
心から買って良かったと思っている。
Nikon (ニコン)の「COOLPIX P1100」。
超望遠、いや、超なんて超えるくらいのウルトラ望遠デジカメとして有名なシリーズの最新作。
モノ自体がスゴイのはもちろん、生活というか、“意識“ を変えることのできる、極めて稀なカメラだと思う。
もう10年以上前に発売された前機種「P900」は長いこと使い続けた相棒で、心の底から惚れ込んだカメラ。
特徴はなんといっても「月モード」。
三脚を使わずとも、手持ちだけで月のクレーターが撮れるほどの超絶望遠&月撮影に最適したカメラという、なんとも振り切った仕様。
でもそれがなんとも面白く、本当に惚れ込み、これまであらゆる媒体にP900の記事を書いたほど。
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どんな感じで撮れるのかというと、

こんな具合。
P900だと、限界まで寄ってこのくらいだった。
ところが後継機種P1100は
画角からハミ出るまで寄れてしまう。
実はP900の時点で、「土星の輪っか」を撮ることもできるのだが、P1100になったらより大きな輪っかが撮れることだと思う。
月モードは単体であるけど、「夕日モード」なんかにすると、夕日はもちろん、朝日なども綺麗に撮れる。

こんなんや、

こんな感じや、

風景写真的なのも余裕。
なんならマクロ撮影も得意という、オールマイティが過ぎるカメラなのである。
前まで住んでた下高井戸のマンション。
やたらとベランダの広い部屋(でも部屋はワンルーム)で、7階の高さからは新宿の夜景が一望できる。
ドラえもんの、のび太くんの勉強机みたいに、私は窓に向かうように机を配置。
仕事しながらも、常に空の変化を確認できる、空港の管制塔みたいな空間だった。
月が出始たら、その直後に気づく。
そしてすぐ手の届く場所にP900がある。
「出始めの月」や「出始めの朝日」を逃さず撮れる環境がそこにはあった。
ある意味、地球を感じる部屋であり、私は勝手に「天空の部屋」と呼んでいた。
そんな見晴らしの良い天空の部屋からも引っ越し、今の家からは、そこまで広い空は見えない。
ビルとビルの間から見える狭い空。
そこにたまたま月が出ていたらラッキー、みたいな環境だ。
なので、下高井戸に住んでいる時ほど、空への意識が薄まっていた。
道すがら、空を見上げて太陽や月を見ることは日課だが、家にいる時、我が家に「空」は無いことになっていた。
ところが。
P1100を買ってから、またも空への意識が高まった。
ビルとビルの間の空を見つめる。
空全体の、ほんの一部なので、まるで空に掲げられた「額縁」のような印象すらある。
そんな額縁から月が見えたら大ラッキーで即P1100。
朝日が見えても、すぐさまP1100を取りに行って下高井戸時代みたいに天体撮影。
昔から、こんなにも大きな星 (月、太陽)が地球から見えるって時点で奇跡だと思っているのだが、そんな奇跡を、より近くに感じられるP1100は、たとえ狭い空しか見えない家であっても、空、地球、果ては宇宙を感じることができるのだ。
私と宇宙を、P1100が繋いでくれている感覚がある。
私にとってP1100は、単なるカメラというより、「より宇宙を感じるための道具」になっている。
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