Snow Manが今週月曜にリリースした「カリスマックス」が、次週9月3日公開分のビルボードジャパンソングチャートで上位進出を果たすとみられます。
New Digital Single
— Snow Man / MENT RECORDING (@SN__20200122) 2025年8月24日
"カリスマックス"Release!
🎧Streaming & Downloadhttps://t.co/cHRBOjnu6B#SnowMan#カリスマックス#カリスマックスプロジェクト#時代はパラっと超えろ pic.twitter.com/Sf2u15bLlc
「カリスマックス」は最新の主要サブスクチャートにおいてApple Musicで35位、Spotifyで48位(共に8月27日付)、LINE MUSICで31位(8月28日付)を記録。高いダウンロード数も相まって、ビルボードジャパンソングチャートで上位に初登場する可能性は高いと考えます。
(なお、当エントリー公開日にはダウンロードおよびストリーミング(後者は指標化前のStreaming Songsチャート)における速報値が登場します。)
そしてSnow Man「カリスマックス」の人気をさらに高めるのではと考えるのが、韓国の音楽番組『M COUNTDOWN」(Mnet)への出演です。
Mnet『M COUNTDOWN』
— Snow Man / MENT RECORDING (@SN__20200122) 2025年8月28日
ご覧いただき有難うございました🕶️
감사합니다⛄️#カリスマックス #CHARISMAX
ぜひたくさん聴いてください🎧https://t.co/95XqWFTWFr#MCOUNTDOWN #Mカ@MnetMcountdown#SnowMan #カリスマックスプロジェクト pic.twitter.com/CddZMkZ6lC
Snow Manは明日より初となるポップアップイベントを韓国にて開催(詳細はSnow Man 1st POP-UP - MENT RECORDINGを参照)。その流れもあってか、新曲「カリスマックス」を韓国の音楽番組で披露したものと思われます。そしてその映像が早くもYouTubeにて公開されていることに、いい意味で驚かされます。
上記はMnet K-POPのYouTubeチャンネルから発信されたパフォーマンス映像(テレビで流れたものと同様と思われます)。『M COUNTDOWN』EP.903のパフォーマンス曲においては「カリスマックス」がIVE「XOXZ」(→こちら)に次ぐ再生回数を記録し、Stray Kids「CEREMONY」(→こちら)を上回っているという状況です(EP.903の出演者はこちらで確認可能)。なおこのチャンネルの登録者数は現時点で2190万を誇ります。
そしてチャンネル登録者数が1千万を上回るM2の公式YouTubeチャンネルからは、”ファンカム”と呼ばれる定点観測動画(ズームする/しないあり)が公開されたのみならず、メンバー一人ひとりを追いかける”チッケム”もまた、放送直後に配信されているのです。無論、日本でもこれら映像を確認できます。
Snow Manの“チッケム”が早くも公開❗️
— Kstyle (@Kstyle_news) 2025年8月28日
「M COUNTDOWN」で
新曲「カリスマックス」を披露🕶️
🔻岩本照(이와모토 히카루)https://t.co/6sLymP4pez
🔻深澤辰哉(후카자와 타츠야)https://t.co/tw8YSa17cV
🔻ラウール(라울)https://t.co/oVfJkV7RDU
🔻渡辺翔太(와타나베 쇼타)…
『M COUNTDOWN』でのファンカムやチッケムは、たとえば日本のYOASOBIが出演した際にも公開されています(こちらで確認可能)。つまりはアイドル/ダンスボーカルグループではなくとも発信するのが番組側の基本なのかもしれません。また最近は&TEAMやJO1、INI等も番組に出演していますが(スポーツソウルの記事より→こちら)、「カリスマックス」における動画再生回数推移からはSnow Manの人気がよく解ります。
Snow Man「カリスマックス」におけるパフォーマンス動画の人気や話題の大きさは、日本のメディアに先駆けて新曲が披露されたこともさることながら、海外音楽フェスへの出演(熱狂についてはSnow Manのライブも、サマソニバンコクでは撮影可能になっていて、めちゃめちゃ視聴されてる模様|徳力基彦(tokuriki) - note等参照)から『M COUNTDOWN』出演までが1週間以内だったことも影響しているといえるでしょう。
そして『M COUNTDOWN』の配信から、日本の音楽番組やメディアもこのような取組を行うことで話題を得られる可能性があるのではと考えます。というより、Snow Manが日本メディアのいわば閉塞性を壊す存在に成るのかもしれません。
このブログでは、日本のエンタテインメント業界が世界に轟くためには日本メディアの改善が必要と唱えています。
そして先月、MUSIC AWARDS JAPANの本編映像が遅ればせながらYouTubeで公開されたタイミングにて、次のように記しました。
MUSIC AWARDS JAPANに対しては、今回のYouTube公開経緯を明らかにすることに加えて以下の内容についても提案させていただきます。
ひとつは、パフォーマンス動画の歌手側YouTubeチャンネルでの公開です。
(中略)
MUSIC AWARDS JAPAN効果については後にデータが紹介されていますが、パフォーマンス映像を歌手側の公式YouTubeチャンネルでも公開すればその動画経由でサブスクサービスにてチェックする方も増え、来年はデータのさらなる上昇が見込めると考えます。また歌手側YouTubeチャンネルでのパフォーマンス映像公開は、歌手のファンがMUSIC AWARDS JAPANへの意識を高める点においても重要な役割を果たすはずです。
そしてもうひとつは、YouTubeアーカイブ化に伴う国内向け視聴数の分析と、テレビメディアへの提示です。
