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INI「Present」、1万5千ポイント超えで総合ソングチャートを制覇…一方で次週以降の動向を注視する

最新11月26日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:11月17~23日)では、初登場時から前週まで9連覇を達成していた米津玄師「IRIS OUT」が初めて2位に後退。INI「Present」がフィジカルセールス指標初加算に伴い、総合首位に到達しています。

本作は11月19日に発売されたINIのニュー・シングル『THE WINTER MAGIC』のリード曲。CDを1,213,001枚売り上げて自身初のミリオンを達成、ダウンロードでも当週1位となる15,230DLを売り上げた。そのほかラジオ2位、ストリーミング44位、動画80位で自身5作目(「CALL 119」、「Password」、「LOUD」、「WMDA (Where My Drums At)」)となる首位を獲得した。

 

 

INI「Present」は登場3週目となる当週、フィジカルセールス指標が初加算。そのフィジカルセールスは自身初であるのみならず、2025年度のビルボードジャパンソングチャートでは52週目にして初となる週間ミリオンセールスを達成しています。

CHART insightにおける累計ポイント構成比からも、黄色で示されるフィジカルセールス指標の大きさがよく解ります。

 

所有指標では、CHART insightにて紫で示されるダウンロードも首位に。下記記事では『楽曲自体は11月7日より先行配信がおこなわれていたが、CDリリースにともなってカップリング曲の配信も新たにスタートした影響で、ふたたびチャートを上昇』とありますが、ともすればフィジカルセールス初加算のタイミングにて総合チャートでの勢いをさらに高めるべく、ファンダムが当週の集計期間内に購入したとも考えられます。

 

そして、CHART insightにて黄緑で表示されるラジオは2位に。指標の基となるプランテックのラジオオンエアチャートでも2位を記録していますが、記事からは1位(星野源「いきどまり」)や3位(松任谷由実天までとどけ」)に比べてオンエア局が多くない一方、固定枠オンエアが多いことが解ります。近年の男性アイドル/ダンスボーカルグループの流れを踏襲しており、リリース週における施策が反映されたといえるでしょう。

 

その結果、INI「Present」は当週15,916ポイントを獲得(ポイント前週比813.7%を記録)。2025年度において週間獲得ポイントが1万5千を超えた作品はBE:FIRST「Spacecraft」および「GRIT」、HANA「Blue Jeans」、米津玄師「IRIS OUT」に続き、「Present」が5曲目となります。

 

 

さて、注目は次週の動向です。

フィジカルセールス指標初加算に伴い上位進出した曲が、接触指標群が強くなければ翌週大きく後退するということをCHART insightからヒットを読む カテゴリーのエントリー(毎週土曜掲載)にて紹介しています。INI「Present」においてはストリーミング(CHART insightでは青で表示)が44位、動画再生(赤)が80位となり、接触指標群は強くありません。またラジオもロングヒットが難しいゆえ、次週の後退は免れないでしょう。

上記はその土曜付エントリーでも掲載しているストリーミング表。INI「Present」は当週の総合ソングチャート20位までに入った曲のうち、ストリーミング指標の順位が最も低いという状況です。また表にはありませんが、動画再生指標においても同様となります。仮に次週「Present」が大きく後退するならば、フィジカルセールス指標のウエイト減少をビルボードジャパンが議論すべきではないかとあらためて感じます。

(この”フィジカルセールス指標のウエイト減少”提案については、2026年度開始を前に、ビルボードジャパンへの改善提案をまとめる (その1:チャートポリシー変更に関して)(11月24日付)にて記しています。)

実際、フィジカルシングルの前作「WMDA (Where My Drums At)」は昨年11月6日公開分のビルボードジャパンソングチャートを制しながら、その後13位→100位未満と推移しています(2024年11月13日公開分の動向はこちら、その翌週の動向はこちらで紹介)。次週のみならず、たとえば1ヶ月先における「Present」の推移を注視する必要があります。

 

次週は乃木坂46ビリヤニ」がフィジカルセールス指標初加算に伴い、総合首位を獲得する可能性も考えられます。他方、登場以降初めて首位の座を明け渡した米津玄師「IRIS OUT」は次週も1万ポイント前後を獲得すると思われ、次週首位に返り咲かないとしてもいずれその座に戻ってくる可能性は十分です。

 

 

 

当週は、RADWIMPSのトリビュートアルバム『Dear Jubilee -RADWIMPS TRIBUTE-』収録曲の勢いが際立っています。主要サブスクサービスの動向については(追記あり) RADWIMPSトリビュートアルバム『Dear Jubilee -RADWIMPS TRIBUTE-』、そのストリーミングの強さをまとめる(11月21日付)で紹介していますが、総合チャートでの動向は本日発表のアルバムチャートも踏まえ、明日のエントリーにて採り上げます。

 

 

最後に。最新11月26日公開分のビルボードジャパンソングチャートは2025年度52週目に該当しますが、その2025年度は集計期間が53週になるかもしれません。

本日発表のアルバムチャートで、ビルボードジャパンが集計期間について言及することを願います。




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