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DECO*27「モニタリング」がトップ20目前…一方で上昇の背景からみえてくるチャートポリシーへの疑問

最新9月17日公開分のビルボードジャパンソングチャート(集計期間:9月8~14日)では、DECO*27「モニタリング」が95→21位に躍進。同曲最高位を更新したのみならず、DECO*27さんにおいてもこのチャートにおけるキャリア最高位を更新しています。

(上記CHART insightは有料会員が確認可能なもので、20位未満の指標順位も明示されています。ビルボードジャパンでは有料会員が知り得る情報の掲載を許可しています。)

ボカロPによる作品は(CHART insightにて赤で表示される)動画再生指標の高さが際立つという印象ですが、「モニタリング」ではその動画再生指標がこの3週で62→3→2位と急伸。それに伴いカラオケ(緑)が浮上、またストリーミング(青)が300位以内に再登場を果たしたことで、総合ソングチャートでも大きく伸ばした形です。

一方で、今回の急伸の背景を探るうちに、ビルボードジャパンソングチャートのチャートポリシー(集計方法)に矛盾があるのではと考えるに至っています。

 

 

DECO*27「モニタリング」がソングチャートで大きく浮上した背景には、新たなリミックスの公開が挙げられます。

2025年9月17日公開(集計期間:2025年9月8日~9月14日)の急上昇ソング・チャート“JAPAN Hot Shot Songs”で、HANAの「BAD LOVE」が首位を獲得した。

本チャートは、総合ソング・チャート“JAPAN Hot 100”の指標の中から、ダウンロード、ストリーミング、動画再生の3指標の合計ポイントが増加した順に並べた“急上昇楽曲チャート”だ。

(中略)

そのほかトップ10には、DECO*27とHayato Yamamotoによるセルフリミックスの影響からか、「モニタリング」が動画再生2位、ストリーミング58位を記録して4位

ビルボードジャパンのHot Shot Songsチャートで言及されている”セルフリミックス”については、同じビルボードジャパンによるニコニコ VOCALOID SONGS TOP20で読み取ることができます。

2025年9月17日公開(集計期間:2025年9月8日~9月14日)のBillboard JAPAN “ニコニコ VOCALOID SONGS TOP20”で、DECO*27「モニタリング (Best Friend Remix)」が首位を獲得した。

 同楽曲はDECO*27とHayato Yamamotoによるセルフリミックス。原曲のダークな世界観から一転し、軽快なダンスポップに仕上げられており、原曲との対比もリスナーの間で大きな話題を呼んでいる。当週はポイントをさらに伸ばし、2週連続で首位に輝いた。

つまり、DECO*27「モニタリング」とリミックス版となる”Best Friend Remix”ではアレンジが異なります。ニコニコ動画関連チャートではリミックス版が別扱いとなっている一方、ビルボードジャパン総合ソングチャート等では合算されたことで、オリジナル版として急浮上したと捉えていいでしょう。

 

 

しかしながらこの合算は、厳密には矛盾しているといえるかもしれません。

7年前に合算に関するルールをビルボードジャパンに対し問い合わせ、その際の回答を掲載したエントリーを上記に。この回答以降、アレンジが異なるものは別扱いとの認識を抱いていました(それこそ上記エントリーにおける『オリジナルにない要素が追加されている』と判断可能ではというのが私見)。今回のDECO*27「モニタリング」はオリジナルバージョンとリミックス版とで音がはっきり違っていることもあり、尚の事です。

(なおこのリミックスに関するチャートポリシーについて、問い合わせして以降は変更が行われていない模様です。)

ただし、ビルボードジャパンの動画再生指標においてはカウント方法が特殊といえます。カウント対象となる動画はISRC(国際標準レコーディングコード)が付番されたものであり、リミックス等別バージョンにもオリジナル版と同じISRCが付番されていれば合算されるのです。おそらくDECO*27「モニタリング」ではリミックス版にも同じISRCが付番されたゆえ、合算されたものと思われます。

この仮説が正しいならば、ビルボードジャパンソングチャートにおけるチャートポリシーと動画再生指標のカウント方法自体、既に矛盾と呼べる事態が発生しているといえるでしょう。

 

 

この事態を解決させるには、米ビルボードによる米やグローバルのソングチャートに沿う形で、(歌手側が分けるべきと意志を持って発信しない限りは)基本的にすべてのリミックスを合算させるようチャートポリシーを変更することが必要と考えます。この点はたとえば日本と海外の最新チャートから浮かび上がる"合算する/しない"問題を踏まえ、改善策を再提案する(6月13日付)でも記したことでした。

弊ブログでは日本の音楽のグローバル進出を高める意味でも、海外と日本での施策がどっちつかずになるのを防ぐことが必要と考え、チャートポリシーを海外に沿わせる形に変更するよう提案し続けています。米ビルボードのグローバルチャートについて紹介したエントリーでも記していますが、このエントリーをnoteプロデューサー/ブロガーの徳力基彦さんが採り上げてくださったこともあり、日本の音楽業界に今一度提案します。




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