ソングチャートとアルバムチャートを合算した、ビルボードジャパンのトップアーティストチャート(Artist 100)について毎週"記事化"しています。掲載理由は下記エントリーをご参照ください。
ビルボードジャパンでは2025年度下半期の集計期間初週である6月4日公開分以降、ソングチャートおよびアルバムチャートのストリーミング指標においてリカレントルールを導入。Streaming SongsチャートおよびStreaming Albumsチャート(後者は未公表)を指標化する際、ソングチャートは総合100位以内に52週、アルバムチャートでは同26週ランクインした作品に対し、翌週以降減算処理を施します。
<12月24日公開分において新たにリカレントルール対象となった作品>
・ソングチャート
ワム!「Last Christmas」(12月17日公開分 総合72位)
・アルバムチャート
ILLIT『bomb』(12月17日公開分 総合70位)
トップアーティストチャートでは、リカレントルール適用後のストリーミング指標が用いられます。
12月24日公開分のビルボードジャパントップアーティストチャート(Artist 100 集計期間:12月15~21日)では、Mrs. GREEN APPLEが6週連続で首位を獲得しています。

(12月24日公開分ビルボードジャパントップアーティストチャート、総合10位までにおける指標構成を示したCHART insightを上記に。こちらは有料会員が確認可能なもので、20位未満の指標順位も明示されています。なお、ビルボードジャパンでは有料会員が知り得る情報の掲載を許可しています。)
Mrs. GREEN APPLEが今年度開始以降、4週連続で首位に。集計期間中に行われた東京ドーム4公演の盛り上がりが反映され、ソングチャートにおけるストリーミング指標の基となるStreaming Songsチャートでは100位以内に登場した17曲のうち、RADWIMPSのカバー「狭心症」を除き再生回数をキープしていることが同チャートの記事から判明。さらに『ANTENNA』はアルバムチャートで6週ぶりに、トップ10内に返り咲いています。
当週はトップ5が前週と変わらず。その中で、back number(2位)のフィジカルセールス指標が3週連続で100位以内にランクインしています。「クリスマスソング」に代表されるクリスマス関連曲の上昇、そして相次ぐテレビ出演のタイミングでライト層がコアファンに昇華し、フィジカルを購入するという流れが生まれているものと想起可能です。
さらにBE:FIRST(5位)においては、今週カラオケ指標が加算対象に。これはロングヒットする「夢中」(最新ソングチャート14位)の同指標初加点が歌手別チャートにも反映された形です。男性アイドルやダンスボーカルグループにおいてこの指標の加点が多くない中、今回の加点は楽曲および歌手の、広く世間への浸透を示すものといえるかもしれません。
なお当週の歌手別チャート上位6組、および9~10位に登場した歌手はいずれも、大晦日の『第76回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか)に出場を果たします。
一方でアルバムチャート2位初登場のIMP.は歌手別チャートで13位に。またソングチャート2~4位に初登場した3組は、歌手別ではトップ10内に登場していません(僕が見たかった青空は14位、パンダドラゴンは15位、OCTPATHは17位)。フィジカルセールスに長けた一方でストリーミングは強くないことが影響しています。当週の歌手別チャート上位10組はストリーミング指標でも10位以内に入っており、同指標の重要性が解ります。
次週がクリスマス関連曲やアルバムのピークとなる模様ですが、そのクリスマス作品を代表する歌手がトップアーティストチャートでも上昇。とりわけ注目はマライア・キャリーでしょう。ソングチャートではリカレントルールの対象ながらも「All I Want For Christmas Is You (邦題:恋人たちのクリスマス)」が54→39位に上昇、そして歌手別チャートでは49→41位と推移しています。次週どこまで伸ばすか、注目です。
<12月24日公開分トップアーティストチャート トップ10>
1位 (前週1位) Mrs. GREEN APPLE
2位 (2位) back number
3位 (3位) HANA
4位 (4位) 米津玄師
5位 (5位) BE:FIRST
6位 (7位) RADWIMPS
7位 (6位) Official髭男dism
8位 (8位) 藤井風
9位 (9位) Number_i
10位 (13位) Vaundy