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ウン十年ぶりに「カップ焼きそば」を食べてみたら “2つの気づき” があった

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分でもビックリしたのだが、昨晩いきなりカップ焼きそばが食べたくなった。

 

もちろんウチには、そういう類の食べ物はない。

 

だが、もう抑えきれないくらいの「カップ焼そば欲」であり、1分後には外に飛び出していた。

 

────────────────

 

 

小さなスーパーに行くと、究極の選択。

 

 

ペヤングか、一平ちゃんの2択なのだ。

 

 

ほかにもあったけど、実力的にはこの2択。

どちらも甲乙つけ難い。

 

しかし私は自然と一平ちゃんを選んでいた。

 

そして会計して、ビーチフラッグくらいの勢いで家に飛び帰った。

 

 

帰宅後、一目散に作り上げ、

 

 

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食べたっ……!

 

 

そしたら!

 

 

めちゃんこ懐かしい気持ちになって泣きそうになった。

 

食べた瞬間、フラッシュバックした。

私の気持ちは過去に行ってた。

遠い昔の、漫画家マミヤ狂四郎になってた。

 

 

 

──今から23年くらい前のこと。

フリーの漫画家として大忙しだった22歳くらいの私は、本当にメシを食う暇もなかった。

本当に。

 

 

で、何を食べていたか。

 

 

一平ちゃんと菓子パン

 

 

もしくは、

 

 

スーパーカップ豚キムチと菓子パン

 

 

ほぼこの2択だけで食い繋いでいた。

 

 

金がなかったというのもある。

2〜3日に一度は何かしらの締切が来るほど忙しいけど、消費されるだけの「情報誌 (雑誌)」の仕事ばかり請け負っていたので、さして儲からず。

 

 

一平ちゃんと菓子パンなら、300円くらいでなんとかなった。

 

だから毎日のように食べていた。

本当に毎日のように。

 

 

ちなみに、「スパ王たらこ味」がウマすぎて「3食スパ王たらこ味」な生活を5日くらいしたら、栄養失調でブっ倒れたことがある。

 

病院の先生に「今どき栄養失調なんて人はいないよ! 戦後じゃないんだから!」と怒られたりもした。

 

 

なので、その経験も活かし、一平ちゃん一辺倒ではなく、スーパーカップ豚キムチを挟んだりして栄養 (?)が偏らないようにしていたというのもある。

 

菓子パンは、だいたい「ナイススティック」だった。

 

つまり、栄養というより、「カロリーが摂れたらそれでヨシ (生きられる)」みたいな考えであり、そんな生活だったのである。

 

 

懐かしい。

 

ただただ、懐かしい。

 

あの頃の私は、まさに生きるか死ぬかのメチャクチャな生活をしていた。

 

今は当時に比べたら見違えるほど健康的な生活をおくっているけども、たまには一平ちゃんを食べようかな、なんてことも思った。

 

 

崖っぷちの味がしたからだ。

ハングリー精神が蘇るような感覚になったのだ。

 

 

もちろん栄養的には「ほぼゼロ」だと思うので「たまに」にしておくけども、たまにはそういうモノを食べて、あの当時のようなハングリー精神を蘇らせるのもアリかなと考えたのであった。

 

 

 

 

なお、話はここで終わらない。

 

 

 

 

────────────────

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今朝、まだ太陽が上り切らない涼しいうちに、最近ハマりつつあるジョギングに出かけた。

 

なんとなく今日は9kmくらい走ろうかなと、キツくなるのを覚悟で走ったのだが、

 

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なぜかスイスイと9km走れてしまったのである。

バテることもなく。

 

 

その時、私は、こう思った。

 

 

もしかして、昨日の一平ちゃん?

炭水化物のかたまりとも言える (むしろ炭水化物しかない)、あの一平ちゃんを食べたから?

 

 

昨日は珍しくパンも食べていた。

惣菜パンとか、甘いパンとか。

 

期せずして、「菓子パン+一平ちゃん」になっていた。

自然と昔の食生活が再現されていた。

 

 

そんなこんなで、わりといつもより多めに炭水化物を摂っていたのだけれど、結果として、今日の9kmジョギング、余裕かつ、いつもよりタイムも良い感じで走り切れてしまったのである。

 

 

たぶんだけど、エネルギー (カロリー)だけは、豊富に体内に蓄積されていたのだと思う。

 

ここで運動しなかったら、それらエネルギー (カロリー)は脂肪なり贅肉になっていたかもだけど、思いっきり燃焼させて、一平ちゃんぶんは消費できた気がする。

 

いやむしろ、いつもより良いペースで走り切ったのだから、いつもよりもカロリー消費率も高い気がする。

 

 

もちろん一平ちゃんは、栄養的にも「たまに」が良いと思う。

下手したら昔みたいに栄養失調でブっ倒れるかもしれないから。

 

 

ただ。

 

 

こうやってエネルギー (カロリー)を摂って、一気に爆発させるのも悪くないな……と思ったりした。

 

また、こんなに動けるほどのカロリーがあったのか、とも思った。

 

だからこそ、大昔、「ほぼ一平ちゃんだけ」でも生き延びられたのかも……とも思った。

 

 

 

私にとっての一平ちゃんは、ある意味、サバイバル食なのかもしれない。

生き残るための食べ物なのかもしれない。

 

 

今後も、「ここぞ」という時に食べるかも。

そう思い、さっきスーパーで一平ちゃんを買った。

我が家の食料ストック倉庫に保存した。

 

「一平ちゃんのある家」になった。

 

 

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