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【読書感想】「木挽町のあだ討ち」(2026年2月映画化)

「木挽町のあだ討ち」 永井紗那子 著

 



2026年2月に映画となるようです。

 

 

 

あらすじ

江戸の街、木挽町での仇討事件。

父・清左衛門の仇討ちのために国を出た息子・菊之助。

いよいよ仇である博徒・作兵衛を見つけ出し、父の仇と襲い掛かる。

体格では劣るものの鮮やかな身のこなしで作兵衛を倒し、首を斬り落とし、見事に成し遂げた。

それから数年後、菊之助が江戸にいた際に世話になっていた芝居小屋・森田座の人々が、それぞれの半生や仇討ちの真相を語っていく。

 

感想

ちょっと前の刃牙っぽい構成でしたが、面白かったです。

最初の仇討ち自体はあっさりと完遂されますが、それを第三者目線でいろんな人にインタビューする形で真相を明らかにしていくという、ちょっとしたミステリー要素。

刃牙の戦闘でも時々ありますよね。

「ん~、やっぱりあなたたちは分かっていない」みたいな。

「え、あの時どうしてたかって?」みたいなね。

 

ストーリー上、なぜインタビューを受ける彼らの半生を述べさせるのか…などは説明はあっても少し強引な気もしましたが、それによって本作は群像劇となり、より面白くなったと思いました。

逆に言うと、オチというか方向性は途中からバレバレなので、そっちを楽しむ作品かもしれません。

みんなそれぞれ数奇な運命をたどった人が集った芝居小屋。

時代小説としてもとっつきやすいかもしれません。

(所々やっぱりわからなかったけど)

 

ふりがな

唯一?の難点として細かいところですが、振り仮名がいまいち。

挨拶、坊主など普通に読める字にはふり仮名が振ってありますが、蘺(まがき)、 総籬(そうまがき、吉原で一番上等な遊郭)や 幇間(ほうかん、男芸者や太鼓持ちと呼ばれ、吉原等にきた男を盛り上がる役の職業)、には振り仮名がありません。

なぜか10回以上出てきた後に振り仮名がつくこともありましたが…

隠亡もずっと「いんぼう」だと思って読み進めると、最後の方で「おんぼう」と振られてました。

何故なんでしょうね?

 

木挽町

調べたところ、木挽町は現在の銀座周辺(東銀座・歌舞伎座の辺り)で、木挽き職人(城の修復などを行う職人)が多く住んでいたことに由来するそうです。

そして芝居小屋が林立していて、そこが江戸時代の芝居のメッカだったそうな。

今でも木挽町って名前がちらほら残っているそうですが、あまり銀座に縁がないと分からないですね。

 




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