最新2月19日公開分(集計期間:2月10~16日)のビルボードジャパンソングチャートは前週初登場で首位を獲得したBE:FIRST「Spacecraft」が4位に後退。Mrs. GREEN APPLE「ライラック」が4週ぶり、通算6週目となる首位返り咲きを果たしています。
本作は2024年4月12日に配信リリースされ、同年7月17日に首位を獲得。2025年以降も再びチャートを駆け上がり4週ぶり通算6回目の総合首位となった。前週のポイントと比較すると、ストリーミングやダウンロードは、ほぼ横ばいとなる中、カラオケが15%増加。ストリーミング、動画、カラオケで1 位、ダウンロード4位を獲得した。
【ビルボード】Mrs. GREEN APPLE「ライラック」が総合首位返り咲き、ケンドリック・ラマー「ノット・ライク・アス」がチャートイン https://t.co/IX8jAs7d53
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) 2025年2月19日
Mrs. GREEN APPLE「ライラック」はポイントが緩やかなダウン傾向にあるものの、当週も8千ポイント台後半をキープしています。


登場2週目以降常時5位以内にランクインしていた「ライラック」は、昨年末から年始にかけての多数のテレビ番組出演も相まって今年に入り4週連続1万ポイント超えを達成。当週はフィジカルセールス10万枚を超える曲やデジタルに強い曲の初登場がなかったこともあり、勢いをキープした曲が最上位に就いた形です。
ただし気になる点が。ストリーミング再生回数は平日より土日祝日が伸びる傾向にあるのですが、集計期間2日目が祝日だった当週においてMrs. GREEN APPLE「ライラック」はそのストリーミング再生回数が前週割れとなり、総合ポイントも前週より下がっています。次週の集計期間は最終日が日曜ながら3連休中日であり、この中日は再生回数が若干下がる傾向にあるため、次週はポイント下落幅が小さくないと予想されます。
それでもこの条件は他の作品も同様であるため、仮にフィジカルセールスが強い曲の上位進出に伴い「ライラック」が一時的に首位の座を離れたとして、再度返り咲く可能性は十分です。加えて、今回の集計期間中に行われた韓国公演の模様が週明けの番組で発信されたことで、「ライラック」をはじめとするMrs. GREEN APPLEの作品にあらためて注目が集まるものとみられます。
ライブの反響(およびメディアでの紹介)は、当週のソングチャートにおけるCreepy Nutsの動向からも見て取れます。当週のソングチャートでは「オトノケ」(12位)がポイント前週比104.5%、「Bling-Bang-Bang-Born」(14位)が同108.3%、そして「doppelgänger」(15位)が同115.2%を記録。いずれの曲も、ストリーミング指標の基となるStreaming Songsチャートの記事にて再生回数の上昇が紹介されています。
トップ10圏内には大きな変動がなかったが、少し順位を広く見ると、前週24位であったCreepy Nuts「doppelganger」が15位まで浮上している。同曲は再生回数の前週比が約119%を記録し、当週および前週ともにトップ100入りした楽曲の中ではいちばんの伸び率をみせた。これには、集計期間中の2月11日に開催された東京ドーム公演【Creepy Nuts LIVE at TOKYO DOME】の影響がうかがえ、他にチャートインしている「オトノケ」「Bling-Bang-Bang-Born」の2曲も前週を超える再生数を記録している。
【ビルボード】Mrs. GREEN APPLE「ライラック」、YOASOBI「アイドル」と並ぶ通算24週目のストリーミング首位 https://t.co/fx2T2qBNfW
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Creepy Nutsは前週のアルバムチャートで『LEGION』が初登場した一方、収録された先述の3曲はいずれも前週のソングチャートでポイント前週割れとなっていました。その点についてはデジタル先行リリースのCreepy Nuts『LEGION』、そのリリース曜日について考える(2月17日付)で紹介していますが、当週はアルバムリリース後初の1週間フル加算、そして東京ドーム公演の影響が反映されたと考えていいでしょう。
Mrs. GREEN APPLEやCreepy Nutsの今後のチャート動向もさることながら、昨年度を代表する「ライラック」や「Bling-Bang-Bang-Born」のような大ヒット曲が今年度登場するかにも注目です。