四柱推命の通変星は全部で10個ありますが、私が2番目に欲しかったのは、今回ご紹介する「食神」です。残念ながら私の命式にはありません。
明るくて楽天的で、ゆったりした人生を全うできたら幸せですよね。
本記事ではグルメと表現の星、「食神」の性質についてまとめました。

- 通変星「食神」の特徴と意味
- 「食神」性格と人生傾向
- 「食神」年干支・月干支にある場合
- 「食神」男女の恋愛と結婚(追記)
- 【四柱推命/通変星】食神の機能
- 食神が悪く働く(太過・不及)
- 「食神・傷官」その他の要点
- 📚 他の通変星も読む
通変星「食神」の特徴と意味
日干から陰陽不配偶で生じられる通変星を食神といいます。
「食神」衣食住、健康・寿命
- 食禄すなわち衣食住、そして健康と寿命を司る星です。
- 偏官の剋から身を守るため、寿命の神・栄養の神とも言われます。
- 健康や寿命を司る理由は、長く衣食住に恵まれるところからもきています。
「食神」本能の星
- 食神の人は子どもぽいところがあります。
- 自由気ままで楽天的、屈託のなさ、穏やかさ、鷹揚さがあります。
- 本能的衝動が活発に働きます。
「食神」伝統継承の星
- 伝統を重んじるため、変化を好まない傾向があります。
- 食神は「無情の生」といわれ、正統な伝承を意味する星です。
「食神」表現の星
- 表現能力の星です。
- 学・技・芸のいずれかの才能を有します。
「食神」女性の命式では子ども
- 日干から直接生じる通変星で、女性の命式では子どもを意味します。
「食神」性格と人生傾向
- 世間知らずでマイペースですが、何かに打ち込むと寝食を忘れて没頭します。仕事が遊びとなり、遊びが仕事になるという生き方ができる人です。
- 衣食住に恵まれ、規制(官星)を嫌うところから、勤勉に働くタイプではなく、努力を嫌い、軽蔑する傾向があります。
「食神」性格の傾向
- 外向的性格で、楽観的です。屈託がなく、人から好かれやすいです。
- 欲望に逆らわず、気ままで本能的な行動が多いです。
- 図太くて厚かましいところがありますが、不思議と憎まれません。
- ロマンティストで、空想を楽しみます。
- 現状維持で満足できるため、野心家は少ないです。
- 自己本位で自意識が強く、負けず嫌いです。
- 不安感が少ない分、危機感に乏しくスキが多いです。
- 遊び好きの楽天家です。食いしん坊のグルメが多いです。
- 考えたことがすぐ口に出ます。
- 好きなことには徹底して情熱を傾けます。凝り性です。
- 分析力があり、観察眼に優れています。学問・技能・芸術、いずれかのセンスがあります。
- 自己表現力に優れた人が多いです。
- のんびりしていますが、怒らせると意外に厄介です。
※食神が傷官を交えて3個以上あると、食神のゆったりした鷹揚さがなくなり、高慢で負けず嫌い、イライラして口論しやすくなります。自己本位となり、付き合いも悪く、物惜しみをするようになります。(傷官の悪い面が出ることと、財星を生じすぎることから)

