一昨年夏以降再開したこのエントリーですが、タイトルを”前週トップ10初登場曲の最新動向”とした上で、副題を新たに設けています。前週の内容はこちら。
ビルボードジャパンソングチャートの動向を分析する者として、真の社会的ヒット曲とはロングヒットする、年間チャートで上位に進出する作品と考えます。週間単位で上位に入るのは好いことですが、他方で所有指標が極度に強い曲は加算2週目に、また接触指標が所有指標的な動きをなぞる曲(主にLINE MUSIC再生キャンペーン採用曲)はキャンペーン終了後に指標が大きく後退し、総合でも急落することが少なくありません。
この急落は毎週のようにみられます。ソングチャートのトップ10は多いときで5曲程度が毎週入れ替わり、ロングヒットするか否かが極端に分かれます。主にライト層の支持が反映されるストリーミングがロングヒット曲では強い一方、急落する曲はコアファンとライト層との乖離が大きいのですが、これらを1週分のチャートの順位およびポイントのみで判断することは、現状では難しい状況です。
そのため、このブログエントリーではビルボードジャパンに対しチャートポリシー(集計方法)の改善も提案していますが、あくまで自分なりのと前置きしつつもチャートの見方を提示したいと考えたのが、エントリー掲載の理由です。
<1月21日公開分 ビルボードジャパンソングチャート
前週初めてトップ10入りした作品の、前週および当週におけるCHART insight>
※CHART insightの説明
[色について]
黄:フィジカルセールス
紫:ダウンロード
青:ストリーミング
黄緑:ラジオ
赤:動画再生
緑:カラオケ
濃いオレンジ:UGC (ユーザー生成コンテンツ)
(Top User Generated Songsチャートにおける獲得ポイントであり、ソングチャートには含まれません。)
ピンク:ハイブリッド指標
(BUZZ、CONTACTおよびSALESから選択可能です。)
[表示範囲について]
総合順位、および構成指標等において20位まで表示
[チャート構成比について]
累計における指標毎のポイント構成
・SHOW-WA「東京ジャンクション」
1月14日公開分 4位→1月21日公開分 100位未満
・King Gnu「AIZO」
1月14日公開分 6位→1月21日公開分 3位
また、前週トップ10内に再浮上した作品の当週動向はこちら。
・HANA「NON STOP」
1月14日公開分 9位→1月21日公開分 13位


当週のストリーミング表はこちら。



King Gnu「AIZO」については、一昨日付のエントリーにて紹介しています。
また、SHOW-WA「東京ジャンクション」については下記エントリーにて紹介した上で、『一方でデジタル未加点が続けば、次週は急落する可能性も考えられます』と記しました。実際、当週はデジタル指標群が300位以内に入らず加点されなかったこともあり、総合100位未満に急落しています。
さて当週はポイントが全体的に下がっています(King Gnu「AIZO」は当週初の1週間フル加算となったことで上昇)。集計期間初日が祝日(成人の日)であり平日が1日少なかったにもかかわらず、ストリーミング再生回数はその前週比が判明しているほとんどの曲で後退しています。

また昨年末の『NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか)や『日本レコード大賞』(TBS)で披露された曲の、当週のソングチャートにおけるストリーミング表を上記に(総合順位を軸に掲載)。先程掲載したストリーミング表にて掲載した曲よりも、ポイント前週比が全体的に小さいことが見て取れます。この点から、『NHK紅白歌合戦』等の影響力が落ち着いてきたと捉えていいでしょう。
ゆえに今後は、たとえば新曲リリースでもって既発曲を押し上げることも大事になってきます。その点ではMrs. GREEN APPLEが「lulu.」の総合ソングチャート制覇に伴い(ソングチャートとアルバムチャートを合算した)トップアーティストチャートでも首位をキープしているのは興味深いところです。そして歌手別チャート2位のHANAは本日、新曲「Cold Night」をリリース。アニメタイアップ曲が過去曲にも波及するか、注目です。



