(※追記(8月6日6時03分):乃木坂46「Same numbers」のフィジカルセールスに関する速報記事を紹介するビルボードジャパンのポストが、元記事の訂正に伴い削除されています。つきましては、訂正後の記事リンクを掲載したポストに差し替えています。)
最新7月30日公開分(集計期間:7月21~27日)のビルボードジャパンソングチャートでは前週初登場で首位に立ったHANA「Blue Jeans」が2位に後退。Snow Man「SERIOUS」がフィジカルセールス初加算に伴い、100位以内再登場にして首位に到達しています。
【ビルボード】Snow Manが「SERIOUS」で通算10回目の総合首位、サザン「真夏の果実」/ゆず「夏色」など夏ソングが再浮上 https://t.co/0o7SS6USfZ
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) 2025年7月30日
Snow Man「SERIOUS」と2位のHANA「Blue Jeans」は共に1万1千ポイント超えを達成。双方のポイント差は620となっています。

Snow Man「SERIOUS」はビルボードジャパンソングチャートにおいて、フィジカルセールスが今年度週間最高となる909,496枚を記録。加えてラジオ指標は100位未満→2位、動画再生指標23→26位と推移しており、フィジカルセールスのみならずラジオでの強さが総合首位獲得の要因といえるでしょう。
(なお、Snow Man「SERIOUS」における動画再生指標の順位は、構成指標20位未満の順位が確認可能なCHART insight有料会員のみが知り得るデータとなります。なお、ビルボードジャパンは有料会員が知り得る情報の掲載を許可しています。)
「SERIOUS」は現時点でもデジタル未解禁のままであり、デジタルを解禁していればHANA「Blue Jeans」との差を拡げられたと考えます。一方で動画再生指標は順位を落としており、ミュージックビデオの視聴先をフィジカル同梱の映像盤に移したコアファンの存在がみえる一方で、フィジカルリリース週に動画をチェックしたライト層は多くないのかもしれません。

HANA「Blue Jeans」は1ランク後退しながら、2週続けて1万ポイントを突破。今年度1万ポイント超えを複数週で記録したのはMrs. GREEN APPLE「ライラック」(1月8~29日公開分 4週)、「ダーリン」(1月29日~2月5日公開分 2週)、「クスシキ」(4月16~23日公開分 2週)、米津玄師「Plazma」(1月29日および6月18日公開分 2週)そしてNumber_i「GOD_i」(2月5日および5月28日公開分)に続き、「Blue Jeans」が6曲目となります。
HANA「Blue Jeans」は構成6指標がすべて加点され、ストリーミングおよび動画再生という接触指標群の双方を制しています。さらにストリーミングにおいては、週間再生回数が今年度歴代3位を記録しています。
◎2025年度 週間ストリーミング数 トップ3
1位 HANA「Blue Jeans」16,247,580回再生 ※7月23日公開チャート
2位 Mrs. GREEN APPLE「ライラック」15,713,177回再生 ※1月15日公開チャート
3位 HANA「Blue Jeans」14,041,143回再生 ※7月30日公開チャート
【ビルボード】HANA「Blue Jeans」がストリーミング・ソングで2連覇、今年度3番目となる週間再生数に https://t.co/scEFPW1e2x
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) 2025年7月30日
一方で、HANA「Blue Jeans」はストリーミング再生回数が前週比86.4%に。当週は集計期間初日が祝日であり平日は4日しかなかったこと、また日本ではストリーミングが徐々に上昇する傾向があることを踏まえるに、その状況下でHANA「Blue Jeans」のストリーミングが後退したことが、総合ソングチャートにおいてSnow Man「SERIOUS」に首位の座を譲った一因と捉えています。

上記は7月30日公開分ビルボードジャパンソングチャートにおけるストリーミング表ですが、ストリーミング再生回数前週比が判明している曲の多くで前週割れが発生しています。その中にあって、HANA「Blue Jeans」のみ1割以上数値を落としているのが気になった次第です。
興味深いのが、ストリーミング指標の基であるStreaming Songsチャートで首位を獲得した曲におけるSpotifyでの再生割合。25%前後となるのが一般的な中、HANA「Blue Jeans」は前週18.7%を記録。昨年3月20日公開分でのCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」以来、1年4ヶ月ぶりに2割を下回っています。
当週はHANA「Blue Jeans」のストリーミング再生回数に占めるSpotifyの割合が23.9%となっていますが、同曲は7月15日までを集計期間とするLINE MUSIC週間ランキングで集計対象わずか2日間ながら23位につけています。LINE MUSICはSpotifyよりも若年層の利用率が高いと思われることから、若年層がリリース後すぐに「Blue Jeans」をチェックしたことが想起され、当週はその反動が小さくなかったという可能性が考えられます。
(HANA「Blue Jeans」はSpotifyにて、7月21日付で再生回数がピークに達していますが、以降は再生回数がほぼ毎日前日割れとなっています。)
【「女性ファンが多い」ガールズグループランキング】
— 日経エンタテインメント! (@nikkei_ent) 2025年7月30日
■3位 #BABYMONSTE、2位 #ME_I
■そして特に女性ファンが多かったガールズグループとは…?https://t.co/erI1AeqCr6 pic.twitter.com/SZh8lWRWTd
『日経エンタテインメント!』2025年6月号掲載分を記事化した上記リンク先では、HANAが首位となっています(ただし雑誌ではHANAを輩出した”No No Girls”がトップと記載)。幅広い年齢層を調査対象としたこのランキングからはオーディションを経てHANAのコアファンになった方が多いことが想起されます。さらにその評判が(LINE MUSICの動向を踏まえるに)若年層主体に広がりライト層も増えたことで、双方が「Blue Jeans」をリリース週にチェックしたことが前週記録を達成した要因かもしれません。
【先ヨミ速報】乃木坂46『Same numbers』フラゲ日集計でハーフミリオン突破<7/30訂正> https://t.co/7IWxjAu8GV
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) 2025年7月30日
当週はSnow Man「SERIOUS」が総合首位を獲得し、次週は乃木坂46「Same numbers」が強いと思われますが、HANA「Blue Jeans」はストリーミングが今後安定するならばロングヒットに至る可能性が考えられます。そして、所有指標や所有指標的な動きをなぞる接触指標に強い曲(LINE MUSIC再生キャンペーン開催曲等)が登場しない週に、「Blue Jeans」が首位返り咲きを果たすこともあるかもしれません。