
片岡鶴太郎さんに近づくことを「ツルタライズ」と言うらしいが、また一歩、私の中の片岡鶴太郎がむくむくと大きくなりつつある。
今回のキックの試合、けっこう減量に苦労した。
よって食生活をかなり制限した。
だが、なにげにそれが良かったし、今となっては少し恋しくもある。
朝はバナナ1本とブラックコーヒー。
昼はごはん半膳の鮭おにぎりと、ゆで卵2個。
おやつは、ゆで卵1個。
あとはプロテインを飲んだりもする。
そして夜は、無糖ヨーグルトにグラノラを少し入れて蜂蜜を少し。
どうしても足りなかったら、プロテインをもう一杯。
これで終わり。
この食生活に運動を足すと、確実に1日0.5キロずつ減っていった。
(※私の場合)
減量自体はそれなりに苦しんだが、結果としては余裕をもって計量をパスできた。
体重を「コントロールできていた」と言うのが正解かもしれない。
だが、それより何より驚いたのは、体の内部の調子がものすごく良かったことだ。
なんというか、余計なものを摂取していない感じ。
不純物ゼロの体というか、とにかく調子が良かった。
私は料理が好きで、いろんな食べ物を作るのも好きだ。
お弁当を作るのも好き。
だが、この期間はそれらを完全にやらない。
これがまた、数日続けてみると、妙に良かった。
機械的で、シンプルで、ちょっと楽。
他のことに集中できるというか、とにかく非常に楽だった。
まだ、この楽な食生活だからこそ、よりによって試合前1週間にドンピシャで重なった仕事上の激務に対しても、時間的にも精神的にも乗り越えられたと思っている。
そして、変な話だが──便の調子が非常に良かった。
その日の健康や食べたものは、必ず便に出る。
食生活が乱れているかどうかは、便で分かる。
その期間の便は、完全に安定していた。
量、香り、色、形、硬さ。
すべてが、妙に安定している。
なんというか、動物的な便というか。
生きるための最低限に研ぎ澄まされた便というか。
余計な物質が一切ない。
たぶん純度100パーセント。
純金ならぬ「純便」というか。
うまく表現できないが、とにかく安定していて、体の調子が良かった。
おそらくだが、腸内の調子も、とても良かったのだろう。
献立を見ると、野菜あたりが少し足りない。
だが、そこは別途足せばいい。
もう減量中でもないのだから。
なんなら野菜でお腹を満たすようにすればいい。
もう試合は終えたけど、ちょっと、この食生活を続けてみようかな……なんて思ったりもしている。
だって、この量で普通に動けてしまうのだから。
あとは甘い飲み物も控えた。
それもまた良かった。
たまに飲むヤクルト (ピルクル)の背徳感。
バナナの甘み。
ごはんのうまみ。
鮭の塩気。
ゆでたまごにおける “食べ物” としての完成度。
プロテインのおいしさ。
ヨーグルトとハチミツとグラノラを組み合わせることの贅沢さ……。
それらすべてがフィルターなしてダイレクトにガツンとくる。
「うっま……!」と幸せを噛み締める。
修行僧のような食生活をしていたら、食事のたびに多幸感。
修行と快楽は表裏一体。
これ、片岡鶴太郎さんがどこかで言っていた「快楽を感じるためにヨガをする」に近いのでは……なんて思ったりもした。
ちなみに、ツルちゃんは1日1食。
豆などを中心とした小鉢料理を、数時間かけて食べるそうだ。
「それがまた、おいしいんですよ」
と、『徹子の部屋』で彼は言っていた。
私の場合、そこまで時間はかけないが、この献立を基本とする生活になってしまいそうな今日この頃。
ただし、やりすぎはよくないので、適度にツルーニングしつつ、引き続き人生の修行を続けていきたい。
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