音楽番組においては未だYouTubeでのアーカイブ化が十分ではありません。『NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか)の映像公開は1週間程度に限られ、NHK独自の制約に伴いSNS等での活用も不便といえます。また『CDTVライブ!ライブ!』(TBS)では映像貸与が目立つものの、歌手側YouTubeチャンネルでの公開はTVer公開終了後が大半です。さらに、『ミュージックステーション』(テレビ朝日)ではTVerでの公開自体未だ行われていません。
先述したように、歌手側のYouTubeチャンネルで公開することで動画再生分が音楽チャートの加算対象となるのですが、これは指標のカウント対象となるISRC(国際標準レコーディングコード)を音楽パートナーと位置付けられたチャンネルのみが付番可能ゆえ。たとえば『DayDay.』(日本テレビ)では番組公式YouTubeチャンネルにてパフォーマンス映像を積極的に公開するも、音楽パートナーではないためチャートに加算されません。
音楽業界が日本の音楽を海外でも浸透させたいとするならば、MUSIC AWARDS JAPANの創設にその目的もあるならば、音楽業界のみならずメディア、特にテレビ業界における配信についての考え方を変えることが必要ではないでしょうか。音楽チャートでのカウントの仕組みを伝えること、貸与条件(価格等)を和らげることもさることながら、今回公開した映像のYouTube効果を分析し実績を届けることもまた必要と考えます。
ともすれば、アーカイブ化が遅れたことでYouTubeでの再生回数は思うほど伸びないかもしれませんが、その場合でもまずは分析と提示を願います。その上で、テレビメディアがYouTube活用に前向きになったとして、そこに著作権法等がネックとして立ちはだかるのならば、同法のネット時代に即した改正にも着手すべきとというのが自分の見方です。
・MUSIC AWARDS JAPAN授賞式映像がYouTubeで国内視聴可能に…改善を願ってきた者としてさらなる提案を記す(7月25日付)より
日本メディア、主に音楽番組でのパフォーマンス映像はYouTubeで公開されないことが一般的です。その中で『NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか)では放送中に短尺版映像が公開され、今夏のNHK音楽特番でも実施されています(新たな音楽特番『MUSIC GIFT 2025 ~あなたに贈ろう 希望の歌~』から、今年の『NHK紅白歌合戦』を想起する(8月10日付)参照)。ただし公開は1週間程度にとどまります。
民放の音楽番組においては基本的にTVerでの見逃し配信が優先され、パフォーマンス映像の歌手側への貸与はその見逃し配信公開終了を待つ必要がある模様です。ただしYouTubeが音楽パートナーと位置付けた歌手側の公式YouTubeチャンネルにて公開することでISRC(国際標準レコーディングコード)が付番可能となり、ビルボードジャパンソングチャートにおいて動画再生指標のカウント対象となります。
そのこともあり、映像の貸与が進むかを元日付エントリー(→こちら)にて注目点に挙げたのですが、現時点ではまだまだという印象です。さらにいえば歌手側への貸与期間は限られ(BE:FIRST「GRIT」テレビ初披露映像をYouTubeで期間限定公開(動画あり) - 音楽ナタリー(6月2日付)等参照)、半永久的に貸与されないことはTVerでの公開終了を待つこと共々機会損失と捉えています(前者においては費用面の問題も大きいと考えます)。
そのTVerにおいて、『ミュージックステーション』(テレビ朝日)は未だ見逃し配信を行っていません(2025年夏の地上波長時間音楽特番から出演歌手傾向およびテレビ局の動向を読む (最終版)(8月11日付)参照)。番組制作者が今年初開催された『MUSIC AWARDS JAPAN』の演出を手掛け、そのパフォーマンス映像そして本編映像が(遅ればせながら)YouTubeでも公開されたという経緯を踏まえれば、取り入れても好いはずです。
MUSIC AWARDS JAPANの新設は日本メディアの閉塞性を変えるきっかけに成ると考えつつ、その道のりは険しいとも痛感しています。そのタイミングにて『M COUNTDOWN』でのSnow Man「カリスマックス」パフォーマンス映像が、それも10本以上公開されたことで、(映像の歌手側への貸与の問題はあれど)日本メディアが韓国に倣うべきという空気が高まるかもしれませんし、むしろ高まるべきだと強く感じた次第です。
9/5(金) 21:00~放送
— Fujii Kaze Staff (@fujiikazestaff) 2025年8月22日
テレビ朝日系「ミュージックステーション」
藤井 風の初出演が決定いたしました!https://t.co/LLkkCZNH48@Mst_com pic.twitter.com/j393WLR0zy
ちなみに『ミュージックステーション』9月5日放送回には藤井風さんが初登場することがアナウンスされています。この日はサードアルバム『Prema』のリリース日ですが、海外在住のコアファンからは番組映像が観られないため日本での活動がみえにくいという声を耳にします。韓国の音楽番組に韓国以外の歌手が出演した際の動画バックアップの手厚さを知ったならば、そのような反応が出てくるのは自然なことでしょう。
テレビパフォーマンス映像の即時YouTube公開(フルバージョンが前提)、また見逃し配信終了を待たずに歌手側へ貸与し且つ半永久的な公開を認めること(そのための費用面の条件緩和)が、日本メディアに問われると考えます。日本の歌手が海外展開を行うならば尚の事ですが、デジタルリリースは海外配信と基本的に同義であるため、歌手側の海外への意識の大きさに限らずYouTube公開は行うべきでしょう。業界の変化を願います。
最後に。Snow Manについてはこちらのエントリーを記したばかりでした。新曲やベストアルバムがデジタルに強くとも、アーカイブ全体をデジタル化することが音楽チャート面でも必要と考えます。Snow Man、そしてSTARTO ENTERTAINMENT所属歌手等デジタルに明るくない方のスタンスの変化を希望します。