST」
・Toshiki Soejima & 黒田卓也 feat. ebdl「Resonance」
・原口沙輔「既知の恥」
・峰清「べいぶ」
・macico「easygoing」
・Rin音「GIRICHOCO」
・brb.「your scent」
・エレヴェーション・ワーシップ feat. ティファニー・ハドソン & クリス・ブラウン「So Be It」
・ケイティ・タッパー「Safe Ground」
・レヴィン・カリ「Breathe!」
「snow jam」のヒットで知られるRin音さんの新曲には、FIVE NEW OLDのWATARUさんがソングライトに参加。ヒップホップ的アプローチのJ-POPが増えている中、このようなかわいらしいポップソングが増えてほしいと実感した次第です。
Spotifyのプレイリストはこちら。
今月も素晴らしい音楽に出逢えることを願っています。