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MUSIC AWARDS JAPAN 2026、今週発表された内容への私見 (評価、および疑問と改善提案)

今年初開催された日本の音楽賞、MUSIC AWARDS JAPAN。その第2回となる『MUSIC AWARDS JAPAN 2026』の開催に関するアナウンスが一昨日発信されています。

今回はこの記者発表会から感じたことを記します。なお一昨日にはMUSIC AWARDS JAPANの公式YouTubeチャンネルにて、以下の動画が公開されています。

またMUSIC AWARDS JAPANを運営する一般社団法人カルチャーアンドエンタテインメント産業振興会(CEIPA)でも、ホームページ内にてプレスリリースを発表しています(PDFはこちら)。

 

MUSIC AWARDS JAPANについては第1回開催前後に弊ブログにて好い点の評価、および違和感については改善提案を掲載しました。その上で、第2回開催に関する記者発表会から感じたことを記します。

 

<『MUSIC AWARDS JAPAN 2026』 記者発表会を踏まえた私見

 

 

好い点

① 音楽賞の1日での開催

演歌歌謡曲部門がどうなるかは分かりかねますが、第1回で2日間に分けて行われた主要部門表彰(Grand Ceremony)と主要以外の部門表彰(Premiere Ceremony)が今回は同日開催に凝縮されます(前者は6月13日土曜夜、後者は同日昼)。これは米グラミー賞方式と同様であり、歌手のスケジュールを押さえやすくなる点、また受け手の注目度や集中度を高めるという意味でも良好な選択と考えます。

 

② エントリー対象作品における旧譜の除去

14部門の新設はともすれば多いと思われかねないものの、その追加分は理にかなっていると捉えています。特に多くの部門において、エントリー対象となる作品が『2025年1月1日~12月31日に初めてフルバージョンのオフィシャル音源が公的サービスにおいて配信、もしくはフィジカルでリリースされた楽曲やアルバム』と狭まったことを歓迎します(『』内は音楽ナタリーの記事(→こちら)より)。

第1回では対象期間にビルボードジャパン等のチャートに登場した作品が新旧問わずエントリーされたのみならず、5千人もの音楽関係者が投票すると謳いながら結果的には旧譜が選ばれやすい等の保守的な動きが散見されました。『今の音楽シーンで何が盛り上がっているのか、今何が評価されるべきかにスポットを当てた』(音楽ナタリーの記事より)と音楽ジャーナリストの柴那典さんが述べたことに強く同意します。

 

③ 会場の変更

こちらは既にアナウンスされていたものですが、このタイミングで記します。

第1回は文化庁のある京都市ロームシアター京都で開催。日本の音楽を世界にという意義ゆえの開催地選定とみられますが、第2回は東京都青海にあるTOYOTA ARENA TOKYOで開催されます。キャパシティが2,000から10,000に増加したのみならず、米グラミー賞のように複数のステージを用意することも可能でしょう。関係者のみならず音楽ファンも招き入れられる可能性も高まり、注目度上昇につながるはずです。

 

気になる点

① 情報発信の不徹底

冒頭ではMUSIC AWARDS JAPAN発の動画を紹介しましたが、Xでの発信はそこから30分遅れています。

CEIPAのプレスリリース(PDFはこちら)ではその冒頭に『本リリースは11月5日(水)18:30に解禁となります』と記されていますが、それをCEIPA自体が徹底できていないといえる状況です。

そのような状況であれば、メディア報道時間がバラバラになるのも無理はないでしょう(上記ポスト群参照)。以前から指摘しているこの問題は、解決しているとはいえません。

まずはCEIPA側が情報発信時間を徹底すること、そしてメディアに対し報道解禁時間を設定することを願います。

 

② エントリーをノミネートと勘違いする方が多いこと

ポスト内の動画公開が遅いという問題もあるのですが、気になるのは動画に付いたコメントにて、中間発表として紹介されたエントリー作品や歌手を"ノミネートされた"と誤って受け止めている方が複数見受けられたこと。エントリー基準に満たした作品や歌手の中から後日ノミネートが決定するのですが、その流れへの認知が足りていないことが誤解を招く要因と考えます。しかも、メディアでも同種の誤解が生まれているのです。

この点については誤解する側の問題もあれど(メディアならば尚の事問題ですが)、エントリーやノミネートというMUSIC AWARDS JAPANの仕組みが分かりにくいことの問題でもあるでしょう。CEIPAに対しては動画を用意できるという強みを活かし、エントリーからノミネート、受賞に至る流れを紹介する動画を用意し、YouTubeやショート動画サービス、SNSに掲載することを提案します。

 

③ そもそも中間発表を紹介すること

そもそもの話として、中間発表を用意する必要はあるのでしょうか。発表したほうが、特に推す歌手がいる方の音楽賞への関心を高めることにはつながるでしょう(②で紹介した動画のコメント欄をみればそれは明らかです)。しかしながらそれが発表の主目的ならば、第2回でも用意される一般投票部門において必要以上の熱を生みかねません。適度な距離感を持つべきと考えるに、中間発表は不要ではないかというのが私見です。

 

 

最後に

MUSIC AWARDS JAPAN自体の開催は、日本の音楽を世界に広める意味でも大きな意義があるものです。ゆえに成功を願いつつ、しかしながら違和感には改善提案を率直に記すというのが(当該音楽賞に限らずですが)このブログ、そして自分の姿勢であることをご了承ください。

 

そして、"日本の音楽を世界に"と謳うならば、未だデジタルアーカイブが整っていない、さらに現役の歌手でデジタル解禁に消極的な歌手に対し、CEIPAが主体となって歌手や芸能事務所、レコード会社等に対しデジタル解禁を強く説得することは必須でしょう。海外の音楽ファンが音楽賞を機に日本の音楽を聴こうとして、カタログが揃っていないと知ったならば失望するのではないでしょうか。

"デジタル未解禁作品や歌手はエントリーの対象外"とするのはさすがに問題ですが、そのくらいの意志を示してほしいと切に願います。




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