「食神」お金と財産
食神は、日主(日干)が直接生み出す通変星です。日主は必ずあるため、食神は苦労しなくても自然に生み出されます。このことが食神の徳であり、福が集まると言われるゆえんです。
ややこしいことを書きましたが、苦労しなくても食禄が手に入るのが食神の特徴で、基本的に衣食住に苦労することはありません。うらやましいですね。
- よく言えば金離れが良く、計画的な貯蓄は苦手です。
- 衣食住に恵まれやすく、困窮する人は少ないです。
- 自制心に欠け、遊び好きのため無駄遣いが多いです。
- ファッションや食事などにお金を使いすぎる傾向があります。
- 金銭管理が甘く、他人に騙されやすいです。(詐欺に注意)
※食神は衣食住の神とはいえ、中には放埒が過ぎて身を持ち崩す人もいます。
「食神」仕事への姿勢と適職
- 規制されることを嫌い、責任感はやや希薄です。
- 危機意識が低く、真剣味に欠けやすいです。
- 好きなことや興味のあることへの集中力は抜群です。
- 人を管理したり指導する仕事は不得手です。
- アイデア力があり、企画立案が得意です。
- 諸芸師匠、医者、宗教家などは向きません。
- 公務員や金融関係など堅実な仕事に適性があります。
- 衣食住関係、日用品関係などの仕事に向いています。
- 営業職や肉体労働は避けた方が無難です。
- アットホームな明るい雰囲気の職場で力を発揮します。
- 不動産業、銀行、商業、芸術関係、タレント、サービス業などはOKです。
「食神」恋愛と結婚
- 男女とも、ゆったりしていて、笑顔が魅力的なため人気があります。
- 食神がしっかりした男性は、女性にやさしく思いやりがあります。
- 男女とも、食神が太過すると、色情が強く快楽に溺れやすいです。
・男性:食神(精液を意味する)⇒色情が強い
・女性:食神(子どもの因子) ⇒子作りの行動が多い - ロマンティストで社交的なため、女性は人気者になって嫌われにくいです。
- 食神と傷官が強すぎる女性は、離婚を経験するか独身を貫くことが多いです。(官星の力が強ければ大丈夫)
- 日支に健全な食神がある人は、配偶者の性質は温厚かつ健康で福分が厚いです。
- 女性に養われることを苦にしない男性もいます(俗に言うヒモ暮らし)。
男性の命式で日支が「食神」だと
- おおらかで包容力がある女性を好みます。
- 小言が多い女性は苦手です。
- 心豊かで豊満な女性と縁があります。
女性の命式で日支が「食神」だと
- 陽気で包容力がある男性を好みます。
- 社交的で話し上手な男性と縁があります。
- 自由奔放で愛想がよく憎めないタイプの男性と縁があります。
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これ以降は内容が複雑なので、読み飛ばしてください
「食神」年干支・月干支にある場合
「年干支」主に社会運を見る
【運 勢】
- 好きなことに熱中しながら楽しく生きようとします。
- あまり深刻に考えず楽天的で、自分の楽しみに貪欲です。
- 年齢より若く見え、精神も若々しく魅力的です。
【性 格】
- おっとりして人当たりがよく、明朗な人物と評価されます。
年支と日支または月支が、刑冲害する命式
- 朗らかで社交性があっても、誤解を受けやすくあまり好かれません。
- あまり外出を好みません。
年支と日支または月支が、三合半会・支合する命式
- 社交性がありおっとりしていて人に好かれます。
- 外出を好みます。
年支が三合半会・支合するが、刑冲害する命式
- 人当たりが良くても、不利になると豹変することがあります。
「月干支」社会成功運と対人関係
- 組織のトップとして、支配する能力はあまりありません。食神の個性は、管理ではなく実務・実作業にあるからです。
- 傑出した集中力がある人は、技能・芸能・職人など腕一本で勝負する職業で力を発揮できます。
- 対人関係は、遊び友達・仕事仲間・競い合えるライバルとはうまく行きます。
- 多趣味人間で、自分の世界が第一なので、相手のペースに引きずられてまで付き合いたいとは考えません。

☆四柱推命の基本を知りたい方はこちらをどうぞ
「食神」男女の恋愛と結婚(追記)
男 性
- 日支「食神」(+)十二運の根が強い(+)命式のバランスがよい+刑冲がない
・温厚で健康かつ豊満、運勢が強い女性と縁があります。 - 日支「食神」(+)十二運の根が弱い(+)命式のバランスが悪い(+)刑冲がある
・病弱質かやせ型、運勢が強くない女性と縁があります。
女 性
- 日支「食神」(+)十二運の根が強い(+)刑冲や忌神がない
・度量が大きく包容力があり聡明な男性と縁があります。 - 日支「食神」(+)十二運の根が弱い(+)命式のバランスが悪い(+)刑冲がある
・痩せ型か病弱質で開運発達力が弱い男性と縁があります。
【四柱推命/通変星】食神の機能
日干から陰陽不配偶で生じられる通変星を食神といいます。
※陰陽不配偶で生じる:陽が陽を生じ、陰が陰を生じる形のこと
食神は、日干から常に生じられエネルギーをもらっている状態です。
そのため、食神がしっかりしている人は、特別な努力をしなくても衣食住に恵まれ、健康であると言われています。

