最新1月14日公開分のビルボードジャパンアルバムチャートでは、King & Prince『STARRING』が首位を獲得しています。
【ビルボード】King & Prince『STARRING』が3週連続で総合アルバム首位 https://t.co/YoB367VjXU
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) 2026年1月15日
所有2指標が共に11位の一方でストリーミング指標が3週連続で首位を記録。その結果、『STARRING』は総合でも初登場から3連覇を達成した形です。
ストリーミング指標は2024年最終週に組入開始。また2025年度下半期初週からは、総合100位以内に通算26週在籍したアルバムについてはその翌週以降、Streamimg Albumsチャート(未公開)をストリーミング指標化する際に減算処理を施すというリカレントルールが導入されていますが、この接触指標の導入後は聴かれ続ける作品の人気が高まり、アルバムチャートは社会的ヒットをより明確に示すようになったと捉えています。
そして、ストリーミング指標組入以降のビルボードジャパンアルバムチャートにて、総合で通算3週以上首位を獲得した作品には共通の特長がみられます。
<ビルボードジャパンアルバムチャート
ストリーミング指標導入以降、通算3週以上首位を獲得した作品一覧>
※CHART insightの説明
[色について]
黄:フィジカルセールス
紫:ダウンロード
青:ストリーミング
[順位およびチャートイン回数について]
最新1月14日公開分における動向を表示
[表示範囲について]
総合順位、および構成指標等において20位まで表示
[チャート構成比について]
累計における指標毎のポイント構成
・Mrs. GREEN APPLE『ANTENNA』
(2025年1月8日公開分以降 通算4週 下記CHART insightは直近60週分を表示)
・Snow Man『THE BEST 2020 - 2025』
(2025年1月29日公開分以降 通算5週)
・Mrs. GREEN APPLE『10』
(2025年7月16日公開分以降 通算5週)
・藤井風『Prema』
(2025年9月10日公開分以降 通算4週)
・Number_i『No.Ⅱ』
(2025年10月1日公開分以降 通算4週)
・King & Prince『STARRING』
(2025年12月31日公開分以降 通算3週)
ビルボードジャパンによる週間アルバムチャートの動向は、下記表にまとめています。




ストリーミング指標組入以降のビルボードジャパンアルバムチャートで通算3週以上首位を獲得した作品からは、共通点がみえてきます。
ひとつはストリーミングの強さ。通算3週以上の首位獲得作品はほぼ全て、この指標がトップに立っています。なおSnow Man『THE BEST 2020 - 2025』は首位初登場時にデジタルが未解禁、また藤井風『Prema』では首位初登場時にストリーミング指標2位となっていますが、いずれも所有指標の強さが総合首位獲得に大きく貢献したといえます。
もうひとつは、上記6作品における2週目以降の首位獲得時(Mrs. GREEN APPLE『ANTENNA』は初の首位獲得以降)にて、フィジカルセールスに強い作品が登場していないこと。フィジカルセールスがおよそ20万枚以上を記録すれば他指標が強くなくとも(もっといえばデジタル未解禁であっても)総合首位を獲得しやすい状況ゆえ、そのような作品がなければストリーミングに強い作品が総合で首位に立ちやすいといえます。
(ただし2025年5月7日公開分では櫻坂46『Addiction』が20万近いフィジカルセールスを記録、また同年11月26日公開分ではNiziU『New Emotion』のセールスが22万枚以上に達していますが、総合チャートでは前者でSnow Man『THE BEST 2020 - 2025』、後者では(通算首位獲得週数は2週ながら)オムニバスアルバム『Dear Jubilee - RADWIMPS TRIBUTE-』が逆転。この点から、ストリーミングの重要性が確認できます。)
フィジカルセールスでの強さはほとんどの作品が一時的であり、ロングヒットには聴かれ続けることが欠かせないということが、今回紹介した6作品の順位動向からよく解るでしょう。Mrs. GREEN APPLE『ANTENNA』、Snow Man『THE BEST 2020 - 2025』にはリカレントルールが既に適用されていますが、その抵触後もヒットが継続。そのルールに最新チャートで初めて抵触したMrs. GREEN APPLE『10』の、今後の動向に注目です。
最後に。King & Princeによる下記発信内容に注目しています。
𝗕𝗶𝗹𝗹𝗯𝗼𝗮𝗿𝗱 𝗝𝗔𝗣𝗔𝗡 𝗛𝗼𝘁 𝗔𝗹𝗯𝘂𝗺𝘀 3週連続1位を獲得いたしました🎊
— King & Prince (@kp_official0523) 2026年1月15日
みなさまの日頃の応援のおかげです!
とても嬉しい報告をさせていただき、ありがとうございます!!✨#STARRING#KingandPrince#永瀬廉#髙橋海人 https://t.co/3Id9zVshd5
STARTO ENTERTAINMENT所属歌手(King & Princeはグループとしてエージェント契約を締結)がビルボードジャパンのチャートについて積極的に言及するのは未だ多くないと感じており、上記の発信に感心しています。と同時に、上記にて感謝を述べる対象がティアラ(歌手のファンネーム)ではなく”みなさま”であることに注目した次第です。
ストリーミング指標ではコアファンやファンダム(チャートに意識的なコアファンの集合体と定義)による割合が所有指標群に比べて大きくなく、ライト層(歌手のファンではないが曲が気になる層と定義)やグレーゾーンの聴取行動も大きく寄与します。ゆえに、それを理解した上での”みなさま”という言葉選びだったのではと捉えています。





