日本の主要サブスクサービスのひとつで、ビルボードジャパンソングチャートのストリーミング再生回数においてはおよそ2割を占めるといわれるSpotifyには、チャート上の特性があります。その点は下記エントリーにてまとめています。
日本のSpotifyでは金曜から土曜にかけて再生回数が1割前後、比較的大きく上昇するのですが、その特性をなぞらない曲もあります。最新6月15日土曜付において該当する曲をXにてポストしたのですが(こちらからはじまるスレッドにて発信)、ここからみえてくるものがあると感じています。
<日本における6月15日付Spotifyデイリーチャート 再生回数前日割れ記録曲>
(※太字は前週同曜日においても再生回数前日割れを記録した曲。)
・JIMIN「Like Crazy」 再生回数前日比97.3% 33→44位
・Number_i「No-Yes」 同98.3% 50→51位
・ヨルシカ「ルバート」 同99.95% 52→52位
・V「Love Me Again」 同97.5% 55→62位
・JIMIN「Set Me Free Pt.2」 同86.7% 53→65位
・Number_i「SQUARE_ONE」 同93.6% 61→77位
・サブリナ・カーペンター「Espresso」 同99.3% 80→92位
<日本における6月15日付Spotifyデイリーチャート
前日付で100位以内に入り翌日にダウンした曲のうち再生回数前日割れ記録曲>
(※太字は前週同曜日においても再生回数前日割れを記録した曲。)
・BE:FIRST「Masterplan」 再生回数前日比91.5% 75→104位
・ずっと真夜中でいいのに。「嘘じゃない」 同99.98% 95→108位
・Number_i「i」 同96.5% 94→114位
・King & Prince「mooooveǃǃ」 同93.6% 100→121位
<日本における6月15日付Spotifyデイリーチャート
50位以内で再生回数前日比105%未満の曲>
(※太字は前週同曜日においても再生回数前日比105%未満の曲。)
・Mrs. GREEN APPLE「コロンブス」 再生回数前日比102.9% 3→5位
・Number_i「BON」 同103.4% 11→12位
・NewJeans「How Sweet」 同104.4% 26→27位
・星街すいせい「ビビデバ」 同104.99% 27→29位
・ジョングク「Never Let Go」 同103.5% 29→34位
・aespa「Supernova」 同104.3% 31→35位
・Number_i「GOAT」 同102.6% 30→37位
・JIMIN「Like Crazy」 同97.3% 33→44位
・BABYMONSTER「SHEESH」 同104.8% 46→49位
上記について、たとえばMrs. GREEN APPLE「コロンブス」では以下の理由が考えられます。
なお #MrsGREENAPPLE「#コロンブス」に関しては、MV問題の(前日に比べての)収束、前日の #Mステ 出演の反動、また50位の壁効果が薄れたことが影響しているものと考えます。
— Kei (ブログ【イマオト】/ポッドキャスト/ラジオ経験者) (@Kei_radio) 2024年6月16日
一方、土曜の再生回数が大きく上がっていないとして上記に掲載した曲には、主にふたつのジャンルがあると捉えています。
ひとつはK-POP。月曜リリースが多いこと、またグローバルをより強く意識した歌手は金曜にリリースすることが一般的ですが、それゆえ土曜は反動が起きている可能性が考えられます。
— Kei (ブログ【イマオト】/ポッドキャスト/ラジオ経験者) (@Kei_radio) 2024年6月16日
ここにはK-POP以外の洋楽も含まれるかもしれません。ただしサブリナ・カーペンターは最新6月15日付で「Please Please Please」も100位以内に送り込んでいますが、同曲は日本では登場6日目となり上昇を続けているゆえ、この特性に当てはまらなかったと捉えています。
ふたつ目はJ-POPの中でもアイドル、特に熱量の高いファンダムが多い歌手の作品群。ともすればStationheadのパーティー開催が土日はそこまで多くないのではと考えた次第です。
— Kei (ブログ【イマオト】/ポッドキャスト/ラジオ経験者) (@Kei_radio) 2024年6月16日
Stationheadとファンダムとの関係性は、たとえばNumber_iの作品群にて顕著に現れています。
一方で、そのNumber_iを筆頭に、同じくStationheadの影響も垣間見えるJO1「Love seeker」についても土曜の再生回数前日比が大きくない状況です(6月15日付Spotifyデイリーチャートにおける再生回数前日比は107.7%)。Stationhead企画の土日開催が平日より多くなく、土日に予定が入っているコアファンが多いと考えていいかもしれません。
2週分の動向からこれらふたつの特性を断言するのは好くないかもしれませんが、しかし"K-POPや洋楽"、"日本の男性アイドルやダンスボーカルグループ"にこの特性が多く登場していることを興味深く感じた次第。もしかしたら前者においても、Stationheadの利用者が多いほどこの特性が反映されやすいのではと感じています。今週末の動向を踏まえ、今回の内容をSpotifyの特性を記したエントリーに追加するかもしれません。