- 食神のエネルギーが弱くても、比劫星(比肩・劫財)の助けがあれば、日常生活に不自由はありません。比劫星は暗に食神を生じるためです。
- 食神のエネルギーが弱い(+)比劫星がない(+)強力な偏印がある
・損失や盗難、不慮の事故に遭いやすい
・病弱傾向
※偏印は食神を強く攻撃します。 - 年柱や月柱に食神が出る人
・福分の厚い家柄の出身
・裕福な幼少時代を過ごした
※ただし、食神の状態がよくない場合は苦労が多くなります。
- 月支にある食神が空亡する人
・職業上の変化変動や失敗が多い
・住居の移転が多い
・気分が散漫になりがち
・好きになれない職業に就く
・女性は子ども縁が薄い - 生時に食神が出て、命式の喜神になる人
・人生の後半に開運する
・老後の福分が厚く、裕福になる
※生時の食神が喜神になる命式の例
・日干のエネルギーが強すぎる命式
・財格で財のエネルギーが弱い命式
・日支通変星が忌神で、その通変星と干合する
・偏官格で官殺のエネルギーが強い命式 - 食神が生月に透干して日干のエネルギーも強い人は
・勝ち気で、しっかりしている
・学問や技術に秀でる
・身体は健康
・聡明な理論家
・福分が厚く、成功の人生を歩む - 食神格からみた健康関係
・日干と食神、両方のエネルギーが強いと身体健康
・日干が弱いか、食神が強すぎると病弱
・偏印の剋があり、食神が破れる人は内臓に疾患あり
・日干が極度に弱く、刑冲か空亡があると身体的故障がある - 食神格に傷官(年柱以外に)が加わる場合
・吉凶変化の理で傷官格として推命する -
命式の偏印が食神がやっつけ、それを解消する救神がないと食神格は破格する
・衣食住に恵まれない
・優れた容姿にならない
・病弱質になる
男性の場合
- 食傷星(食神・傷官)が強すぎる命式
・子どもの健康や運勢が不調、または縁が薄い
・日干が極めて弱いと、子どもへの愛情も薄い - 偏官・正官が、食神から剋を受ける命式
・子どもの躾や教育に必要以上に厳しい
・極端な場合、子どもの運勢を下げることもある
女性の場合
- 食神は子どもを意味する
・食傷星(食神・傷官)が良好だとしっかりした子どもになる
・良くない状態だと子ども縁が薄くなる -
食神格か、あるいは食神が日時にあり、食神が偏印によって弱まっている
・第一子は早流産の憂いがある
・難産し、母乳が出ないなど、子どもの養育に苦労する
・子どもとの生・死別もありえる -
食神が乗じる地支が刑冲するか、空亡する
・子どもの体質は軟弱
・しっかりした子どもに育ちにくい

食神が悪く働く(太過・不及)
四柱命式で太過・不及している場合は、食神の長所が弱まり欠点が強化されます。
食神が太過(傷官も以下同じ)3個以上あったら要注意!
太過とは、命式に同じ通変星が基本的に3個以上ある場合をいいます。
男性
- 部下や子供に厳しく当たります。
- 弱精子病になりやすいです。
- 女性に対する性的欲望が強いです。
女性
- 身体虚弱、または精神気力がはなはだ弱いです。
- 女性器官を摘出することもあります。
- ヒステリー性が強いです。(鬱になる可能性も)。
【鬼化】
「太過する」ことを「鬼化する」といって、次の良くない面が表面化します。
- 食神 ⇒傷官の良くない面が出る
- 正官 ⇒偏官の良くない面が出る
- 印綬 ⇒偏印の良くない面が出る
- 比肩 ⇒比肩・劫財も含めて悪い面が出る
たとえば、食神が3個以上あって良好な働きをしていなければ、傷官化するため、次の傾向が強く出てきます。
- 反抗心が強くなります。
- 神経質で、ヒステリックになりやすいです。
- 自己中心的な言動が増えます。
- 規則や規律を守らないなど、生活がいい加減になります。
食神が不及(弱すぎる)
- 向上心が乏しく、刹那主義的な生き方になります。
- 細かいことが気になり動揺しやすいです。
- 依存心が強く、人の顔色を気にします。
- 心が落ち着かず不安定です。
- 学問・芸術の才能が乏しいです。
- 衣食住に苦労し、健康にも恵まれません。
- ムダに見栄をは張りたがります。
- 職業が不安定になりがちです。
食神の強弱が極端になると、子どもっぽさがイビツな形で強化されます。
元来、子どもは衣食住の心配をせず、お金を稼ぐという感覚もありません。
好きなことをして遊んでいたい願望が強く、話しかけても聞こえないぐらい熱中することがあります。
食神がよい状態で命式にあると、子どものような純粋無垢な福徳を持って生まれてきていると言えます。
逆に食神の状態が悪いと、駄々っ子のようなワガママ放題な生き方になってしまいます。
「食神・傷官」その他の要点
偏印は大敵「心身が不安定に」
- 偏印があると、情緒が不安定になり、心身ともに安定しにくくなります。
- 印星が太過して食神の機能が働かなくなると、人格に偏りが出やすく、傲慢になるとか、子どもじみた癇癪を起こすこともあります。
油断すると問題多発
- 身弱で食傷星が多いと、オドオドした消極的な人になります。
- 身旺でも、食神が悪く働けば身勝手になり、人を裏切りやすい傾向があります。
食神は衣食住に恵まれる因子のため、楽をして生きたいという気持ちが働きます。
それが過ぎると、場当たり的で享楽的な生き方になったり、女性のヒモのような生活になったり、あるいは詐欺や性犯罪など、破廉恥な行為に及ぶようなこともあります。
「吉星」とはいっても、命式に対する作用を見極める必要があるということです。
🔎 通変星をまとめて確認する
通変星は全部で10種類あります。
全体像を整理したい方はこちらからどうぞ。
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