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『NHK紅白歌合戦』の影響等、年末から成人の日までの日本のSpotifyデイリーチャート動向を追う

今回のブログエントリーは、1月7日付にて掲載した内容の続きです。主に『NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 2025年12月31日放送 以下"紅白"と表記)の影響度を確認します。

 

ビルボードジャパンソングチャートにてウエイトの大きいストリーミング指標、その中で全体のおよそ2割を占めるとみられるSpotifyの動向を、引き続き追いかけています。なおSpotifyよりもApple Musicのシェアが高く、またSpotifyには独特の特性もあるのですが、Spotifyは再生回数がデイリー200位まで開示されているという特長を踏まえ、採り上げます。

なお今回掲載する日本のSpotifyデイリーチャート動向は、直近1月12日付までとなります。ビルボードジャパンが本日発表する最新ソングチャートは1月11日までを集計期間としていますが、1月12日は月曜ながら祝日であり、また3連休は基本的に中日の再生回数がやや谷間となる一方で最終日の再生回数が伸びる傾向にあります。その連休最終日の動向が重要と考え、今回は1月12日付までのSpotify動向を紹介します。

 

 

まずは年末年始のストリーミング聴取傾向を押さえます。

Spotifyも含め、年末年始はストリーミング再生回数が特に下がる傾向にあります。下記は日本のSpotifyデイリーチャート200位の再生回数推移をグラフ化したものですが、元日付の落ち込み(谷間)が目立ちます。普段の再生回数ベースに戻るのは成人の日(1月第2月曜)以降といえるのですが、今年は既に戻ったと考えていいでしょう。

 

それではまず、2026年1月12日付の日本のSpotifyデイリーチャートにて50位までに入った曲、および昨年の紅白で披露された曲で同日付にて100位までに入った作品の推移をチェックします。

 

<日本のSpotifyデイリーチャート 年末年始再生回数推移>

 

・集計期間:2025年12月15日付~2026年1月12日付

・表示対象:2026年1月12日付にて50位以内にランクインした全曲、

      および同日付にて100位以内に入った紅白披露曲

・表示内容について:

  太枠:デイリー50位以内にランクインした紅白披露曲

  歌手名/曲名における色:

   歌手毎のグループ表示 (HANA、Mrs. GREEN APPLE、back number、

   ちゃんみな、およびNumber_i)

  再生回数における色:

   緑:デイリーチャート51~100位ランクイン

   黄緑:同 101位未満ランクイン

   黄色:各曲におけるデイリー最高再生回数記録

      (デイリー50位、200位、1~50位合計分を含む)

  再生回数前日比および前週同曜日比における色:

   青:比較時において2割以上上昇

   水色:同 1割以上2割未満上昇

   桃色:同 1割以上2割未満減少

   赤:同 2割以上減少

・表示方法:

  全体、2026年1月12日付にて50位以内にランクインした全曲、および

  同日付にて100位以内に入った紅白披露曲について、

  前日比、および前週同曜日比の2種類の表を用意

 

 

日本のSpotifyデイリーチャート動向をみると、紅白披露曲の前週同曜日比が他の曲と比べて高い状況が続いていたという印象です。一方で直近における前週同曜日比較は他の曲と大きく変わらず、落ち着いた感があります。

その中で注目は、ちゃんみな「ハレンチ」(日本における1月12日付Spotifyデイリーチャート 36位)やHANA「Tiger」(同39位)の直近における前週同曜日比が高いこと。紅白出場2組による、しかしながら紅白未披露の2曲は年始までデイリー50位未満であり、50位以内への上昇を受け"50位の壁"特性に伴って比率が高まったといえるのですが、そもそも50位以内に浮上したこと自体が歌手としての注目度上昇と捉えることが可能でしょう。

(日本のSpotifyにおける"50位の壁"特性については、新曲が初登場しやすい曜日は、”50位の壁”とは...日本におけるSpotifyデイリーチャートの特徴をまとめる (2025年9月版)(2025年9月24日付)をご参照ください。またJIN「Don't Say You Love Me」も直近の前週同曜日比が高い状況ですが、同曲の動きは他の作品と異なります。この点は日本のSpotifyで8100万回再生のJIN「Don't Say You Love Me」、一方で累計1億回再生がアナウンスされていない件(1月11日付)にて紹介しています。)

 

 

さて注目は、直近1月12日付となる日本のSpotifyデイリーチャートにおいて、50位の再生回数が過去最高を更新、そして1位から50位までの再生回数合算分においても同様に最高記録を樹立しているという点です。これはKing Gnu「AIZO」(1月9日リリース)、そしてMrs. GREEN APPLE「lulu.」(1月12日リリース)がリリース直後から上昇したこともさることながら、新曲を機にサブスクをチェックする方が増えたゆえとも考えられます。

リリース前からの注目度が高い曲は日本のSpotifyにて、リリース日の前日付で200位以内に初登場することがあります。これは日本のSpotifyにおける一日の区切りが午前9時とみられるためですが、King Gnu「AIZO」そしてMrs. GREEN APPLE「lulu.」はいわゆるフライング段階で50位以内に登場しており、その注目度の高さを強く実感できます。

 

一方で、King Gnuは『呪術廻戦』の前タイアップ曲「SPECIALZ」がリリース日に、Mrs. GREEN APPLEは前回のアニメタイアップとなる「クスシキ」がリリースの翌日に、それぞれ日本のSpotifyデイリーチャートを制しているのですが、「AIZO」そして「lulu.」は現時点で首位未達となっています。

この点にて、米津玄師「IRIS OUT」の紅白後(もっといえば紅白出場が発表されて以降)における勢いの復活は大きいといえます。同曲は米津さんの紅白出場がアナウンスされた昨年12月23日に平日での再生回数を40万回台に戻すと、谷間となる元日付でも40万回台をキープ、そして1月3日以降はデイリー50万回台を続けています。紅白効果の大きさは、上記グラフからも解るでしょう。

紅白効果は直近1月7日公開分のビルボードジャパンソングチャートにて表れており、ビルボードジャパン側も記事にてその旨を伝えています(「IRIS OUT」連覇、紅白効果反映、アイドル曲人気…直近2週分のビルボードジャパンソングチャートについて(1月8日付)参照)。そして、米津玄師さん側の公式YouTubeチャンネルにて「IRIS OUT」の紅白パフォーマンス映像が再公開されたことで、紅白の影響はさらに続くかもしれません。

 

なお米津玄師「IRIS OUT」は米ビルボードによる最新1月17日付グローバルチャートにてGlobal 200で31→13位、Global Excl. U.S.では17→7位に上昇しています((追記あり)【海外ビルボード】米は「The Fate Of Ophelia」が通算10週目の首位、また『ストレンジャー・シングス』関連曲が人気に(1月13日付)参照)。前回のSpotify動向紹介の際にグローバルチャートにも注目と記しましたが、紅白効果はこちらにも反映されています。

 

 

Spotifyのみならず他のサブスクサービス、そしてビルボードジャパンソングチャートでも紅白効果がみられることから、このブログでは後日ストリーミング表を用いてあらためて紹介します。今後はその効果の反動を如何に抑えるか、歌手側が考えていく必要があるでしょう。




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