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前週トップ10初登場曲の最新動向、および紅白効果に開きが生じていることについて

一昨年夏以降再開したこのエントリーですが、タイトルを”前週トップ10初登場曲の最新動向”とした上で、副題を新たに設けています。前週の内容はこちら。

 

ビルボードジャパンソングチャートの動向を分析する者として、真の社会的ヒット曲とはロングヒットする、年間チャートで上位に進出する作品と考えます。週間単位で上位に入るのは好いことですが、他方で所有指標が極度に強い曲は加算2週目に、また接触指標が所有指標的な動きをなぞる曲(主にLINE MUSIC再生キャンペーン採用曲)はキャンペーン終了後に指標が大きく後退し、総合でも急落することが少なくありません。

この急落は毎週のようにみられます。ソングチャートのトップ10は多いときで5曲程度が毎週入れ替わり、ロングヒットするか否かが極端に分かれます。主にライト層の支持が反映されるストリーミングがロングヒット曲では強い一方、急落する曲はコアファンとライト層との乖離が大きいのですが、これらを1週分のチャートの順位およびポイントのみで判断することは、現状では難しい状況です。

そのため、このブログエントリーではビルボードジャパンに対しチャートポリシー(集計方法)の改善も提案していますが、あくまで自分なりのと前置きしつつもチャートの見方を提示したいと考えたのが、エントリー掲載の理由です。

 

<2026年1月14日公開分 ビルボードジャパンソングチャート

 前週初めてトップ10入りした作品の、前週および当週におけるCHART insight>

 

※CHART insightの説明

 

[色について]

黄:フィジカルセールス

紫:ダウンロード

青:ストリーミング

黄緑:ラジオ

赤:動画再生

緑:カラオケ

濃いオレンジ:UGC (ユーザー生成コンテンツ)

 (Top User Generated Songsチャートにおける獲得ポイントであり、ソングチャートには含まれません。)

ピンク:ハイブリッド指標

 (BUZZ、CONTACTおよびSALESから選択可能です。)

 

[表示範囲について]

総合順位、および構成指標等において20位まで表示

 

[チャート構成比について]

累計における指標毎のポイント構成

 

Kis-My-Ft2「&Joy」

 1月7日公開分 2位→1月14日公開分 40位

 

また、前週トップ10内に再浮上した作品の当週動向はこちら。

 

・アイナ・ジ・エンド「革命道中」

 1月7日公開分 6位→1月14日公開分 8位

Mrs. GREEN APPLE「ダーリン」

 1月7日公開分 7位→1月14日公開分 7位

サカナクション「怪獣」

 1月7日公開分 10位→1月14日公開分 11位

 

当週のストリーミング表はこちら。

 

Kis-My-Ft2「&Joy」は、フィジカルセールスに強い曲の同指標加算2週目における総合チャート動向としては好調なように映ります。一方で当週はフィジカルセールスが22,354枚(前週比23.6%)と高水準だったことが、総合チャートに影響しているというのが自分の見方です。同曲はデジタル先行リリースながら現時点までストリーミング指標は加点されず、また動画再生指標はフィジカルリリース以降加算されていません。

Kis-My-Ft2は最新フィジカルシングル「&Joy」のカップリング曲を今週月曜に配信していますが、フィジカル先行/デジタル後発という姿勢が見て取れます。デジタルもきちんと解禁することの重要性はたとえば男性アイドル/ダンスボーカルグループのアルバム、チャート好調の理由はストリーミングにあり(1月12日付)で紹介しており、Kis-My-Ft2が今後デジタルにどこまで積極的になるか、注視する必要があるでしょう。

 

さて当週は『NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 以下"紅白"と表記)のパフォーマンス曲にて、その影響度に開きが生じているといえます。先程のストリーミング表をベースに作成した、紅白ならびに日本レコード大賞披露曲における総合ソングチャート100位以内エントリー曲一覧表はこちら。

紅白効果が特に顕著な歌手や作品については米津玄師、HANA、ちゃんみな…ビルボードジャパンソングチャートで好調に推移した歌手は紅白効果が継続(1月15日付)等、今週のブログエントリーで紹介していますが、前週総合ソングチャートでトップ10内に返り咲いた曲は順位面で上位をキープしながら、ポイント前週比は米津玄師さんやHANA、ちゃんみなさんの作品ほど上昇しているとはいえません。

 

2025年初頭は紅白効果のみならずバラエティ特番の出演も相まって、Mrs. GREEN APPLEが一段高い場所に到達したと捉えています。紅白効果をキープするには米津玄師「IRIS OUT」におけるパフォーマンス動画の発信等、より効果的な施策を行うことが一案と考えます。




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